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2013年6月

新潟で「味噌汁・ご飯」授業公開研究会が開かれる~8/18新潟十日町~

  6月29日の研究会が終わったら、次の研究会が待っている。
 今度は、新潟十日町で「味噌汁・ご飯」授業公開研究会が行われる。
 

 十日町教育委員会教育委員長 庭野三省先生に企画していただいた。
 新潟県内各市町村教育委員会に配付されたチラシは、以下の通りである。
 

 今回は、北海道の堀裕嗣先生が講師の一人として参加してもらえる。ありがたいことである。
 

 夏休みの真っ最中。授業は、十日町市立上野小学校で4年生のクラスで行う。
 私達の研究仲間である清水と私が行う。
 

 もちろん、「味噌汁・ご飯」授業である。
 参加いただければありがたい。

平成25年7月吉日
各位
                       「味噌汁・ご飯の授業」研究会代表 野中信行
                      十日町市教育委員会 教育委員長  庭野三省 
          “日常の授業”を充実させる研修会のご案内

 「研究授業をして授業力を高める」という考え方で,日本の学校では校内研修が展開され,研究会も数多く公開されています。そこで教師や学校は,研究授業や研究会に特別なエネルギーを費やします。しかし一方で日々に行われている“日常の授業”は,どうなっているのでしょうか。
 こういう問題意識で野中信行と庭野三省は,数年前から交流を重ねてきました。そこで標記のような研修会を開き,学校現場に問題提起をします。
 野中は,日常の授業が,「①ずっと説明しながら授業を進める ②ときどき,発問する ③3,4人のいつものメンバーが答える ④先に進む」にならないようにするための日常の授業の改善策を提案しています。横浜近郊の研修仲間で「味噌汁・ご飯」の研究会を立ち上げ,その成果をこの研修会で主張します。
 庭野は校長時代の授業実践から,日常の授業を充実させるためには,教師が「機嫌良く」授業をすることが大切であると気づきました。
 二人の問題意識は重なっています。“日常の授業”を充実させて,学力保障をし,学級づくりを展開していく,この流れのなかで学校づくりをしていくことの大切さです。
夏休み,それも日曜日の研修会ですが、幸い,会場校の上野小学校の教職員,保護者の皆様のご理解を得て,子供たちから登校してもらい,実際の“日常の授業”を見ていただくことができます。
2学期からの校内研修や日常の授業を充実させたい,と願っている先生方の積極的なご参加をお待ちしています。

                                      記

1 日時 平成25年8月18日(日) 午前9時より受付開始

2 会場 新潟県十日町市立上野小学校(十日町市上野甲1376)

3 会費 3000円(ただし800円程度の昼食代を含む。会費中,200円分は東日本大震災の義捐金とします。)

4 日程
  公開授業 その1 国語(4年)  9時30分~10時15分 授業者 清水 大格
  公開授業 その2 道徳(4年) 10時30分~11時15分 授業者 野中 信行
  ミニ講座 授業提案者の主張  11時30分~12時00分 (各15分ずつ)
  
  昼食休憩           12時00分~13時00分
  
  講演 その1 “日常実践”で教師力を高める具体策(仮題) 堀 裕嗣   
                 13時00分~13時45分
      ※堀先生は札幌市の中学校の国語教師で,今最も全国で活躍されて
       いる教師のお一人です。今回,18日~19日と十日町市教育センタ
       ー主催の研修会の講師として,当地にお出でになります。そこでゲ
       ストテーチャーとして,日常実践で教師力を高める具体策を存分に
       語っていただきます。
  
  

  講演 その2 日常授業を高める教師の生き方 14時00分~14時45分 野中  

                                 信行  
  

  シンポジウム 日常授業を高める教師のあり方 15時00分~16時00分
           登壇者  堀 裕嗣  野中 信行  野中の研究グループ(1人)
                       山田 弘史(千手小) 服部 京(上野小)
                       司会;庭野 三省
   講師との書籍交流              16時10分~16時30分
       ※野中の学級づくりに関する書籍と堀先生の幅広い実践をまとめた                             書籍を販売し,参加者と交流します。
                           
5 その他
① 会場の都合で100名先着順とします。早めに申し込んで下さい。(〆切7月末)
② 駐車場はグラウンドを開放しますが,相乗り大歓迎です。
③ 研修会終了後,夕食会を兼ねた交流会を開きます。アルコールなしで,美味しい蕎麦(総本店
    小嶋屋)を賞味しながら,交流を深めます。(会費 1500円)ご希望の方は,お申込み下さい。
   
《申し込み・問い合わせ》
      〒948-0134 新潟県十日町市上新井32  十日町市立千手小学校 山田 弘史
             ℡   025-768-2009
             E-mail senju-els@edu.city.tokamachi.niigata.jp
                  件名は【日常の授業研修会】でお願いします。
             Fax    025-768-2966
    *FAXでお申し込みの方は,下記の内容を記入され,このまま山田までお申し込みください。
    *締め切り 7月31日(水)
 

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「味噌汁・ご飯」授業公開研究会が行われた!

