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うまくいかないのは、「やり方」に問題があるのである!

   4月も、もうすぐ終わり。
 「3・7・30の法則」の「30」が終わっていく。
 クラスの様子はどうであろうか。
 ★
 まず、最も大切な縦糸・横糸がどのようにうまく張られているのか、簡単にチェックしてみよう。

 縦糸張り
 1 教師の指示に対して、すぐに子供たちは動き出しているか。
 2 教師に対して、ため口ではなく、きちんと敬語(丁寧語)で話しているか。
 3 掃除や給食はすばやく落ち着いた動きができているか。
 4 教師が話すとき、子供たちは静かに教師の方を見て聞いているか。
 5 ルールをめぐって子供たちが「ああだ、こうだ」と混乱することはないか。
 横糸張り
 6 教師は、子供たちとよく遊んでいるか。
 7 子供たちは親しげにいろいろなことを話しかけてくるか。
 8 教室で笑いがおこることがよくあるか。
 9 教師は、進んで子供たちの良い点を伝えたり、ほめたりしているか。
 10 教師の話に、ほとんどの子供が明るい表情で耳を傾けているか。

 とてもいい◎ まあまあ○ できていない✕  をつけてみよう。
 目安は、次のようになる。

 70点以上…合格(1ヶ月をうまく滑り出している)
 50点、60点…まあまあの状態。どこに問題があるのか、縦糸張りと横糸張りで検討しよう。
 50点以下…教室はにぎやかで、さまざまなことが徹底しなかったであろう。
 

  縦糸と横糸のどちらに×が多いのか。
 じっくりと検討してみたい。
 ★
 まだ、4月の段階である。
 
 50点以下の場合、えてして先生方は「私の努力が足りないのだ!」「もっと努力をしなければいけない!」と反省してしまう。

 考え方がぜんぜん違う。

 やってきてはいるのだ。
 そうではない。
 
 

「やり方がどこか問題であるのだ」
 このように考えるべきである。

 うまくいかないのは、「やり方」に問題があるのである。

 ★
 ここで大きく息を吸って、まず冷静に自分の「やり方」を見つめ直してみよう。
 
 

  自分が「やってきた」ことのどこが問題であるのか?
 

  うまくいかなかったのはなぜか?といろいろ観察してみるのである。

  ★
 5月の連休明けから再出発することである。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。
私は東京都の小学校の初任者で、二年生の担任をしています。
今、自分のクラスは荒れています。
中心的なやんちゃな男子(Sくん)が一人おり、その子が周りの児童を叩いたり、授業を妨害します。子供たちはその子の苦情を私にひっきりなしに言いにきます。私は注意をしたり、時には教室の外まで引っ張っていって叱ったりするのですが、なかなかおさまりません。
Sくんの行動は、私の注目を浴びたいためだと他の先生には言われます。実際に、Sくんは私に甘えているように見えます。しかし、何度も私に叱責され、他の子供たちにも苦情を言われ、今とても心が荒れているのだと思います。
私自身も時間やトラブルの対応に追われ、子供たちとゆっくり話す時間も取れずにいます。子供たちには、「先生なのに、なんでS君をとめられないの」と言われてしまいました。
さらに、Sくんと共に授業中にふざけ出す児童が二人います。
その三人が騒ぎ出すため、周りの児童も集中できず、また私の指示の出し方や授業の仕方が悪いためか、半分以上の児童がすぐにおしゃべりをしてしまい、授業が成り立ちません。
叱っても、黙って待っても、きちんとできている子を褒めても、どうにもおさまりません。
学級がスタートしてから、なにがなにやらわからない、その場しのぎの日々が続き、授業中に子供たちを静かにさせることも、きちんと整列させることもできない状態です。なにかを指示するにも、一度で指示が通らないため、何度も何度も大きな声で指示を出しています。それでも聞かない子達のところには直接行って、肩を叩いてやらせている状況です。
先生のブログを読ませていただきました。
私は先生がおっしゃる初任者の失敗をほとんどしてしまったようです。
やんちゃの対応にかかりきりになり、縦糸もはれず、一対一対応をしすぎ、学習規律も整えられず、子供たちの「前のクラスではこうだった」という声に揺らぎつづけました。その結果、子供たちに先生として見てもらえなかったのだと思います。
子供たちの去年の担任は二年目の男の先生で、学習規律をあまり整えて来なかったようです。ですが、男の先生が大声で叱ることで、子供たちは言うことを聞き、学級が成り立っていたという状況でした。結果、今子供たちにはルールに従うという概念が身についていないように見えます。さらに男性に怒鳴られてきたため、私が声を荒げても怖くないようです。
自分は担任として、チャイムがなっても座らなかったり、おしゃべりばかりする子供たちを、叱り続けてしまいました。
そのときは自分が前の先生に比べて怖くないから子供たちが従わないのだと思ったためです。
しかし、そうではなく、もともと学習規律を教えられていなかったため、一から優しく教えてあげればよかったのだと気づいた時には遅すぎました。

