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2013年8月

なぜ児童尊重型の「学級づくり」がうまくいかないのか①~論文が明らかにした~

   すごい論文が飛び込んできた。
 

 東京学芸大学の山田雅彦先生と東京都の小学校教諭森田純先生共著の論文。
 
 森田純・山田雅彦 2013 「学級経営に影響を及ぼす教師ー児童関係に関する質問紙調査」 東京学芸大学 教育学講座 学校教育学分野・生涯教育学分野『教育学研究年報』32,23,37

 山田先生が橫藤雅人校長に文書が送られ、橫藤先生の方から私の方へ届けられた。
 その中には、
 山田先生からは次のように書き添えられていた。

 ★ ★ ★
 「縦糸・横糸理論」を実証する根拠の一つになるかと思い、抜き刷りをお届けする次第です。今後の研究・教育活動にお役立ていただければ幸いです。
 ★ ★ ★

 その論文は、次の所からダウンロードできる。論文の19 である。

 http://www.u-gakugei.ac.jp/~yamadama/papers/papers.html

 ★
 何がすごいのか。
 この論文は、橫藤と私が学陽書房から出した本「必ずクラスがまとまる教師の成功術」を参考にされて、実際に児童1102人と学級担任36人の質問紙調査により、縦糸・横糸の有効性を実証されている。
 

 画期的論文だ。
  これから学級をどのように作っていくのかの方向が確実に示されたと、私は考える。
 

 まず、論文の要旨をあげておきたい。

 ★ ★ ★

  日本語要旨

   学級経営に影響を及ぼす教師ー児童関係に関する質問紙調査

                 森田  純(八王子市立南大沢小学校)
                 山田 雅彦(東京学芸大学)

 本論文の課題は、児童がどのような傾向の学級で居心地良く過ごせているかを明らかにして、学級経営の指針として提案することである。
 児童・生徒集団の望ましい経営には、教師への敬語の使用を含む学級内のルールの徹底(上下関係)と、教師と児童・生徒の間のフラットな心の通じ合い(水平関係)の二つの側面がある。学校教育の場においては、両者のどちらをより重視するかに応じて、指導重視型(上下関係優先型)と児童尊重型(水平関係優先型)の二つのスタイルが併存してきた。本論文では、上下関係や水平関係に関する具体的な質問項目を含む教師と児童への質問紙調査によって、上下関係と水平関係の適切な関係を実証的に明らかにした。
 児童1102名と彼らの学級担任である教師36名を対象とする質問紙調査により、児童の学級内での社会性と教師が自覚する学級経営傾向の相関を求めたところ、以下の2点が明らかになった。
  ①児童の社会性が高い学級の担任は、教師と児童の上下関係(ルールの徹底)を確立  し、教師と児童および児童間の水平関係(フラットな心の通じ合い)も確立した学  級経営を行っていると自覚している。
 ②児童の社会性が低く友達関係を育みにくい学級の担任の学級経営スタイルは、水平  関係に偏っている。
 この結果、望ましい学級経営のあり方は、まず学級内の上下関係を確立してから水平関係を確立してゆく、指導重視型に近いスタイルであることを示す実証的根拠が得られた。 
 
 キーワード:学級経営、質問紙調査、規律、社会的スキル

 ★ ★ ★

 横糸を張ることから入っていく「学級づくり」。
 これは初任者などに多く見られる「友達先生」の典型なのだが、これがなぜうまくいかないのかが実証的に明らかにされている。 

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つれづれなるままに~夏の巡業が終わった~

   8月26日は私の誕生日。66歳になった。
 フェイスブックでは、多くの人たちからお祝いのメッセージをもらった。
 

 その中で、26日はマザーテレサと同じだと教えてくれた人があった。
 光栄なことだ。
 

 あと50年現役を続けてほしいと書かれてあったものもあった。(笑)
 116歳になる。
 そんな!そんな!
 ★
 27日は、愛知県の東海市教育委員会の「若手教員パワーアップ研修会」。
 28日は、朝五時半に起きて、鳥取へ向かった。
 