   29日に「味噌汁・ご飯」授業公開研究会を持った。
 参加していただいた方、ありがとうございました。
 
「味噌汁・ご飯」授業を作ろうと、9つのグループ(3,4人)に分かれた。
 40分しか教材研究の時間はない。
 「大造じいさんとがん」のクライマックスの3場面を30分の授業にまとめるのである。
 ★
 以前ある研究会で同じように「大造じいさんとがん」で授業づくりをしたことがある。
 同じ40分の教材研究だった記憶がある。

 ところが、なかなか授業づくりははかどらず、グループによっては4人で意見が分かれてまとまらなかったというところもあった。

 ところが、ところが、今回の場合は違った。
 きちんと30分授業にどの班もまとめてしまったのである。
 うれしかった。

 この会に集まってきた先生たちのレベルの高さを感じた。
 どの班も、全員参加をどのように図っていくかを考えられていた。

 私達「味噌汁・ご飯」授業研究会の主張の1つである。
 それをみごとに授業の中に組み入れていこうとされていた。
  ★
 私達の提案で際立ったのは、「一人研究授業」の提案だったと考えている。

 私達の「味噌汁・ご飯」授業を「点検・改善」する方法として研究方法として採用している方法である。
 研究会メンバーの2人が発表した。1人10分の提案。

「一人研究授業」とは、日頃行っている「研究授業」の替わりとして自分一人で行う研究授業というわけである。

 ①一月に1回、自分の「味噌汁・ご飯」授業を録音する。(ビデオで撮る場合もある)
 ②がまんして聞く。(視点に基づいて聞く)
 ③意図したことがうまくいったかどうか。口癖、無駄な言葉などないか。

 4、5,6月3ヶ月間の実践報告。
 ★
 この報告を聞きながら、私はかなり衝撃を受けていた。
 これはかなりの可能性をはらんだ研究方法なのだということ。

 一人のO先生の3ヶ月間。確実に自分の授業での問題点をつかみ、それを修正していこうとする試みがなされている。

 まだ、3回である。
 これを少なくとも1年間続けたら、ある一定のレベルの授業技量をつけていくことは確実である。

 自分の指導言(発問・指示・説明)の検討が確実になされていくのであるから。
 ★
 「100回の研究授業をせよ」と言われたのは、かつての斉藤喜博先生や、向山洋一先生だった。
 それをやれば、確実に教師の授業技量が上達していく。

 それは次のような要素を含んでいるからであろう。

 ①数多くの教材研究
 ②多くの人に見てもらえる。意見ももらえる。
 ③自分の授業を客観視する。対象化する。

 しかし、100回の研究授業は、普通の教師たちには無理な相談である。
 そんなことができるはずがない。
 
 私達は、③に注目した。
 この視点で、「一人研究授業」ならできるのではないか。

 3年やれば、すごい授業技量を身につける。36回の「一人研究授業」。
 すばやい教材研究と授業づくり。

 充実した「日常授業」。
 学校へ行くのが楽しくなる。

 私達の「味噌汁・ご飯」授業は、初任者でも、子育てをしている女性の先生でもこなしていける授業を目指している。

 
 
 

 

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明日、「味噌汁・ご飯」授業公開研究会です!