子供たちとの関係は、悪いわけではありません。給食中や休み時間には子供たちは私のところに来てくれるので、好かれているとは思います。
ただ、教師として前に出て指示を出すと、指示がほとんど通らず、授業も成り立ちません。一部の真面目な子達が一生懸命自分のほうを向いてくれるのですが、その子たちには申し訳ない気持ちでいっぱいです。
今、どうしたら良いのかわからない状態です。他の先生はそのうち落ち着くよと言ってくださいますが、私にはそうは思えません。子供たちの前に立つことが怖くなってきて、向いていないのだろう。子供たちの貴重な一年を私がめちゃくちゃにしてしまうのでは。辞めたほうが良いのではと思っています。
指導教官には、甘えすぎ、マイナス思考すぎと言われます。ですが、本当にどうして良いのかがわかりません。大好きなはずの子供たちに対してイライラしてしまい、怒鳴ってばかりの自分は、自分が一番嫌いなタイプの先生になっています。放課後は毎日泣いています。個人面談や公開日が来るのが怖いです。
私のように最初の一ヶ月を失敗してしまった者が、学級を立て直すことはできるのでしょうか。
もしお時間があれば教えてください。お願い致します。

投稿: ちひろ | 2013年4月27日 (土) 16時30分

 結論をいいます。気概を持って、クラスを統率する気でやればできます。ただし、やり方を間違えなければ、です。

 私がとやかくいうよりも、野中先生の「必ずクラスを立て直す教師の回復術」(学陽書房)をまず読んでください。次に、「必ずクラスがまとまる教師の成功術!」(学陽書房)、「新卒教師時代を生き抜く」シリーズ4冊(明治図書 赤・青・緑・橙の各色)も読まれるとよいでしょう。

 
 TOSS(旧法則化)の「学級の荒れを立て直す」シリーズの本・雑誌もいいのですが、「立派な考え、実践だけど、私には難しすぎてできないわ」と思われて敬遠されて、その年の学級はあまりならなかった、ということもききます。(TOSS代表・向山洋一氏の「学級崩壊からの生還」もいいのですが、その年に回復できたという実践ばかりではありません。2年後に回復した、クラスが変わってうまくいったという例も入れた「(私の)学級崩壊からの生還」事例もあります。新任にとっては、そんなに待っていられないでしょう。)

 
 どちらにせよ、緊急性を要すると思います。GWでほっとしたいところでしょうが、一刻も早く本屋に行くか、ネット注文されることをお勧めします。
 忠実に実践すれば、立て直すのはもちろん、すばらしいクラスに生まれ変わる可能性だってあります。

 
 再度言います。まずは、野中信行先生の著書を読まれ、実践すること。余裕があれば、TOSS関係の本を読まれること。TOSSはややマニアックですけど、勉強にはなるでしょう。 
 (ちなみに、私は以前、法則化サークルに所属していました。TOSSの教材(東京教育技術研究所)も大いに利用しています。TOSSの教材で立て直すこともできますが、野中先生の基本的な考え方を知らないと、宝の持ち腐れになってしまうでしょうから。まずは野中本からですね。)