 鳥取市立の浜坂小学校の研修会へ招かれてのものである。
 5時間目の全クラスの授業を見せていただいた。
 

 落ち着いた子供たち。とくに高学年の子供たちの落ち着きが目立った。
 夏休み明け2日目なのである。
 

 先生たちのがんばりが、こうしたクラスを作り上げている。
 

 放課後、夏休み明けの学級づくりについて話をする。
 近隣校の先生たちを合わせて60名ぐらい。
 ★
 29日に帰る鳥取空港で、20世紀梨を東京へ帰る客にさしあげるというイベントにぶつかった。テレビカメラがいっぱい。
 「インタビューお願いします!」と。
 

 最近は、さまざまな研修会で突然の質問にも十分対応できる答え方ができているので、どぎまぎしないで答えることができる。
 ★
 7,8月続いた夏の巡業が終わった。
 9月は少しホットする時間ができる。
 

 と思っていたら、来年の3月に本にする原稿と、小学館の教育技術の原稿があるのである。
 まず、この原稿に取りかからなければいけない。 

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つれづれなるままに~新しい季節が近づいてきた~

  ●岡山県笠岡市に行く。
「かぶとがに」で有名なところである。
 

 昨年の12月の末に伺い、再びこの8月に講座を設けている。
 70名ほどの若い先生方。
 

 「若手教員パワーアップ研修会」である。
 講座は、3時間。
 

 1つは、「学級づくりで立て直す」~1年間の戦略を考える。
 2つ目は、「2学期からの学級経営を見直そう」
 3つ目は、「子供たちとの関係づくり」~縦糸・横糸の張り方~
 ★
 

 教育界では、まだほとんど認知されていないのだが、私は今「学級づくり」は何よりも「授業」より優先して構築しなければならない課題であることを訴えている。

 今回も、そのための原理・原則を6つ提起している。

 勝負は1ヶ月。

 もうすでに終わっている。

 だが、まだもう1回チャンスが訪れる。

 銀の時間。夏休み明け1週間になる。

 「金の時間」が4月の1ヶ月とするならば、「銀の時間」は1週間しか残されていない。 瞬く間に、もう一度勝負をしなければいけない。

 7月までの学級づくり(学級経営)の問題点を見直して、作り替えていくのである。 

 ★  

●岡山も暑かった。大変な暑さ。
 横浜へ帰ってきて、夜しばしの雨。ほっとする時間。
 

 何ともなつかしい雨の音になる。
 

 
 もう学校が始まるのである。
 こんな暑さの中で大変なことである。
 
 それでも散歩のさなかにふいと吹いてくる風に、秋を感じる。
 微かだが、…。

 詩人の高田敏子さんは、この時期を次のような詩に託している。

                    高田敏子

 夏休みを積み込んで/汽車は行ってしまった

 

  がらんとした駅のホームには/カンナの花ばかり赤く
  少女は耳をすまして/次に運ばれてくるものを/待っている

 

  山すそのあたりに汽笛が鳴り/新しい季節が近づいてきた

 

  少女たちは いつもこうして/何かを待ちつづける
   
 

  ★
 長い夏が終わろうとしている。
 昨年は、この時期に体調を崩してあわや入院かと思われたが、今年は元気である。
 
 体調が悪くなると必ず出てくる口内炎も、ほとんど出なかった。
 これはあることを毎日行った結果である。(と私は思っている)

 

 もう2つ、8月中に講座が残っている。
 27日に東海市。28日に鳥取へ行く。

 

 元気にこの夏を締めくくりたい。  

 

 

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新潟十日町での「味噌汁・ご飯」授業研究会

   17,18日と新潟十日町へ行ってきた。
 「味噌汁・ご飯」授業研究会の皆さん総勢10名の方と一緒である。
 

 17日には、庭野先生や事務の仕事を一手に仕切ってもらった山田先生と一緒に懇親会をもった。
 長野から駆けつけてこられたM先生も加わられて賑やかになった。
 

 この地での地酒をさかんに飲んで、「うまい!うまい!」と連発。
 やはり、新潟の酒である。どこの酒もおいしい。
 ★
 18日、朝8時30分頃に今回の会場校U小学校へ行くと、全職員の方がさまざまな作業をされていた。
 日曜日なのである。私達はさかんに恐縮する。
 

 授業をする清水先生と私は、子供たちが控えている教室へ出掛けていき、挨拶をする。
 元気な子供たち。ちょっと安心する。
 ★
 この日、臨時に設けられた授業会場(ランチルーム)で、2つの授業、2つの講演(堀裕嗣先生と私)、パネルディスカッションを行う。
 