   いよいよ第2回「味噌汁・ご飯」授業公開研究会が迫った。
 今回提起することが、私達の研究の大きな集約点になるのだという思いである。
  ★
 「味噌汁・ご飯」授業は食育の授業と間違われるが、「日常授業」をネーミングしたものである。
 「味噌汁・ご飯」を食しない日本人が増えてきた現状では、かなり古典的なネーミングになる。
 

 私は、「味噌汁・ご飯」授業を提起してきた最初から、そんなに簡単にこの授業が受け入れられるとは思っていなかった。
 

 これからもそんなに簡単なことだとは思えない。
 ★
「日常授業」の必要感を説くと、誰一人反対する人はいない。
 だが、賛成した多くの先生は、明日の自分の「日常授業」を変えようと身構えるかというと、そうする先生は多くはいない。
 

 なぜそうなるのか。
 理由はいくつかある。
 

 1つは、変えようと思ってみても、もはや自分なりに作ってきた「日常授業」の型があるのである。それをすぐに変えることは難しいからである。
 朝起きて出掛けるまでの手順は、ほとんどの人が決まっている。
 無意識な部分も多い。
 

 その手順を変えることは大変な労力がいる。
 それと同じである。
 

 2つ目は、「日常授業」を変える必要を感じないことである。
 何とかなっているのである。
  それをあえて変えようと身構えることは大変な労力になる。
  ★
 それでも私達は「日常授業」の改善を訴えたい。
 

 もちろん、このことをしなければ、子供たちにきちんとした学力を身につけさせられないという、第1のポイントはある。
 

 それよりも何よりも、多くの先生の「日常授業」がきわめて大きな危機を迎えているのだと、私達は認識している。
 子供たちの一部が、この「日常授業」に付き合わなくなっている。
 公然と拒否を始めている。
 

 それが学級崩壊を生み出している。授業不成立という事態。
 

 更に深刻なのは、つい数年前までは何とかなっていた「日常授業」が、荒れ始めている。ずっとがさがさ、ごそごそ、うるさい状態が続いていく。
 ★
 原因は、もちろん「日常授業」だけにあるのではない。
 しかし、確実に「日常授業」にもある。
 

 しかし、多くの先生たちはそこに気づいていない。
 相変わらず、子供が悪い(もちろん悪いのだが)、親が悪い、忙しすぎる、……と文句を言っている。
 よく分かる。その通りだから。
 

 だが、自分の「日常授業」がその原因を生み出しているとは思っていない。
 

 私達は、学級崩壊になるクラス、落ち着かないクラスなどに共通な「日常授業」を特定している。
 それを克服していかなくては、これから大変な事態になるなあという思いである。 
  ★
 今、自分の「日常授業」は何とかなっている。
 そう安心している先生は多くいる。
 

 しかし、今クラスが荒れている先生だって、つい数年前まではそのように思っていたのである。
 

 これから進んでいく「学校教育の終わり」現象は、安泰の場所なんかないのだということを突きつけていく。
 

 自分の授業を初心に返って見つめ直し、もう一度問い直してみる。
 そんな提案が私達にできればいいなと思っている。

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つれづれなるままに

   飛行機を利用することが多い。
 最近楽しみにしているのは、行きの待ち時間のコーヒータイム。
 

 私はほとんどが日本航空を利用している。
 カードを持っている関係上そうなるのだが、日航を応援したい気持ちもある。
 

 ずいぶん最近は変わったものである。
 発着時間がほとんど延びない。
 1分と遅れないで発進していく。
 この時間を世界一にしたいという目標だそうである。
 

 脱線、脱線。コーヒータイムのことである。
 私は、羽田「第1ターミナル 北ウイング到着出口7」前の丸福コーヒー店にいつも寄る。
 ここのコーヒーはうまい。
 もともと大阪が発祥らしい。
 

 ちょっと高いが、とにかくうまい。
 私はいつも二杯飲む。
  この店は、第1ターミナルにしかない。
 ★
 石川へ行って、初めて「加賀治部煮」と「はす蒸し」を食べた。
 最高だった。
 

 こんなおいしい食べ物に出会えたのは、久しぶり。
 ソプラノ歌手のお薦めであった。
 

 作り方のレシピまでもらった。
 作ってみたい。

  ★
 いよいよ今週の29日(土)に第2回「味噌汁・ご飯」授業公開研究会になる。
 第1回の研究会よりも、レベルアップしている。

 まとまった研究成果を提起できる、と私達は考えている。

 ぜひ多くの方に参加していただきたい。お待ちしています。

 http://kokucheese.com/event/index/91891/ 

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石川野口塾へ行く~ソプラノ美人歌手N先生に会う~

   石川野口塾へ行った。
 金沢へ行くのは、2回目。
 
 1回目は、家族旅行。冬の兼六園へ行ったのを思い出す。
 
 

 金沢は美しい街。
 またぜひ来ようという気持ちにさせてくれる。
 ★
 前の日、野口塾を主宰している山本先生、ソプラノ歌手N先生(中学校の先生をされている)と3人で飲む。
 楽しくて、楽しくて、気づいたら10時30分になっていた。
 

