つれづれなるままに~左手の痛みはほぼ完治しました~
左手の痛みが、ほぼ完治した状態になった。
まだ、人差し指のしびれは残っているが、痛みはもうない。
さまざまにコメントをいただき、ご心配をいただきありがたいことであった。
西洋医学では、4人の医者にかかり、MRIを取っても痛みが分からないという状態だった。
周りの方々の勧めに従って、鍼灸院に行き、2回にわたって揉んでもらうということを経て、ほとんど完治する状態になった。
肩胛骨周辺が異常に堅くなっており、それが神経を圧迫しての痛みであると診断された。ほぼ的確な診断。揉むだけで痛みは消えていった。
あのまま整形外科にかかっていたら、強い抗生物質で胃腸がめちゃくちゃになっていたかもしれない。早々と薬を止めてよかった。
今回は、さまざまな教訓が残った。
★
8日に3年生のクラスで行った授業が終わってから、教室を出ようとすると、一番前に座っていたA君が駆け寄ってきて「野中先生、今日の勉強、おもしろかった!」と耳元で言ってくれた。
授業で大活躍してくれた一人なのだ。
あとで初任の先生に聞くと、「一番困っている一人なのです!」ということ。
フォローなのだ。
フォローが子供たちを動かしていく。
しみじみとそのことに気づく。
★
先日のI 校での授業でも、抜きんでて読むことが上手な男の子がいた。
私は、「天才的だ!」と褒め称えた。
何回も登場させて褒め称えた。
私のこの授業では、彼が主人公であった。
授業を終えて去ろうとすると、その男の子が私の所へ寄ってきて、
「今日の授業はおもしろかった!」と叫んでくれた。
担任の先生にあとで聞くと、
「先週、体調を崩してうんこを漏らして、早引きしてしまったのです。かなり、
落ち込んでいたはずですが、今日のことで盛り返します」
と話してくれた。
うれしいことである。
★
私は「全員参加」の授業を作ろうと提唱している。
でも、授業は、実にシンプルなものをやっている。
「この授業は、谷川俊太郎さんの詩集をぱらぱらとめくりながら見つけて、15分ぐらいで作ったものです。内容は70点ぐらいの授業」
と言いながら、授業の骨組みを3つだけ示す。
格好をつけて言っているのではない。
ただそれだけの授業なのである。
「味噌汁・ご飯」授業は、そうなのである。
それでも、子供たちが「おもしろい!」と言ってくれる。
多くの教材研究をして、巧みな授業技術を数多く駆使して、「すごい!」と唸るような授業をすることもたまには必要であろうが、日常はそうはいかない。
私はそんな授業は興味がない。
シンプルなものがいい。
シンプルさの中には、子供たちを集中させていく何かがあるのである。
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