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これから1ヶ月の「学級づくり」の勝負が始まる!

   1日はA小学校、2日はK小学校、3日はI小学校、そして5日は兵庫県三木市の新年度講座。
 大忙しの1週間。
 

 三木市はもう3年目の新年度講座になる。
 新横浜から2時間30分かけて新神戸へ行き、そこから車で40分ぐらい。
 三木市は、桜が満開。今年2度目の満開に立ち会ったことになる。
 

 今年の桜前線はめちゃくちゃである。
 関東はとっくに散り終えているのに、関西は今が満開。
 でも、今日の暴風雨で全て散り終えるのであろう。
 

 この日、40名の初任者がいて、力を込めて1ヶ月の取り組みを話す。
  ★
 「学級づくり」(学級経営)は、現在大きなポイントになっていることである。
 10年前に私が「学級づくり」の必要を訴えた時には、赤坂真二先生と私ぐらいの訴えぐらいでほんの少数派であった。
 

 だが、今では大きなうねりになっている。
 多くの教育委員会は、いままでの「授業づくり」講座一辺倒から方向転換を始めている。
 

 変わらないのは、大学だけだ。
 ★
 大切なのは、「授業づくり」ではないのか。
 だって、学校は1時間目から6時間目までほとんどの時間を使って授業をしているのだ。
 

 この授業の時間を充実していくことこそが本来行うことであって、「学級づくり」は片手間にやっておけばいいことではないか。
  そのように言う人は、ベテランの先生を中心にしてかなりいる。
 

 ベテランの初任者指導の先生たちは、最初から授業の指導をされる。
 指導案を何枚も書かせて熱心に指導される。
 

 うまくいかない。
 そのうちにクラスが荒れていく。
 

 そんな事例をいくらも聞いてきた。
 なぜなのか?
 ★
 学校の大半の時間は「授業」をやっている。
 これは事実。
 充実した授業をしていくのは当たりまえ。
 

 しかし、この論理は教師の側のもの。
 子供たちは必ずしもそのように思っていない。
 

 友達と遊ぶために学校へ来ているし、給食を食べにきているものもある。
 あるいは鶏やウサギに餌をやりにきている子供もいる。
 

 そのついでに勉強もしていこうかと思っている。
 だから、私達が考えているよりも子供たちは「教室」でのさまざまな友達との出会い、つながりがずっと重たいのである。
 

 私達が考える「授業」の論理よりも、子供たちの「生活」の論理の方がずっとずっと広い。
 ★ 
 「学級づくり」とは何か?
 多分、この概念規定がそれぞれに違っている。
 

 今まで「学級づくり」とはこれだという一般化されたものはなかった。
 それぞれの先生が、それぞれに自分の経験で身につけた方法で実践されていただけである。
 

 今まで優れた実践家は、自分なりの優れた学級づくりの方法論で実践していた。
 ただ、多くの先生たちは「学級づくり」については、学年最初の係・当番決め程度の認識しかなかった。
 

 私は「授業づくり」と「学級づくり」については、「役割」意識でそれぞれ規定していた。
 

 「授業づくり」の中心的役割とは、子供たちに学力保障をしていくためのもの。
「学級づくり」の中心的役割は、学級の落ち着きと安定を果たしていくもの。
 

 だから、今「学級づくり」が重要視されているのは、学級の落ち着きと安定が強く求められているからである。
 

 もちろん、「授業づくり」にも学級の落ち着きと安定を果たしていく要素はあるが、中心的な役割ではない。
 ★
 以上のように私は理解してきた。
 それでも先生方の中には、学級を成立させていくには「授業づくり」→「学級づくり」という筋道を通るべきだと主張される方はいる。
 

 だが、考えてほしい。
 それは小学校にしか通じない。
 

 中学校や高校では、まったく通じない方法である。
 クラスには、それぞれ「授業づくり」の方法が違う先生たちが教科ごとに入れ替わり変わる。
 

 だから、あくまでも「学級づくり」が優先されなければいけないことは当たり前のことになる。
 ★
 私は、初任者指導を3年やってしみじみと「学級づくり」の一般化を図らなければいけないと考えた。
 そうしないと、初任者にうまく伝わっていかない。
 

 そこで私の「学級づくり」の方法を削って削って到達したのが「学級づくり3原則」という方法になる。
 

 関係づくり、仕組みづくり、集団づくり。
 大元は当然「関係づくり」になる。
 これから1ヶ月、「学級づくり」での勝負が始まる。
 

 


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コメント

「関係づくり、仕組みづくり、集団づくり」の学級づくりの3原則は、現場の中で、もっともっと意識されて然るべき原則だと、つくづく感じています。加えて、新学期はじめの「3・7・30」の時間の中で、早急に、かつ確実に学級システムを創り上げていかなければならないことも、意識しなければなりません。
私が、ここ数年で大事だなと感じているのは、中村健一先生がおっしゃっている「0の時間」です。新卒だろうが、ベテランだろうが、この「0の時間」で「こんな学級にしていきたい」というイメージをはっきりさせ、新年度の計画を立て、準備をしていくことに、その後1年間の学級経営が大きく規定されていくような気がしています。
しかし現実には、新卒の先生はバタバタの新学期の時間の中で「0」どころか「3」も「7」も余裕のないまま過ごしています。学級経営については、大学で教えられていないので、どうしたらいいのか分からない。どんなに優秀な新卒の先生も、そこで躓いてしまいます。
学級づくりの「勝負の1ヶ月」、私もどんどん発信していきます。

投稿: 佐藤玄輝 | 2013年4月 7日 (日) 13時35分

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