 N先生は、現役の歌手。方々でコンサートをされている。
 N先生の話はおもしろく、聞き入る。
 
 

 

 東京で美女コンサートをされたときには、野口芳宏先生は友人の方10名ばかりに宣伝され、奥様とともに駆けつけられたそうである。
  ★
 22日(土)の野口塾。
 朝一番の飛行機で来られたという野口先生、開始5分前に到着。
 即講座を始められる。
 
 

 

 私などはとてもこういうマネはできないが、そこは永年の経験である。
 
 私も塾生の一人として野口節に聞き入る。
 

 

 今回は、学力形成、発問の導き出し方(今回は新しい提案をされたということ)について学ぶ。
 
「味噌汁・ご飯」授業に生かしていくのにもってこいの学びであった。
 ★
 午前中に参加されて、都合で午後帰られる方が私のところへ来られて、
 「私が病気で追いつめられているときに、先生の本を読んで救われた思いに
  なりました。それを伝えたくて…」
と伝えられて帰られていった。

 

 

 本を出すということは大変なことであるが、こうして読まれていくことがある。
 何ともうれしくてうれしくて、幸せな気持ちになる。
 ★
 帰りの小松空港から羽田までの飛行機の中で、石川野口塾主宰者の山本正実先生の「伝わる伝わる 見える指導」(さくら社)を読む。
 
 

 

 これはこれは素晴らしい本だ。
 「見える化」にテーマを絞って書かれている。

 現場教師にとって、このような本こそが最も必要なものだと納得する1冊。
 ぜひとも若い先生たちに読んでほしいものである。

 私の現場教師時代の研究テーマは、「学級組織論」であった。
 この研究テーマから「3・7・30の法則」が生まれ、さまざまな「学級づくり」や「学級経営」の方法が生まれてきた。

 今、ただただ仕事に追いまくられている先生たち。
 自分の教師としての研究テーマは何ですか?

 絶対にこれは必要ですよと、私は訴えたい。
 それが教師生活に目標と彩りを与えてくれる。

 山本先生の本を読みながら、切にその必要感を感じた。
 
 

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子供たちがちゃんと「生徒」している!

   蒸し暑い関東から気温は15℃ぐらい下がった。
 釧路は、むしろ寒い。
 

T小学校の教頭先生に迎えに来てもらって、釧路空港から車のところまで「寒い!」「寒い!」という感じで歩いて行く。
 

学校力向上のアドバイザーとしての仕事である。
 17日(月)に朝から一日T小学校を訪問する。
 

昨年に続いて2回目の訪問。
 5人の若手の先生(2人の初任者も含めて)の授業を見る。
 ★
 児童朝会を見せてもらう。
 昨年も朝会を見せてもらって驚いたのだが、教師の指示などが一切ない。

 子供たちが整然と話を聞き、整然と教室へ帰っていく。
 この学校にとっては、普通の当たり前の行動であろうが、私には驚きの場面。

 全国で、こんな学校がどれほどあるのであろうか。
 少なくとも私がいた学校や、私が見てきた学校では1つもなかった。

 だから、学校は落ち着いている。
 私が訪問したクラスで、一人として「生徒しない」子供たちはいない。
 全ての子供たちが「学びの姿勢」をもっている。

 確かに40年前の横浜でも、こんな子供たちは普通に存在したのである。
 ★
 昨年から北海道中を回っている。
 学校を訪問し、授業をさせてもらって子供たちの様子を見る。

 ただ参観しているだけでは子供たちは分からないからである。
 どの学校を回っても、そこに学びの姿勢をもっている子供たちだけ。

 北海道はすごい。
 まだまだ子供たちがちゃんと「生徒している」のである。

 先月授業をさせてもらった別海中央小の5、6年生のクラス。
 ここで授業しながら、「このクラスならば、もう1年だけでもクラス担任をしてみたい」という気持ちになった。
 

