つれづれなるままに~緘黙児が発表した!~
●19日から大阪の寝屋川へ行っていた。
19日は、寝屋川のK小学校を訪問。
今、3年生を担任している松森靖行先生の授業を見て、それに解説を加え、そして「1年間をがんばりぬく学級づくり・授業づくり」というテーマで講演。
慌ただしい日程である。
50名ほどの先生たちが参観されていて、教室はぎっしり。
奈良からも駆けつけてこられた先生もおられた。
★
松森先生は、4月23日に前担任先生が辞められたために、急きょ担任を引き継ぎ、2ヶ月ほどが経過しているクラスであった。
やんちゃな子供がかなりいるという状況。
それでも見事に立て直されている。
私は、授業の解説として次のように話した。
★ ★ ★
松森先生レベルの力量になると、4年生以下の学年ならば1ヶ月あれば、十分立て直していけます。5、6年生はもっと時間がかかります。
その力量とは、学級づくりにおいても、授業づくりにおいても、原理・原則の方法論があるということです。
今日の授業は、3つの点についてその方法論がはっきり出ています。
1つは、小刻みな活動で授業で進められていること。
2つ目は、子供たちの活動に対して、フォローがきちんとなされていること。
3つ目は、授業にテンポ・スピードがあること。
★ ★ ★
驚いたのは、この学校の若手の先生たちのエネルギーである。
⒊,4年生のクラスの掲示物や取り組みを見せてもらったのだが、がんばっているなあという様子。
寝屋川は、こういう若手の先生たちが育っているのである。
●20日は、寝屋川のS小学校へ行き、4年生のクラスで私が授業をして、そのあとに研究会という日程。
参加している先生たちは、40名ほど。全部、2月に私が初任研をしている小学校の初任の先生たちである。
3ヶ月が経過して、一番疲れている時期になる。
4年生の授業は、谷川俊太郎さんのいつもの詩の授業。
授業が終わってから校長先生から聞いたのだが、緘黙児が発表したというのである。
周りの子供たちがびっくりしていたのだと…。
2年目の担任の先生もそばにおられたのだが、びっくりされたのであろうと想像できる。
私はまったく分からなかった。
列指名で順番に読ませていた。
その子は普通に読んでいたのである。
とびこみ授業には、こういう事例が出てくる。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 「自己流」で身に付けた力量で対応できなくなっている!(2019.03.16)
- 『教師1年目の教科書』が重版になる!(2019.03.13)
- 再び横浜野口塾のお知らせです(2019.03.10)
- つれづれなるままに~飛行機ができてきた~(2019.03.09)
- 『教師1年目の教科書』(学陽書房)が発売される(2019.03.05)
コメント