 暑い日で、クーラーが設置されてなかったら、とてもできなかったであろう。
 ちょうどこの学校だけが十日町ではクーラーが設置されているということ。
 幸運である。
 ★
 私達の主張をどれだけ訴えられたかどうか。
 まあ70点ということであろうか。
 

 私達が主張する「日常授業」は70点でいいというものであるが、ちょうどそれに見合っている。
 これから何を追求していかなくてはならないのか。
 

 こうした会を開いていくことで一つずつ明らかになっていく。

 この講座を企画してもらった庭野先生、それを受け入れてもらったU小学校、わざわざ私達の会に参戦してもらった堀裕嗣先生、事務を支えてもらった2人の山田先生、ほんとうにありがとうございました。
 ★
 私達「味噌汁・ご飯」授業研究会は、あと2年半で解散である。
 最初から解散の日取りを決めて、それに向けて取り組んでいこうというものである。
 

 どれだけの問題提起ができるかどうか。
 そこにかかっている。 

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つれづれなるままに~残暑お見舞い申し上げます~

  ●12日から15日まで郷里の佐賀へ帰っていた。
 91歳になる母の元に訪れ、お墓参りをした。
 
 

  佐賀は相変わらず「ク~~~あつか~~~」(佐賀弁)という状態であった。
 佐賀市内には一日だけいて、女房の実家のある鹿島(谷所)の方へ行った。

●そこに2日泊まったのだが、すぐそばにある山から吹き下ろしてくる山風は何とも心地良い冷風で、ほっこりした気分になった。
 
 

   遠くの山の緑を眺め、夜には虫たちの音色に耳を傾けていると、時間がゆっくりと流れていく。
 しばらく忘れていた感覚である。

●15日の夕方に横浜へ戻ってくる。
 おさまることがない暑さが続いていた。
 

 メールの返事や方々への連絡で夜までかかり、その日はぐったりとして休む。

●いよいよ、新潟十日町の研究会である。
 庭野三省先生のご尽力で、「味噌汁・ご飯」授業研究会を開くことができる。
 ありがたいことである。
 
 

 私たちのメンバーも10人乗り込む。
  私達も含めて70名ほどの参加者があるという。
 
 

 こんな暑さの中を集まってもらえる。
 ほんとに感謝したい。
 
 

 18日は日曜日になる。
 こんな日に、4年生の子供たち26人が学校へ登校してくれる。
 
 

 U小学校の校長先生はじめ職員の方、担任の先生には大感謝である。
 
 

 2時間、私たち研究会メンバーが授業をする。
 国語と道徳。
 私も道徳を授業する。
 
 

 さて、どうなることか。

●友人が「『味噌汁・ご飯』授業なんて、皆さんを集めて行う授業になるのか?」と問いかけたが、確かにその通りである。
 

 皆さんがわくわくするような、「ごちそう授業」ではない。
 
 「日常授業」を提案するのであるから、どこにでも転がっている、平凡の授業になる。 そんな提案にどんな意味があるのか。
 
 

 その問いかけに答えられなければいけない。
 提案する授業の中に、私達の主張がきちんと入っていなくてはならない。
 
 

 なぜ「日常授業」なのか?
 今まで「日常授業」なんかほとんど授業研究されることがなかったのが、なぜ今そんなことをするのか?
 

 日常授業をどんな形で改善していこうとするのか?
 
 さまざまな問いかけが突きつけられる。

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つれづれなるままに

   ● 8月5日は、平塚での講座。
      教務主任の先生たちへの講座である。
 
  

        これからの平塚を背負っていかれる先生たちへ、「今、学校づくり、学級 

     づくりで、 大切にしていくことは何か」というテーマで2時間話をする。
  ところどころでグループ演習を入れる。
 
 

       「平塚のレベルが問われます」などと言いながら、演習問題を提起する。
    先生たちはみごとに対応される。
 
  

        さすがに教務主任の先生たちである。
  私は、今考えていることをまとめて提起することができて、とてもうれしい一

     日。
 

● 8月9日は、朝4時起きで茨城の坂東市へ向かう。
  8時30分までに茨城の守谷駅までに行かなくてはならない。
  
  

