« つれづれなるままに~船井幸雄さんが亡くなった~ | トップページ | アメリカ訪問記①~アメリカでは即退学です~ »

『新卒教師時代を生き抜く授業術』が発刊される!

   『新卒教師時代を生き抜く授業術』(明治図書 野中信行・井上雅一朗著)が発刊になった。
 最後の勤務校であった大池小学校で共に高学年担任を担った井上先生との共著になる。

 Cover

「はじめに」で私は次のように書いた。
 ★ ★ ★
はじめに
  
 ある初任者指導研修会でのこと。
 このように問いかけたことがある。
「あなたがたはもしかしたら、これから授業をいっぱい積み重ねていけば、 そのうちに授業の腕があがってくると思っていませんか?」
 ほとんどの初任の先生はこっくりとうなずいている。
 経験さえ積み重ねれば、自然に授業はうまくなっていく。
 そのように考えているのである。
『ああっ、やっぱりそうだったんだ!』と思う。
 このことが思い込みであり、幻想であることは、すぐに分かってくる。
 いっぱい授業を積み重ねている中堅やベテランの先生たちのほとんどが、たいして上手な授業をしていない現実に気づいていくはずである。
 そんなことよりも、そのほとんどの先生たちがまだ「おしゃべり授業」を続けている現実をも確認するはずである。
 この「おしゃべり授業」とは、本文の中に何回も登場してくる授業である。
 初任の先生たちも、必ず最初はこの授業をする。
 ほとんどの授業が説明一本槍で、子供たちの活動はほんのわずか。
 子供たちは、ただ「聞く」だけ、ただ「見る」、ただ「写す」だけの授業になる。
 この授業を克服していくには、意図的な「授業づくり」を試みていかなくてはならない。そうしない限り、いつまでもこの授業を続けていくことになる。
 どのようにして乗り越えていくか。
 それが、この授業術の大きなテーマである。 
  ★
  初任の先生は、最初不安で不安でたまらない。
 子供たちとどのように関係を結んでいけばいいか。
 学級経営はどうしたらうまくいくか。
 最初の授業は、どんな授業をしたらいいのだろうか?
 その中で、一番の不安は、どのように授業をこなしていったらいいかということである。
 そして、月日が経つにつれて、またさまざまな不安が膨れあがる。
 隣のクラスのテストの点数よりうちのクラスが悪いのは、やはり自分の授業が下手なせいだろうか?
 隣のクラスより授業がいつも遅れていくのをどうしたらいいのだろうか? 挙手する子供がいつも固定していくのをどうしたらいいだろうか?
 最初に身につける「授業技術」は何だろうか?
 これらの悩みにも、この授業術の本はきちんと答えている。 
 私は、初任者指導の仕事を3年間してきた。
 だから、初任者がどんなところで悩み、どんなところでつまずくのか、心得ているつもりである。
 さあ、この本を読んで、授業を始めよう。
 もちろん、この授業術の本は、初任者を対象にしているが、若い先生方がもう一度授業をやり直してみたいという心意気にもぴったりの本でもある。この本を書いたのは、井上雅一朗先生と私の二人。
 私はもう退職した身であるが、井上先生はまだまだクラス担任をして頑張っている現役の先生である。
  私の最後の勤務校で、井上先生とは高学年担任という形で何度も一緒に仕事をした同僚でもあった。その井上先生と一緒に、この授業術の本を出せたことはとてもうれしいことである。

    2014年3月              野中 信行

 ★ ★ ★

|
|

« つれづれなるままに~船井幸雄さんが亡くなった~ | トップページ | アメリカ訪問記①~アメリカでは即退学です~ »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

新潟県の山田直美です。ご無沙汰しております。
出版おめでとうございます。一日も早く新刊を読みたいです。

今年度、当校に赴任した新採用の女性教員が、何とか1年間を乗り切る事ができそうです。
最初の初任研で野中先生のご著書をプレゼントしました。教室を注意して見ていると、「全員発言」とか、「給食完食」といった目標を決め、それが達成した時の日付がずらっと並んでいました。
順調かと思いきや、5月中旬、11月上旬に「やばい」と思った事がありました。しかし、学年主任、管理職の協力を得て、乗り切る事ができました。

4月からは、彼女も後輩を迎える予定です。ぜひ、自分が感じた事、学んだ事を後輩に伝えてほしいです。
私も新採用の先生に今度は「黄色本」をプレゼントしようと思います。

長くなりましたが、今後ともご活躍お祈りしております。

投稿: 山田 直美 | 2014年1月26日 (日) 11時10分

山田先生、コメント有難うございます。
 いつも気にかけていただき、ありがとうございます。
 今後ともよろしくお願いします。
 ありがとうございます。

投稿: 野中信行 | 2014年1月26日 (日) 13時10分

 発刊、おめでとうございます。
 先生の明図の本は、ほとんどそろえました。(緑の本がまだです。近々買うつもりです・・・)

 25年目の経験者の私にとっても、読むと足らない点、学ぶべき点は多々出てきます。

 私は係(当番)のチェックシステムを取り入れた結果、仕事をしない子が激減しました。
(ふだをひっくりかえすもの。私は黄色白色の両面マグネットでやっています)
 システムで動かすという主張は、法則化・TOSSから聞いていましたが、なかなか実現できずにいました。
 昨年度から係(当番)が上手く機能するようになりました。

 授業もシステムを意識していますが、ぎくしゃくするところもまだあります。
 ぜひ、この黄色の本で、修正できるところはしたいです。
 1日も早く買いたいですし、「若い」(単なる若さだけでなく、精神的に若く、学ぶ意欲ある)先生にも薦めたいです。

投稿: 一教師より | 2014年1月28日 (火) 20時48分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/520860/59005526

この記事へのトラックバック一覧です: 『新卒教師時代を生き抜く授業術』が発刊される!:

« つれづれなるままに~船井幸雄さんが亡くなった~ | トップページ | アメリカ訪問記①~アメリカでは即退学です~ »