要するに「じたばた」しないことである!
前回のブログに次のようなコメントが入った。
★ ★ ★
全く私と同じ状況です。低学年しか経験がありません。1番やられてるのは、子供達と気持ちが繋がってないこと。どうしたらいいでしょうか。
自分で考えないといけないのですが。
★ ★ ★
いまクラスの状況がブログのようになっているのはごまんとある。
この状況は広がっている。
先生たちの力量がないわけではない。
今まではちゃんと成立してきたのである。
だが、うまくいかなくなっている。
うまくいかなくなっている原因の多くは、子供たちとの「関係づくり」の失敗、破綻である。
でも、もう12月である。
今からこの「関係づくり」を修正するのはむずかしい。
できれば、7月段階までに気づき、9月から大きく修正しなおさなければいけなかったのである。
参考になるのは、私の出した「必ずクラスを立て直す教師の回復術」(学陽書房)である。
★
さて、今からどうするか。
「凌ぐ」以外にない。
自分の教師生活は、うまくいくことばかりではない。
どうにもならない状況を抱え込まなければいけないこともあるのである。
私の教師生活37年間でも、何度かあった。
「凌ぐ」のである。
あと3ヶ月ではないか。
ずっと続くわけではない。
良いときもあれば(そんなに多くはないが)、うまくいかないときもあるのが人生だと心得ることだ。
この「凌ぐ」ときに、その人の全てがあらわれる。
★
クラスがうまくいかないときの「凌ぐ」方法がある。
要するに「じたばた」しないことだ。
こんなとき、子供のご機嫌をとったり、学級会を数多く開いたりして、子供の意見を聞こうとする。
こんなことをしたら、かえって悪くなる。
毅然と、淡々と過ごすことである。
問題行動には、きちんと注意し、叱ることである。
子供たちは、どんなに嫌な言葉を吐いても、担任がそこに居てくれることを望んでいる。
担任として、そこへ居てあげればいい。
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