« つれづれなるままに~新年度が始まった~ | トップページ | 「味噌汁・ご飯」授業本の刊行記念 講演会のお知らせ »

教師として生きられるか生きられないかの問題である

  親しい知り合いの先生から電話をもらう。
 2年目の先生。
 

  今年は3年生の担任ということ。
 まずは順調なスタートをしたようだ。
 ★
 1つ相談があるという。
 

  「クラスに一人1,2年でずっと不登校を繰り返した子がいるのです。
  家庭的にも恵まれていません。
  その子は2日間だけは来ました。ゲームも楽しそうに加わっていました。
  その子が私に耳元で囁くように『ぼく、学校を休んでいたから1,2年生の勉強ほとんど分からないよ』と言ったんです。
  これからどんな指導をすればいいんでしょうか?」
 ★
 この子は、一目で担任を信頼できる存在と受け入れたのではないだろうか。
 そんな感じがした。
 

  やることは決まっている。
 1,2年生でどうしても消化しなければいけない勉強を教えればいいのである。

 3つある。
 
 

  ①繰り上がりの計算36題、繰り下がり36題を覚えさせること。
 ②かけ算九九を覚えさせること。
 ③国語の教科書をすらすら読めるようにすること。

 とりあえず、この3つである。

 宿題にしては駄目だ。それはむずかしい。学校で行う。
 いつやるか。
 

  給食の配膳時間の10分間。この時間だけしかない。
 先生が手をかけられないときは、教科係の子供に手伝ってもらう。

 どのようにさせればいいか。
 3つともその方法を書いたプリントをメールの添付で送ると伝えた。

 ★
 1,2年生の担任が教えなければいけない必須のこととは、上の3つである。
 これを逃しては絶対に駄目である。(もちろん、どうしても無理な子供はいる)
 

  教師として失格だ。
 そのように私は主張している。
 
 

  3年生以上のクラスでも、この3つができていないときは、できるだけ早い時間帯(7月頃までに)で克服させなければいけない。

 そんなことは教師の生命線に関わる。
 教師として生きられるか生きられないかという問題である。

 それはこれからの子供の人生に関わるからである。
  これができていなければ子供は勉強を投げ出してしまう。
 

  でも、これができれば自分で他の勉強にも挑戦できる可能性が出てくる。

  しがみついても教えなければいけない。
 教師の仕事は、子供たちの未来に賭ける仕事だからである。

 ★
 その先生に送った添付のメールがほしいという方は、私にメールをください。
 添付で送ります。12ページになります。

 kazenifukarete●hkg.odn.ne.jp (●のところに@を入れて下さい)

 私の資料などは著作権を放棄しております。
 どうぞ自由にお使い下さい。

|
|

« つれづれなるままに~新年度が始まった~ | トップページ | 「味噌汁・ご飯」授業本の刊行記念 講演会のお知らせ »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

 久しぶりにこの名前で投稿します。
 (3月27日の会ではお世話になり、ありがとうございました。
 始業式から2日立ちました。学校事情でほとんど時間がとれず、明日から学級づくりが本格的に始まります。
 26年目ですが、心して準備します!)

 野中先生のおっしゃるのは、よくわかります。
 この子に必要なのは、上の3つができれば、
④たし算・ひき算の筆算
⑤1年生の漢字の読み書き
⑥2年生の漢字の読み書き
というところでしょうか。

(更に ⑦かけ算(わり算)の筆算 ⑧3年生の漢字の読み(書き) とできればいうことありませんが、無理にやらずにゆったりと行うしかないと思います)

 不登校になっている原因が、学力的なものが絡んでいるとなると、ゆったりとやるしかありません。
 いわゆる発達障害、特別支援を要する子だと、ちょっとでも難しいことには(私たちが思う以上に)極端に拒否反応を起こします。無理させるとまた不登校になってしまいます。
「ここまでよく頑張ったね」という姿勢でのぞむしかないでしょう。
 子どもを見ていないので何ともいえませんが、無理なくゆったりと行うことです。

 参考までに、TOSS代表の向山洋一氏は、
「小学校卒業までに、4年生までの基礎学力を身につけさせることが大事。これができれば、何とか生活できる。
 就職・結婚も困難ではない。
 もし、身につけないと非常に生活が困難になる。多重債務者になるおそれもある」
と述べています。(大体の要旨です。結婚は経済的に可能という意味だと思います。)
 実感として、「確かに・・・」と思います。
 中学校以降の生活で困っていると聞く者のほとんどは、低学力でした。
(多重債務まではわかりませんが・・・・)


 ここ数年、私は2年生を担任することが多く、

①教科書のすらすら読み
②2年生の習得すべき漢字160字のマスター
③たし算ひき算マスター(筆算含)
④かけ算九九のマスター

は、必ず行いました。
 特別支援を要する子(準ずる子含)以外は、習得させてきました。
 
 今年も2年生です。最後まで手を抜かず、確実に行っていきます!!

投稿: TOSS超末端教師より | 2014年4月10日 (木) 01時07分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/520860/59440540

この記事へのトラックバック一覧です: 教師として生きられるか生きられないかの問題である:

« つれづれなるままに~新年度が始まった~ | トップページ | 「味噌汁・ご飯」授業本の刊行記念 講演会のお知らせ »