 その北海道が、低学力にあえいでいる。
 全国の学力テストで、ぐっと下の位置を占めている。

 これだけの「学びの姿勢」を示している子供たちが、低学力にあえぐとは一体何であろうか。 
 こちらの方が、私にとってもっと驚くべき事実である。
 
 ★
 夕方4時からの教育局の私の講座に、35人の先生たちが集まってこられた。

 ここで話した。
「3年生以上のクラスで、かけ算九九ができない子供を放置しているというのは、
 家庭の問題ではなく、先生たちの責任です。」
 言い切った。

 同時に繰り上がり、繰り下がりの計算ができない、本をすらすら読めないなどの基礎的なことを放置していることも、これも先生たちの責任である。

 先生がその気になれば、自分の担任のときに一掃することができる。
「私が担任のとき、一掃した方法があります。ここでは時間がなくて言いませんが、あとで質問をしてください」
と言って切ってしまった。

 そのあとでの質問が時間の関係で取れなくて、私も忘れてしまっていた。
 数人の先生が指導主事の先生のところへきて、抗議されたということであった。

 ★
 私の模擬授業は盛り上がった。
 笑いあり、拍手あり、…。

 先生たちがこんなに盛り上がる模擬授業に立ち会ったことがなかったので、私の方が面食らった。

 この先生たちがきっとこれからの釧路の中心になって活躍される。
 その期待でいっぱいであった。
 ★
 18日、まだまだ肌寒い釧路は雨。濃霧になっていた。
 広々とした街並みの釧路は、素敵な、すばらしい街である。
 歩いてみると、その良さがよく分かる。

 10時30分の飛行機に間に合うように急いでいた。
 蒸し暑い関東へ戻っていくのである。   

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「日常授業の改善」は安易なことではない!

 福山憲市先生が、フェイスブックで書かれていたことをまたまた引用する。

   ★ ★ ★
「日常授業の改善」・・・・・校内研修のテーマです。日々の授業を常に見直す。日々の授業を大切にし、日々子どもたちのために全力・総力で臨む授業をする。そんな「意識力」を全先生方に少しでもふりまいていきたい・・・・そう思います。今年、研修主任も頼まれ、全校800名強の子どもたちのために、裏方に徹しています。すこしでも、子どもたちだけでなく、先生方の学び欲の導火線に火をつけることができたら・・・・・といつも思って、校内研修便りも打っています。(現在9号)
    ★ ★ ★

 福山先生とぜひとも「日常授業の改善」というテーマで一緒の講座を開いてほしい。
 そのような要望を、東京明日の教室主宰の佐瀬先生にブログで書いた。

 早速、佐瀬先生から承諾の了解が届いた。

 ありがたいことである。

 ★
 でも、この「日常授業の改善」は安易なことではない。

 人は、自分の「日常」を変えることがもっとも大変だからである。
 
 今日、6時間の授業をやり、明日も6時間の授業を行う。………
 果てしなく続く、その「日常授業」は、ほとんど習慣化した形になっている。

 大脳生理学では85%は無意識に行っている「日常」だと言う。

 だから、その「日常」を変えていくことは至難なことではない。

 ★
 また、その「日常授業」に満足している先生にとっては変える必要はない。

 今はなんとかやれているのだ。クラスは荒れていないので。
 なんとかやれているので、これ以上問題にしたくない。
 ただでさえ忙しいので、これ以上忙しくすることはない。
 ……

 ★
 だが、今学級崩壊の憂き目にあっている先生。
 学級崩壊予備軍で、クラスがうまくいかなくなっている先生。

 この先生たちだって、つい何年か前までは何とかクラスはやれていたのである。
 今、それがうまくいかなくなっている。

 その原因の1つが,自分の「日常授業」にあることに早く気づかなければいけない。

 今はなんとかやれている先生でも、いずれ何ともやれなくなる時がくることを自覚しなくてはならない。
 私は強くそのように思っている。
 
  これから必ず来る。
 私はそのように思っている。

 教師たちが自分の「日常授業」を真正面から問わなくてはならない時代が来る。
 
  ★
 6月29日(土)に行う「味噌汁・ご飯」授業公開研究会は、今回さまざまな挑戦を行っている。

 http://kokucheese.com/event/index/91891/

 1、模擬授業で、どのように「日常授業」を変えていくかを提案している。

 2,「味噌汁・ご飯」授業入門の冊子を作り、どのようにして「日常授業」を変えていくのかという具体的な提案をしている。

 3,参加者と一緒に教材研究をして「味噌汁・ご飯」授業を作ろうという試み。

 ぜひ参加をお願いしたい。

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つれづれなるままに

●読売新聞から体罰のことについて電話取材を受ける。
 各都道府県で調査された二次調査結果が出るらしい。
 一次よりもかなり多くなっていると聞いた。 
 これについては、後々問題にしたい。

