新年度の身につけていくまず第一のこと。~手帳術ということ~
新年度にまず身につけていくことが1つある。
これはどうしても身につけなくてはならない必須の課題になる。
手帳術ということ。
自分の時間をきちんと調整できる手帳を準備することである。
これを多くの人たちは安易に考えすぎている。
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人はほとんどが手帳を買って、それにスケジュールを書いている。
最近は学事出版から出されている「プランニングノート」という手帳を使う人も増えている。
初めて教師向けに作られた手帳。
私も開発の一員になったものである。
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手帳術で大切なのは、どこだろうか。
これについてはかなり私は考えてきたことになる。
そして、手作りの手帳を作り上げた。
これを20年以上使い続けた。シンプルな手帳。
私の実践はほとんどまとまることがなかったであろう。
もちろん著作などを出すこともなかったであろう。
私の生活は分刻みに追われてぼろぼろになっていたであろう。
40代の頃、ものすごく忙しかった時期があった。
教務主任をしていた。高学年の担任をしていた。初任者指導もしていた。
女房の仕事の関係で夕食は毎日私が作っていた。
その頃、フルマラソンに出場していて、月に300キロぐらい走り込んでいた。
通勤ランもしばしばであった。
だから、5時30分か6時頃には帰宅した。(この時間に帰る教務主任はいないであろうが、私はそうした。校長にもそう断っていた。嫌なら辞めさせればいいことであったから。)
この生活を支えたのは、私の手帳だったことははっきりしている。
そして、その忙しさを乗り切るための仕事術を開発していったのである。
(開発した仕事術は、「必ずクラスを立て直す教師の回復術!」(学陽書房)にまとめている)
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手帳術の要諦は、「今日の時間」をどのように使っていくかである。
ここに的を絞った手帳術でなければ、現場教師は乗り越えていけない。
繰り返すが「今日の時間」をうまく使えなければ、どんな仕事もまとまったものにならないであろう。
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私達が「生きていく」ということは、この「時間」をどのように使うかなのだという当たり前のことに早く気がつくことだと、私は考えている。
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