つれづれなるままに~中学生に初めて授業をする~
●25日(木)午後3時頃に女満別空港に到着。
晴れ渡っていて、快適な天候。
斜里中学校のI先生に迎えにきてもらう。
車で斜里町へ向かう。
途中で、そびえている斜里岳や羅臼岳が見えてくる。
うっとりする。
斜里町は、美しい街。
長野の安曇野のことを思いだす。
景色の美しさに興奮して町のあちこちをウロウロする。
その夜、校長先生、教頭先生を交えて研究部の先生たちとの懇親会を開いてもらい、オホーツクの海産物を堪能する。
●26日(金)斜里中学校を訪れる。
遠くに斜里岳がくっくりと見え、中2の生徒たちが体育でソフトボールをしている。
それだけで落ち着いた学校だなという感想を持つ。
4時間目、1年B組での国語の詩の授業。
5時間目、1年A組での同じく詩の授業。
初めて中学生に授業をする。
なかなかの手応え。
ほとんど反応は小学生と変わらない。
きちんと反応してくれるし、笑ってもくれる。
うれしくなる。
この斜里中学校も5年前には相当に荒れていたということを聞いて、よくぞこれほどまでに先生たちはがんばられたものだと感心する。
組織は人である。
構成する先生たちのチームワークで、少しずつ組織は立て直されていく。
斜里中学校は、校長先生の陣頭指揮の下にみごとに再生している。
中学校でも大切なのは、きちんとした「授業」であること。
校長先生は力説されていた。
部活も、生徒指導、行事も、大切であるが、中心におくのはやはり「授業」なのだ、と。
とても新鮮な言葉。
中学校の先生からまともにこんなことを聞いたことがなかったからである。
放課後、「日常授業」の改善で先生たちに話をする。
斜里中学校での話が終わったら、急ぎ網走の方へ行く。
網走の道の駅で待ち合わせ。
北見市のO指導主事と、北見市の緑小学校のA教頭先生が迎えに見えている。
遅れていって何とも恐縮する。
27日は学校力向上のアドバイザーとしての学校訪問である。
その夜、緑小の校長先生、教頭先生、研究主任の先生からじっくりと話を聞く。
●27日(金)、朝8:30にO指導主事に迎えに来てもらい、緑小を訪れる。
「うわあ~~、きれいな学校!」という感想。
まさに北海道の学校。運動場が広くて、緑の木々に囲まれている。
2時間目に全部の先生たちのクラスを見て回る。
3時間目は、初任2人の先生の授業を参観する。
若手の先生たちがいっぱい。
5時間目は、4年1組で私の国語の授業。
この授業で訴えたいのは、3つ。
①小刻みな活動
②スピード・テンポ
③フォロー
「日常授業」にこの3つを入れたら、授業は一変する。
そのようなテーマで、授業をする。
休憩時に、校長先生からノートを見せてもらう。
初任の先生の毎時間の授業準備ノート。
7,8冊あっただろうか。
びっくりする。
多くの若い先生たちは、こうしてノートづくりをされているということ。
まさに「日常授業」を大切にする実践である。
この緑小は、きっとすごい学校に成長する。
そんな予感がした。
「あたりまえのことを積み重ねると、特別なことが生み出される」
●28日(土)の夕方、女満別空港から羽田へ帰ってきた。
雨模様の東京。
7月1日からまた、北海道を訪れる。
今度は、江差に行く。また、名寄へ行く。
どんな出会いがあり、どんな学校に出会えるのであろうか。
楽しみでたまらない。
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