●高校の同窓生4人(夫婦で)小田急の新百合ヶ丘で会う。
 1年に一回ぐらい会う。
 4人ともめまいがしたり、手術をしたり、病気になったり……ということになっている。
 全員退職していて、まだ仕事に関わっているのは私ぐらいのものである。
 ずっと健康でいられるなんて無理な話。
 どこか病気をもっていて、それと付き合いながらどれだけ暮らしていけるか、そんな話になる。

●北海道の読売新聞から電話取材を受ける。
 「味噌汁・ご飯」授業についてである。
 ちょっとびっくりする。
 北海道教育委員会で、学校力向上事業のアドバイザーとして2年目になる。
 その関係での取材であろうか。
 来週の月曜日に、釧路のT小学校を訪問する。
 月に1回は北海道へ行っている。
 

●中村健一さんの「教師力の極意」(明治図書)を読む。
 私が方々で登場していて、気恥ずかしい気持ちになる。
 第7章は「野中信行氏との出会い」ということになっている。
 これは、これは、……。
 「私は野中氏のことを『日本一、普通のことを普通にやってきた人だ』と評している」と書いてある。
  我が意を得たりという思い。
 「学級づくり」の提案も、「授業づくり」の提案も、ほんとうに「普通のこと」であった。それをまとめ、言葉化しただけ。

●神奈川のY教育委員会の初任者指導講座(授業講座)に行く。
 テーマは「授業の基本」。
 100名近くの初任者。
 6月の最初である。
 疲れ切っているはず。
 初任者は、この時期睡眠時間をけずって教材研究などをしている。
 90分。講座の最後に模擬授業を行う。私の提案を実際に授業で示すわけである。

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石川野口塾が迫ってきた!

   石川野口塾が迫ってきた。
 6月22日(土)になる。
 横浜野口塾に続いて、野口先生とご一緒できる。
 私も一講座持たせてもらう。ありがたいことである。 
  
  http://www.geocities.jp/mymmtuba/nogutizyukuisikawa25.html

  どうぞ皆さんおいでください。

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福山先生からまたコメントをもらった!

   福山憲市先生のことをブログで紹介したら、早速フェイスブックに福山先生が「味噌汁・ご飯」授業のことについて書かれている。
 

6月29日(土)は、東京明日の教室で福山先生の講座がある。
 私達の「味噌汁・ご飯」授業公開研究会とぶつかってしまっている。
 残念なことである。

 ★ ★ ★
 お会いしたい先生のおひとり、野中信行先生のブログに、第2回「味噌汁・ご飯」授業公開研究会のことが出ています。この言葉を、去年見つけた時、(すごい!!これ、これ、これよー)と思ったのを思い出します。自分は「日常授業」この改善意識力がもっともっともっと、多くの先生方の心の中で爆発してほしいなあとずっと思っていたのです。研究授業だけでなく、1000時間の授業すべてで、子供たちを育て鍛えていく。そのすべての時間を、楽しみ幕目プロ教師でありたいと31年間、思い続けています。野中先生のたとえは、最高です!!!味噌汁・ご飯・・・・・・そんな当たり前の授業に「それぞれの味」を工夫する。そんな修行をしたいものです。残念なことに、6/29、自分が「明日の教室in東京」の日に、横浜でこの講座。残念でいけません。どうにかお会いできないかなー。
  ★ ★ ★

 福山先生は、書かれている。

 ★ ★ ★
 自分は「日常授業」この改善意識力がもっともっともっと、多くの先生方の心の
 中で爆発してほしいなあとずっと思っていたのです。
  ★ ★ ★

 日本の今までの「授業研究」の歴史は、「日常授業」を正面からターゲットにすることをやってきていない。

 やはり、「ごちそう授業」研究の歴史である。
(私は、決して「ごちそう授業」を否定してはいない。1年に数回はこの「ごちそう授業」に挑戦することはとても大事なことだと思っている)
 

