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まず「国誉め」をしよう!

  新年度になれば、いつも考えることがある。
 新しい学校へ異動していく場合の心構えについてである。
 

 ほとんどの人が失敗する。
 私もよく失敗した。
 ★
 異動先の学校で、さまざまな場面を否定的に見てしまうことである。
 でも、これは自然なことでもある。

 それはそうだ。
 今まで慣れ親しんだ習慣と違ったところへ行くのであるから。
 

 大脳生理学によれば、人は85%は無意識に行動しているということだから、新しい場所では、無意識が揺り動かされることになる。

 当然不快感が湧き出てくる。
 ★
 だから、このことが分かっていない人は、必ず否定的な発言をしてしまう。
 もちろん、異動してきた同士での会話である。

 「この学校、なんて学校だろうね。子供たちはだらしないし、…先生たちは
  やけにゆったりしているし…」
 「私、3年経ったら早くまた異動しよう!」

 ★
 昔、神事に「国誉め」があった。
 神事というのは、神を祭る行事のこと。
 
 

 古代、ある国に任命された役人が最初にやった仕事になる。
 たとえば、どこかの国に任命されて、その国に最初に行って何をやるかというと、
そこの国がどんなに素晴らしいかを褒め称えることである。
 その行為が、神事だったのである。

 古代の役人たちも、異動していくときには、やはりその国の悪いところを見てしまうということになっていたのではないか。
 だから、「国誉め」という神事が考えられたのであろう。

 ★
 異動先の学校が、否定的に見えてしまうのは当たり前である。
 それは今までの自分の習慣と違うから。

 それを批判するのは、今までのことを全て是としてしまうからである。
 でも、そんなことがありうるはずがない。

  新しい場所には、新しい習慣がある。
 まず、それに慣れ親しんでいくことである。
 いままでにない「新しさ」を発見して、「国誉め」をしよう。
 

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コメント

野中先生のお考えに同感です。自分も、今年度から新任校での勤務となりました。初めての異動で戸惑いや不安ばかりが先行しています。ただ、口から「ここは…」や「前は…」と言いそうになる時は、一度立ち止まって、話そうとした内容を考える事にしています。それが、批判や愚痴なら、グッと飲み込んでいます。そういう言い回しは要注意だと先輩に教えられました。
まずは1年間、新たな空気、文化にどっぷり浸かろと思います。

投稿: 佐藤玄輝 | 2014年4月 6日 (日) 18時12分

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