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学校を変えていくには、まず鉄則から入る~A小学校訪問を終えて~

   大岡川の桜並木の下を歩きながら、今年もA小学校に向かう。
 4年間、4月の始めにずっと通ってきたことになる。

 4年前は、荒れまくっていた学校。
 それがこの4年間で、見事に立て直している。
 
 校長の陣頭指揮、先生たちの苦労を思う。

 「まず、6年生から変えていった!」と校長の弁。
 学校を変えていくときの鉄則通りのことをやられたことになる。

 私の最後の勤務校も、まず手をつけていったのは、高学年を落ち着かせていくことだったのである。
 この学校も荒れまくっていた。
 

  下から変えても駄目だ。
 下は上のマネをする。
 
上を変えていけば、そのうちに落ち着いていく。
 
 

  それから何をするのか。

 森信三先生の言葉を実行することである。
 ★  ★ ★
 時を守り/場を清め/礼を正す
 これ現実界における再建の三大原理にして、
 いかなる時・処にも当てはまるべし。
  ★  ★ ★
  時を守ること。
 学校と教室の時間をきちんと正常に戻すこと。
 

  日課表の通りに動き出すことである。
 チャイムがないならば、復活させることだ。
 

  これは教務主任の仕事になる。
 
 

場を清めること。
 学校全体と教室をきれいにしていくことである。
 荒れてくると汚くなる。
 

  掃除指導を徹底して、全員で学校をきれいにしていく。

 礼を正す。
 挨拶、返事、言葉づかいなどを正しくしていくことになる。

  このことを全職員が一致して当たれば、必ず学校は落ち着いていく。

 ★
 今年も90分話した。
 4年間いる先生は、毎度の話を聞かされたことになる。

 最近は毎度の話でいいと居直っている。
 聞く側が変わっていけば、話も変わって聞けるからである。
 
 

  今年度で校長は退職される。
 私も今回で卒業することになる。
  こんな幸福な機会を持たせてもらったことを感謝したい。

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