  これはおかしい。
 
 ★
 料理にたとえてみればはっきりする。
 誕生会やお正月やクリスマス会は、家庭に「ごちそう料理」が並ぶ。

 しかし、普通の日には、ほとんどが「味噌汁・ご飯」などの家庭料理になる。
 この普通の家庭料理で、家族の健康も、幸せも守られている。
 

 毎日毎日、レストラン並みの「ごちそう料理」が食卓に並んだら、家族の健康はめちゃくちゃになるに違いない。
 

 大切なのは、普通の家庭料理をどのように工夫するか。
 それが一番大切なはずである。
 

 その料理は時間はかけられない。
 手間もかけられない。
 ただ、栄養のバランスだけは保障していく。

 日常に耐えていく家庭料理は、こうなるはずである。
  ★
 「日常授業」も同じである。

 今日も6時間、明日も6時間授業をする……。
 これが現場にいる教師たちの「日常」である。

 この「日常」の匂いがない「授業論」は、どんなに素晴らしいものであってもやはりおかしい。
 そのように思ってきた。

 ★
 このブログを読んでいるはずの佐瀬先生(東京明日の教室を主宰している)。
 ぜひとも福山先生と一緒に「日常授業」の改善というテーマで講座を設けてほしい。

 そう願っている。

 福山先生の山口の小学校でも、「日常授業」改善の授業を参観させてもらいたいと希望をもっている。
 

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そのような「重点研修システム」に改善していくべきである

   各学校で重点研究として「授業研究」が始まっている。
 一人1回の研究授業をする。
 

 ほとんどの学校がだいたいこのような取り決めである。

 テーマは、壮大なテーマが多い。

 ・思考力・判断力・表現力をはぐくむ授業の工夫
 
 ・確かな学力を身につけた自ら学ぶ生徒の育成

 ・望ましい人間関係を基盤とした『確かな学力』の向上を目指す授業
    
                                                     などなど
 そして、研究授業が行われる。
 中学校ならば、誰か教科の中の一人が授業をするのであろうか。

 ★
 今は、研究授業の膨大な指導案を作るために、ネット検索をすればほとんどの資料が手に入るらしい。
 

 たとえば、「大造じいさんとガン」の指導案を手に入れたいと思えばネット検索すればどんどん出てくる。
 それをそのまま写せば指導案ができあがる。
   
  お決まりの全体会で、話し合いをして、それで終わり。

 最後に、指導案と考察を加えたものを印刷して紀要にしてまとめる。

 ★
 私が初任の頃(45年前)からこのパターンは、ほとんど変わりない。

 年中行事である。
 運動会を行うのと同じように、1つの行事として行う。
 

 変えようという発想などは浮かばない。
 

 
 研究授業は、準備されて作られたものなので、よく練られている。
 子供たちも特別な時間でがんばっている。

 それで先生たちの授業が変わっているのか?
 それで先生たちの授業がうまくなっているのか?
 それで子供たちの学力は良くなっているのか?
 ………

 

 そういうことは問わない。年中行事だから。やればいいのである。

 ★ 
  何も変わっていないのである。
 
 「日本の学校教育のシステムそのものが制度疲労の限界に達している」と言い放ったのは、「学校教育の終わり」を書いた内田樹さんである。

 さしずめこの「重点研究研究授業システム」は制度疲労の典型的な一つである。

 私はこのような「研究授業システム」を変えなければいけないと主張している。
 
 

 「研究授業」だけをこのように飾っていても、学校は何も変わらない。先生たちも変わらない。だから、子供たちも変わらない。

 その「研究授業」と「日常授業」があまりにも離れすぎている。

 だから、これからの研究システムは、「研修システム」に変更していく必要がある。
 

 どだい一つの学校に「研究」などというのは無理な相談である。
 「研修」で十分。

 その研修のベクトルを、「日常授業」の充実の方に向け直していく。
  そのような「重点研修システム」に改善していくべきである。

 これが私の主張点である。

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 今日のフェイスブックで、山口の福山憲市先生が次のように書かれていた。

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  今日は「音読・群読・合唱・合奏」の発表会。日曜日が保護者対象の日です。非常勤の先生は初めてわが校に来ました。偶然、全校児童鑑賞の日に当たり、全学年のを見ることができました。興奮して言われるのです。「声が素晴らしいです!!どの学年も心に響きます。」お世辞もあると思いますが、自分もそう思いました。声がいいのです。・・・・・校内研修が「日常授業の改善」。その改善視点は、学年で自由に決めていいのです。どの学年も書いています。「声がそろう」「声が出る」と。その視点を生かして、日々の授業を仕組んでおられるのです。たがら、2ヶ月でどの学年も心に響く声が。その上、今年度から、全国合唱コンクールで金賞を何度もとらせている先生が音楽担当として転勤されてこられたのです。その指導の素晴らしさも影響しています。・・・・日々の事実が積み重なると、人の心を動かす。強く思います。
 ★ ★ ★