 以上です。ちひろ先生のご健闘を祈ってます。

投稿: 小牧市に勤務する一教師より | 2013年4月28日 (日) 15時17分

ちひろ先生、こんにちは。山形で小学校教員をしている佐藤と言います。
ちひろ先生の記事を拝見し、学級の状況が大変なことが伝わってきました。毎日、ご苦労をされてきたのだと思います。
ただ、ちひろ先生がすばらしいと思うのは、初任でありながら自分自身の現状がしっかり見えており、1人ひとりの子どもにも目が届いているということです。そして、こうして野中先生のブログに今の苦しい状況を、決して感情的になることなく、整理して書いています。なかなか、できることではないですよ。
ちひろ先生は初任ということなので、学級づくりも授業づくりも(おそらくですが)うまくいかないことが多かったのではないでしょうか。授業については、いきなり力量を上げることはできませんので、じっくり時間をかけて腕を磨いていけばいいのですが、学級づくりについては、初任の先生と言えども、それなりに落ち着いたクラスを創り上げる原則があります。野中先生が「学級づくり3原則」ということで提唱されているものです。しかし、それを知っている、学んでいるからといって、思うようにいかないのも事実です。子ども達の実態は、学級の数だけ様々で、1つの手法がそのまま通用することなどありえません。原則の根本はそのままに、担任が少しずつ修正を加えながら、学級づくりをしていくことで、学級づくりの力量も磨かれていくのだと思います。
おそらく、ちひろ先生は、「最初の1ヶ月」の重要性をご存じで、しかも「学級づくり3原則」もいろいろと試されてきたのではないかと思います。しかし、数人のやんちゃな子ども達にかき回され、それが学級全体に広がり、自分の思うように学級を統率できていない、ということになっているのだと思います。
しかし、「最初の1ヶ月」は確かに大事ですが、そこでうまくいかなかったからと言って、学級づくりは失敗だと断じてしまうのは早計です。ちひろ先生の思い、取り組み次第で、いくらでも立て直していけるはずです。先にコメントされている先生も書かれた通り、この連休で野中先生の本を読んでみてはいかがでしょうか。また、この苦しかった1ヶ月を記録しておくことも、ぜひしてみてください。数年後、ちひろ先生が力量をつけた時に、大きな財産になるはずです。
周囲の先生が、ちひろ先生の思うようにサポートしてくれない、という事情もあるようですが、必ず見ている先生、助けてくれる先生はいます。しかもそれは、学校内とは限りません。初任の先生は、どんどんヘルプを出して、助けてもらっていいのです。それが、初任の1年間で最も大事なことです。ただし、本当につらくなった時には、逃げてもいいのです。学級担任という仕事は、命をかけて取り組むような仕事ではありません。

差し当たり、野中先生の『必ずクラスを立て直す教師の回復術』を読んでみてください。おそらく、「空気」と「時間」の統率に意識が向けば、学級は立て直せるはずです。
まずは、できるところから地道に取り組んでみてください。応援しています。

投稿: 佐藤玄輝 | 2013年4月29日 (月) 15時05分

 ちひろ先生、こんにちは。
 山口県の中村健一です。

 現場は厳しいですからね。
 我々ベテランでも、うまく行きません。
 初任者は上手く行かなくて当たり前ですよ。
 全く気にすることはありません。
 1年目は、とにかく厳しい現場を生き抜いてくれれば、十分です。

 1年間を生き抜くためには、とにかく独りで抱え込まないことです。
 今の現場は独りの力で生き抜けるほど甘くありません。
 私もすぐに同僚に、管理職に相談しますからね。

 ちひろ先生も独りで抱え込まず、周りのみんなにしっかり相談してください。
 教師は良心的な人ばかりです。
 きっと、ちひろ先生を助けてくれますよ。

 では、ちひろ先生を心から応援しています。

                                中村 健一

投稿: 中村ケニチ | 2013年5月 1日 (水) 19時14分

三人の先生方、本当にありがとうございます。
忙しく、なかなかブログを見返すことができていませんでした。三人もの先生方、そして野中先生からお言葉をいただいていたことを知り、本当に嬉しくて涙が出ました。