    東京駅へ行き、秋葉原まで山手線。そこから「つくばエクスプレス」で守谷駅まで。  
    守谷駅に指導主事の先生が迎えにきてもらえる。
  そこからまた40分。

  市民音楽ホールのベルフォーレでの講演。
  坂東市の小中の先生たちが集合されている。300名ぐらい。

  読売新聞での私の叱り方の記事を見て、教育次長さんがぜひとも呼ぶように言われ たということ。ありがたいことである。

   90分。(正確には93分)びっしりと話をする。

  教育長や指導主事の先生たちと昼食を一緒にして、急ぎ横浜へ帰ってくる。

  その後、「風立ちぬ」を見る。

● 10日、11日は、これから行う4つの講座のパワーポイントづくり。
  12日から15日まで郷里の佐賀へ帰るので、もう必死である。

  何とか作り終えて、ほっとする。
  これから暑い、暑い、佐賀へ帰る。
  

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あなた!生きて!~「風立ちぬ」を見ました!

   茨城の坂東市の講演会の帰りに、横浜西口のムービルで「風立ちぬ」を見た。
 
 

 「もう20分ばかり過ぎているのですが、いいでしょうか?」
 「いいです!」
 
 

 薄暗い客席へと入る。
 今日は金曜日なのに、館内はびっしり。
 ★
 戦争時代の作品しかもゼロ戦を作るという時代なのに、戦争のシーンや戦闘のシーンはまったくない。
 

 これは意図的である。
 悲惨な戦争場面や、悲惨な人々の姿の映画などは、もはや人々に訴える何かをなくしている。
 

 そのように宮崎駿は考えたのであろう。
 ★
 この映画はさまざまな意図が含み混まれている。
 
 でも、私が読み取った一番の意図は、これからの時代をどのように生きるのかを宮崎駿なりに指し示していくということではないだろうか。
 

 私にはそのように思えた。
 
 堀越二郎と菜穂子の出会い―結婚―別れ。
 この過程の中で、印象的な言葉が飛び出してくる。

 「生きてるってステキですね」
 「私たちには時間がありません」
 「持ち時間は10年だよ」
 「あなた!生きて!」

 ★
 宮崎駿は、朝日新聞夕刊(2013.7.12)で次のように語っている。

  時間がないんです。映画も時間がないんですけど、本人たちの時間も
  ないんです。切迫した時代に生きた人たちは皆そうだったんじゃない
  でしょうか。これからそういう時代が来ます。だからこそこの作品は
  作る意味があると思いました。

  ★
   喀血をした菜穂子が入院していた高原病院から抜け出して二郎のもとへかけつける。
 

 もう先がないと菜穂子は覚悟をしている。すぐに結婚式をあげ、二人だけでしばし
の時間を過ごす。素晴らしい時間。
 
 

 そして、ある日菜穂子は、一人静かに高原病院へ戻っていく。
   別れの時間が来たのである。
 

 出会いと別れが、みごとな映像で描かれていく。

  ★
 おそらく宮崎駿は、あの緊迫した時代の中で、堀辰雄と堀越二郎の融合させた架空の二郎像を造り出し、菜穂子との出会いと別れを通して、生きることの意味を問おうとしたのだろうと、私はそのように映画を見たのであった。

 できればどこかで見逃した20分間を見てみたいのだが…。

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『THE 教師力』堀裕嗣編・THE 教師力編集委員会著・明治図書・1050円・近日刊行

   堀裕嗣さんがフェイスブックで宣伝をしていた。
 
 ★ ★ ★
 『THE 教師力』堀裕嗣編・THE 教師力編集委員会著・明治図書・1050円・近日刊行
どうだ!と胸を張りたい気分です。これから続々刊行されます。この企画の立ち上げを今年度の一番大きな仕事と位置づけています。
 http://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-097118-3
  ★ ★ ★
 私も、参加している。
 ★

『THE 教師力』堀裕嗣編/THE 教師力編集委員会著/明治図書

執筆者:青山新吾/赤坂真二/池田修/石川晋/糸井登/大谷和明/金山健一/佐藤幸司/多賀一郎/寺崎賢一/中村健一/西川純/野中信行/堀裕嗣/堀川真理/山田洋一

あとがき

 「教師力」という語が世間に流布して10年を迎える。学級崩壊、保護者クレーム、指導力不足教員、不適格教員などをはじめとして、教師の力量が社会問題化するなか、朝日新聞がこの語をつくって以来、この語が用いられるようになった一定の効果もあったように思う。ただし、マスコミでは、様々な事件、様々な問題が起こるなか、この語が都合よく使われてきたという感がある。

