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北海道の網走小学校を訪れました!

   17日、時間通りに女満別空港に着く。
 校長先生の出迎えを受ける。ありがたいものである。
 
 

 網走までの道すがら、網走監獄、流氷記念館などを見学させてもらう。
 網走監獄には、ちょっと驚く。
 
 

 以前の刑務所をそっくり移動させて、現在のこの記念の施設を作ってある。
「世界遺産級の施設だ!」と思う。とにかくすごい施設だ。
 よく保存されている。
 ★
 その夜、網走教育委員会の教育長、教育支援課長、校長、教頭先生の歓待を受けて、網走のことについてさまざまに話を聞く。
 
 

 教育長は、次の日も網走小の授業参観に来られたり、私の講座を受けられたりした。
 しかも、指導主事の先生と共に、まん前の席に座られての受講である。
 
 

 この姿勢が、網走全体の教育に染み渡っている感じがした。
 ★
 18日、2,3時間目に初任者の授業を見て、4時間目が反省会、5時間目が私の授業、その後私の講座という日程であった。

 空いている時間は、1時間目しかない。

 校長先生にお願いして、ぜひともS先生の授業を見せてほしい、と…。
  突然の授業参観にしてほしい、と…。(S先生は、7:45に連絡を受けたと言われていた)

 S先生には、まだお会いしたことはない。
 だが、噂で聞いていた先生である。
 フェイスブックでは挨拶を受けていた「知り合い」である。
 
 ★
 6年生の国語の授業。
 枕草子などの古典を暗唱する授業。

 驚いた。
 久しぶりに見た、レベルの高い授業。
 
 校長先生は、「いつ行っても、S先生は、レベルの高い授業をしている!」ということ。
 日頃もこういう授業を徹底しているのである。

 どんな授業をしていたのか。

 「小刻みな『活動』」を使って、子供たちを動かしているのである。
 一時の空白の時間がない。
 全員を縦横に動かして、暗唱を徹底しているのである。
 
 「恐るべし」S先生である。
  ★
  2人の初任者の先生の授業も、初任者としては申し分がない授業。

  おそらく、この網走小学校の先生たち全体が、かなり高いレベルの授業をされているのではないかと想像することができた。
 この学校は研究校なのである。

  ★
 その夜の先生たちとの懇親会は、楽しかった。

  料理もうまく、鯨料理も私一人で食べてしまった。
 調査捕鯨が国際司法で裁かれようとする中で、最後の鯨料理なのではないかと思いつつ食べた。

 私は、特に初任の先生に、授業がうまくなる研究方法を提案した。
 これは私達の「味噌汁・ご飯」授業研究会で採用した方法で、授業の点検・改善として使っているものである。

 「一人研究授業」。

 このブログで何回も紹介したものである。
 ★

 今現場にいる先生たちが、自分の授業の向上をどこで図っているか。
 ほとんどの先生は、図っていないのである。

 数多く授業をやれば、そのうちに何とかなると「幻想」をもっている。
 何ともならないのである。

 ずっと下手のままである。それは中堅やベテランの教師たちを見れば、はっきり証明されていることではないか。

 今まで、学校は重点研究として「研究授業」をしてその向上を図ろうとしてきたはずである。
 しかし、その「研究授業」が教師たちの授業力量の向上に寄与しなくなっている。
 これが現実である。

 私は、授業技量の向上ということで言えば、ほとんどの教師が「野ざらし状態」になっていると思っている。

 ★
 だから、「一人研究授業」を打ち出している。

 この方法は簡単である。

  ①自分の「日常授業」を録音する。
   ※ビデオに撮るよりも、録音する方がいい。ビデオの場合は、雑多の物が
    入り込んでしまう。
   ※最初は、そのまま取るということでいいが、視点を決めて授業を試みると
    いうことを始めた方がいい。
  

  ②がまんして聞く。
   ※最後まで聞くというのは、最初は大変なことであるが、やり抜く。
    子供は、その授業を毎日受けているのである。
  

  ③感想をメモする。
   ※視点を決めていたら、その視点からまとめる。
   ※口癖、無駄な言葉などをメモする。
  

  ④1ヶ月に一度は行う。

 これだけである。気持ちさえあれば、いつでもできる。
 上記にあげたS先生は、ある時期毎日これをやったと言われていた。

 授業がうまい先生たちは、これを経てきているのである。

  「いつでもできる」というのはある意味危険である。忙しさに追われて流れてしまうからである。
 感想は、初任者指導の先生かあるいは校長先生に提出するようにすると続けられる。

 ★
 初任者は、これを1年間に12回やれば、研究授業を数多くやったよりも効果をあげると考えている。

 研究授業は、指導案がネックになるからである。
 これに精力が使われて、授業までいかないという初任者は多い。
 

 指導案の在り方も、これからぜひとも変えていかなくてはならない代物になる。
 ★
 19日、女満別空港。空の青さが際立つ。
 「ああっ、この青さは、カリフォルニアの空の青さだ!」
 

 4年前に訪れたカリフォルニアの、あの空の青さ。
 心に染みこんでいくような青さ。
 
 

 網走の空と、大地と、そして海。 
  北海道の素晴らしさを満喫している。

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