以前書き込んだ時よりも、私の学級の状態は悪くなりつつあります。学級の空気や子供たちの心が荒んでいるように感じ、喧嘩や嫌がらせ、チクチク言葉が増えています。自分の指導する言葉もあまり子供の心に響いていないようで空しさを感じます。授業も、騒がしすぎて成り立たなくなりつつあり、大きな声を出すことにも疲れてしまいました。

初任はうまくいかないのが当たり前。
この言葉を今たくさんの方に言っていただいています。
たしかにその通りだと思いますし、そう思わないとやっていられない部分もあるのだと思います。
ですが、自分にはどうしても心からその言葉を受け入れることができません。
元々の負けず嫌いな性格もありますが、子供たちのことを考えると、今の状況をしょうがないとは決して思えないのです。子供たちにとって、今の学級は安心できる、通いたい学級ではないと思います。
その考え方が結果的に自分を苦しめることになっても、私は絶対に学級を立て直していきたいのです。

今はその手だても見通しも全くたっていませんが、みなさんのメッセージや野中先生の本を読んで、考えをまとめていきたいと思います。アドバイスをいただいたように、野中先生の本を三冊購入しました。GWはしっかり休みながらも、今後の自分のやり方についてしっかり考えをまとめようと思います。

落ち込んでばかりの自分にとって、皆様のお言葉は本当に励みになりました。
ありがとうございました。
また書き込みをさせてください。

投稿: ちひろ | 2013年5月 3日 (金) 22時29分

ちひろ先生、こんにちは。
拝読していて、涙が出ました。
わたしの初任の年も、状況がそっくりだったからです。

わたし自身は、どんなに努力してもなかなか状況が改善せず、
そのうち保護者が騒ぎ出し、緊急保護者会が何度も開かれ、
最終的には学校ぐるみの支援をいただくことになりました。
子どもたちに申し訳ないというお気持ち、痛いほどわかります。
でもうまくいかないのは先生に向いていないからではなく、初任者だからなのです。

わたしの支えとなったのは、まず目の前の子どもたち。
だんだん親しくなっていった同僚の先生たち。(全員とは限りませんが)
家族の支え。
そして、野中先生の「1年目を生き抜けば、あとは何とかなります。」のお言葉でした。
その言葉通り、2年目からはうまく行きましたよ。
何しろ、何がいけなかったか、すごく反省してスタートしましたから。
それに、学校での人間関係ができてくると、何をするにも助けを求めやすくなります。

3月を迎えるまで本当に必死でしたが、それでも自分に約束していたことはあります。
それは、心か身体か、どちらかが壊れたら、この仕事をやめよう、ということです。
身体はちょっと壊れかけましたが、幸い心を病むことはなかったため、続けることができました。
もし心身を病んでも、療休というものがあるよ、と後から組合の方に教えていただきました。
とにかく、ご自分の心身の健康は大事にしてください。命が一番大事。
応援しています。

投稿: iwai | 2013年5月 4日 (土) 13時10分

iwaiさん
ありがとうございます。
自分と同じような体験をされた方からコメントをいただき、とても嬉しく思います。
自分だけがこんなに出来ないのではないか、自分のせいなのだとずっと思って一ヶ月を過ごしてきました。

もう、このような考え方はやめます。
自分は初任者だからできないことがたくさんある。しかしそこでどうするのか。私もiwaiさんのように最後まで頑張ろうと思います。
うまくいかなくても、自分の身体と心が許す限りは頑張り抜きたいです。

幸い、今は周りの先生方からとても気にかけていただいています。そして本当に頭が下がるようなサポートをしていただいています。(そうでない方ももちろんいますがあまり気にしないことにします。)
このブログでも皆さんに励ましていただき、一人ではないのだということがわかりました。

連休が終わり、また学校が始まることは不安でいっぱいですが、しっかりと子供たちと向き合っていきたいと思います。

本当にありがとうございました。

投稿: ちひろ | 2013年5月 6日 (月) 21時14分

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