 いま、16人の論客の「教師像」を読み終えて、その共通点と相違点とに思いを馳せている。教育界で活躍する16人の「教師力」の概念には、この学校に逆風吹きすさぶ時代においてなお、教育を肯定的に見ようとの志にあふれている。子どもたちを肯定的に捉えようとの眼差しにあふれてもいる。細かいところで齟齬はあるにせよ、この志をもつ人たちが活躍する世界なら、まだまだ捨てたものじゃないじゃないかと思われる、それどころかもしかしたら未来は明るいのかもしれないとさえ感じられる、そんな感慨を抱いた。今回、「教師力」の内実を様々な実践家・研究者に語っていただこうと、この企画を考えた甲斐があったとある種の喜びを感じている。

 突然の執筆依頼を快くお引き受けいただいた執筆者の皆さん、そしてこの「THE 教師力」という奇妙な企画を形にしてくれた及川誠さんに感謝申し上げる。

 J-WALK/何も言えなくて…夏 を聴きながら
2013年5月27日 自宅書斎にて 堀 裕嗣

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十日町での「味噌汁・ご飯」授業研究会の案内

                                                                  平成25年7月吉日
各位
                       「味噌汁・ご飯の授業」研究会代表 野中信行
                      十日町市教育委員会 教育委員長  庭野三省 
          “日常の授業”を充実させる研修会のご案内

 「研究授業をして授業力を高める」という考え方で,日本の学校では校内研修が展開され,研究会も数多く公開されています。そこで教師や学校は,研究授業や研究会に特別なエネルギーを費やします。しかし一方で日々に行われている“日常の授業”は,どうなっているのでしょうか。
 こういう問題意識で野中信行と庭野三省は,数年前から交流を重ねてきました。そこで標記のような研修会を開き,学校現場に問題提起をします。
 野中は,日常の授業が,「①ずっと説明しながら授業を進める ②ときどき,発問する ③3,4人のいつものメンバーが答える ④先に進む」にならないようにするための日常の授業の改善策を提案しています。横浜近郊の研修仲間で「味噌汁・ご飯」の研究会を立ち上げ,その成果をこの研修会で主張します。
 庭野は校長時代の授業実践から,日常の授業を充実させるためには,教師が「機嫌良く」授業をすることが大切であると気づきました。
 二人の問題意識は重なっています。“日常の授業”を充実させて,学力保障をし,学級づくりを展開していく,この流れのなかで学校づくりをしていくことの大切さです。
夏休み,それも日曜日の研修会ですが、幸い,会場校の上野小学校の教職員,保護者の皆様のご理解を得て,子供たちから登校してもらい,実際の“日常の授業”を見ていただくことができます。
2学期からの校内研修や日常の授業を充実させたい,と願っている先生方の積極的なご参加をお待ちしています。

                                      記

1 日時 平成25年8月18日(日) 午前9時より受付開始

2 会場 新潟県十日町市立上野小学校(十日町市上野甲1376)

3 会費 3000円(ただし800円程度の昼食代を含む。会費中,200円分は東日本大震災の義捐金とします。)

4 日程
  公開授業 その1 国語(4年)  9時30分~10時15分 授業者 清水 大格
  公開授業 その2 道徳(4年) 10時30分~11時15分 授業者 野中 信行
  ミニ講座 授業提案者の主張  11時30分~12時00分 (各15分ずつ)
  
  昼食休憩           12時00分~13時00分
  
  

    講演 その1 “日常実践”で教師力を高める具体策(仮題) 堀 裕嗣   
                 13時00分~13時45分
 ※堀先生は札幌市の中学校の国語教師で,今最も全国で活躍されて
  いる教師のお一人です。今回,18日~19日と十日町市教育センター主催の研修会の講師として,当地にお出でになります。そこでゲストテーチャーとして,日常実践で教師力を高める具体策を存分に語っていただきます。
  
  