 福山先生が今年校内研修の担当になり提案されたのが「日常授業の改善」。

 校内研究ではなく、「校内研修」である。
 とても注目している。

 できれば授業の発表会などがあれば、ぜひとも参観させてもらいたいものだと願っている。

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 6月29日(土)の「味噌汁・ご飯」授業公開研究会では、トップバッターとして
私が模擬授業をする。

 http://kokucheese.com/event/index/91891/

 前回のアンケートに何人もの人が「野中先生にも模擬授業をしてほしい」という内容が書いてあったからである。

 「味噌汁・ご飯」授業であるから、期待しないでほしい。(笑)
 こんな「日常授業」を作り、授業に移していこうとしているのだという意気込みが伝わればいい。

 くれぐれも期待しないでほしい。(笑)

 

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漫然と授業をするな!

   神奈川県のA市教育委員会へ行く。
 8年目の先生たちの研修会の講師として呼ばれてのものである。
 

 「軌道に乗る『学級づくり』『授業づくり』」というテーマで70分間の講座。
 8年目というと、学校では中堅として学校の中心にいる存在。
 

 この先生たちに語ることは何なのだろうか。
 ★ 
「授業づくり」では、桑田真澄(元巨人軍ピッチャー)の東大野球部の指導法について話す。
 

 6月3日のNHKクローズアップ現代で「桑田の極秘指導に密着 最弱・東大野球部」を放映していた。
 

 東大野球部は、今現在56連敗。
 この弱小野球部にピッチングコーチとして桑田が乗り込んでいる。
 

 東大は、他校が甲子園出場の球児がいっぱいいる中で、甲子園出場組が0人。
 当たり前のことであるが、この時点で圧倒的にレベルが違いすぎる。
 

 桑田が乗り込んで調べてみると、彼等は1日に14時間ぐらい練習を重ねている。
 練習量を重ねないと他校に勝てない。
 

 練習量=上達量と考えていた。
 

 桑田は彼等に言う。
 

 「今までの常識を捨てろ!」
 「漫然と練習をするな! 」
 「やり過ぎると内容が薄くなる」
 「やり過ぎると集中力がなくなってきて、それを体が覚えてしまう。
  だから、いつも70%か80%の力で投げたり、打ったりしてしまうことに
  なる。」
 「まちがった練習を体に染みこませることになる」
 「大切なのは、自分で考えて行動すること」
 

 そして、桑田がピッチャーに要求したことは、外角低めのストレートを何球続けて投げられるかのコントロールをつけることであった。
 

 それを強調した。
 そこがバッターが一番打ちにくいところなのである。
 ★
 桑田の助言は、教師が授業を考えていくときにもとても参考になるものである。
 

 ある初任者指導の場で、初任者に聞いたことがある。
 
「あなたたちは、授業の力量は年数を重ねるとうまくなると考えているのでは
 ないですか?」

 初任者の多くは、そのように考えていた。
 

 経験を重ねると、授業がうまくなると思っていたのである。

 私は、それは「幻想だ!」と断言した。
 むしろ、若いときが授業は上手で、歳をとるに従って授業は下手になる。
 

 若いときは、若さというエネルギーが子供たちを惹きつける。
 歳をとってくると、それがなくなり、惹きつけるものがなくなる。
 

 それとともに授業も下手になる、と。
 

 「これから周りを見てみると分かると思いますが、あれだけ年数を重ねて授業をしてきたベテランの教師たちが決して授業がうまくなっていない事実です。」

 身も蓋もない言い方であるが、これはほんとうである。

  中堅も、ベテランも、決して授業が上手になっていないのである。

 ★
 これはなぜか。
 桑田の言を借りれば、漫然と「日常授業」をしているからである。

 「外角の低めに投げ続けるコントロール」

 これは、授業でも当てはまる。

 その目的意識をもって授業をし続けなくては、授業がうまくなるはずはない。

 一日に300球も400球も投げ続けても、うまいピッチャーになれないのと同じだ。 漫然と投げ続けていてうまくなるはずはない。

 ★
 授業での「外角の低めに投げ続けるコントロール」とは何か。

 何をしていけば、自分の授業力はあがってくるのか。

 私達は、「日常授業」を漫然としてはいけないと思っている。

 第2回目の「味噌汁・ご飯」授業公開研究会では、ずばり以上の内容を提起したいと考えている。

 http://kokucheese.com/event/index/91891/

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