アメリカ訪問記①~アメリカでは即退学です~
28日(火)零時5分の羽田発サンフランシスコ行きのJAL。
とにかく飛び立つ。
サンドイッチなどのサービスが出てくるが、食べないで寝る準備。
8時間13分の飛行時間。
アイマスク。耳栓。空気枕。
ずっとウトウト状態で、何とか眠りを確保する。
サンフランシスコ到着は、27日(月)午後4:00。
日付が戻るのである。これがややこしい。
★
難題の入国審査。
前回来たときには、これが分からず、大変な目にあった。
今回はきちんと準備している。
まず、パスポートを提出して、指紋を取る。
指紋の取り方については、日本語で書いてある。
そして、何か質問される。
首をかしげると、「目的!」と言われる。(日本語である)
「あっ、そうだ!」と思って、「サイトシイング」(観光)。(余計なことを言うとややこしくなるので観光で通す)
「ハウロング~~~~」(どのくらいいるのですか?)という質問に、「ワンウィーク」(1週間)と答える。
これだけ。合格である。
ホッとする。
荷物を取り出して、急いで出口へ向かう。
三育学院サンタクララ校のT教頭が迎えに見えている。
三育学院とは、サン・ノゼにある日本人学校(補習校)。
ここで4日間、私が講座を設け、そして3クラスで授業をする。
★
サンフランシスコから1時間ぐらいをかけて、三育学院へ向かう。
授業中である。
この学校は、子供たちが現地校で授業を受けてからかけつけてくる。
だから、授業は夕方の4時頃から7時頃まで3時間。
幼児から中3まで。
国語、社会、算数、理科、生活科(低学年)などの教科。
学年の子供たちは2クラスになっていて、週に2日の登校。
★
夜、校長、教頭と一緒に夕食。
この学校は、シリコンバレーの中心に位置していて、近くの日本料理店へ行く。
何から何まで日本食が揃えられていて、おいしいのである。
さまざまな話をする。
日本の学校教育の現状を話すと、現地校との違いが分かってくる。
日本では、子供たちが校長先生に対して「死ね」などの言葉を投げつけている話をすると驚かれて、「アメリカは、そんな言葉を投げかけたら、その場で即退学です!」と。
アメリカは、「ゼロ・トレランス」という法律があって、教室で勉強の邪魔をしたり、教師に対してひどい言葉を投げかけたりしたら、退学などになる措置が取られる。
学校や教師たちに、きちんとした権限を持たせている。
日本でいまこの法律ができたら、ほとんどの問題は解決して行くに違いないのである。(不可能なことであるが……)
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