    講演 その2 日常授業を高める教師の生き方 

                                                      14時00分~14時45分 野中 信行
  
  シンポジウム 日常授業を高める教師のあり方 15時00分~16時00分
       登壇者  堀 裕嗣  野中 信行  井上雅一朗(研究会メンバー)
             山田 弘史(千手小) 服部 京(上野小)
                       司会;庭野 三省
   

  講師との書籍交流              16時10分~16時30分
       ※野中の学級づくりに関する書籍と堀先生の幅広い実践をまとめた                             書籍を販売し,参加者と交流します。
                           
5 その他
① 会場の都合で100名先着順とします。早めに申し込んで下さい。(〆切7月末)
② 駐車場はグラウンドを開放しますが,相乗り大歓迎です。
③ 研修会終了後,夕食会を兼ねた交流会を開きます。アルコールなしで,美味しい蕎麦(総本店
    小嶋屋)を賞味しながら,交流を深めます。(会費 1500円)ご希望の方は,お申込み下さい。
   
《申し込み・問い合わせ》
      〒948-0134 新潟県十日町市上新井32  

                       十日町市立千手小学校 山田 弘史
             ℡   025-768-2009
             E-mail senju-els@edu.city.tokamachi.niigata.jp
                  件名は【日常の授業研修会】でお願いします。
             Fax    025-768-2966
*FAXでお申し込みの方は,下記の内容を記入され,このまま山田までお申し込みください。
   

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つれづれなるままに

  ● 7月25日、神奈川県のY市の初任者拠点校指導教員、校内指導教員の研究会で講座 を設けた。
  40名ほどの先生たち。
  

 
  退職されて、この任につかれている方もいる。
  2つのテーマで講演をする。
 
 

 「初任者が陥る問題点と初任者指導の役割」「2学期からの学級経営の役割」
  私も3年間初任者指導の仕事をしてきたので、初任者指導の難しさがよく分かっている。
 
 

 「ご苦労様です」という気持ちである。

● 8月2日、福島県郡山で学級経営講座。
  90名ほどの先生たち。
 
 

  朝、車両事故で新幹線が動いていない。
  あわてた。
 
 

  14:00からの開会である。
  急いで東京駅へ行く。
 
  大混乱している。
 

 「郡山へ行きたいのですが、…」
 「とにかく自由席に乗って頂いて、早く行かれた方がいいです」という答え。
 
  運良く自由席はすいていて、早めに郡山へ着く。
 
 

 「2学期からの学級経営を見直そう」「織物モデルで考える教師の立ち位置」というテーマで行う。
  織物モデルは、演習形式で進める。
 
 

 時間びっしりで、2時間40分。最後は時間がなくて、あわてる。 

●今週は、6日に神奈川県平塚市へ行って、教務主任の先生たちへ話をする。
 これから平塚市を背負っていく先生たちである。
 
 これからの学校の役割、学級の役割について話をしたい。

 9日には、茨城の坂東市へ行く。350名の先生方が集まられる。
 「学級づくりを成功させる大切なポイント」~「ほめ方」「叱り方」を考える~というテーマ。
 

 大きなホールでの講演であろう。
 私が一番苦手にすることである。

 始まりが、AM10:00なので、自宅を朝の6時前に出発。

●来年の2月に明治図書から出版する「新卒教師時代シリーズ」の原稿を書き上げる。
 今回は、現場の先生2人との共著になる。

 「新卒教師時代を生き抜く授業術」(仮)という書名で授業のことを本格的に扱っている。
 初任の先生が、どのように授業を始め、どのようなところに気をつけて、どのように授業をこなしていくのかを本格的に書いている。

 とりあえず、私の分は終了する。
 とにかく肩の荷が1つ下りる。

●このようにあわただしく過ごしている。
 昨年は、8月末に虚血性腸炎になったので、今年は健康には十分な注意を払っている。 
 今までのところ、順調である。

 ずっと左目が充血して処方された目薬が必要だったのだが、ここ数ヶ月ぴたりと止んだ。充血しなくなったのである。

 これは朝必ず行う両手振り体操の成果であろう。
 
 持病の口内炎も、ここ1ヶ月ばかりぴたりと止んでいる。 
  最近は特に口内炎に悩まされてきた。
 仕事が立て込んでくるととたんに出てきた。

 ところが、これも大丈夫。
 どうしてだろうと思っている。

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