「30」の時間が始まっている!
「分割授業の導入」「学習規律」について展開してきた。
授業について書いている。
でも、この時期の優先事項はあくまでも「学級づくり」であることを忘れないことである。
今は、教室での「土台作り」をしている時になる。
これが全てにおいて優先されるべきである。
★
「3・7・30」の7日間が過ぎて、ほぼ「仕組みづくり」が終わった段階であろう。
これで「終わった!終わった!」と一休みされる先生が多い。
問題はこれから。
この仕組みを新しい子供たちにどれだけ定着させられるかの取り組みになる。
「30」の時間が始まるのである。
これをやらなければ、前学年の習慣に慣れている子供たちから戸惑いが出てくる。
新しい仕組みは、まだ作ったばかり。
でも、子供たちは前年度にずっと前の先生の仕組みに慣れているのである。
戸惑うのは当たり前。
だから、作った仕組みは、繰り返し繰り返し徹底させる。
常に先生が寄り添い、細かなところにも指示を出しながら徹底させていく。
忘れないことは、「フォロー」だ。
うまくできているところは、必ず褒めていくようにしたい。
★
気をつけることは3つ。
1つは、できるだけ早く教室へかけつけること。
いつまでも職員室で先生たちと話し合ったり、事務作業をしたりしないこと。
朝自習に間に合うように急いで駆けつけること。
4月は先生たちの朝の打ち合わせの時間が長いので、なかなか教室へ行く時間が遅くなるが気をつけたい。
2つ目は、休み時間のこと。
中休みは子供たちと一緒に遊ぶことが多い。
でも、1週間に一度ぐらいは教室や図書室などを回って一人ぼっちの子供をチェックすることが必要だ。
この子供は、あるいはいじめの対象になっている恐れがある。
低中学年ならば、一緒に遊ぼうと運動場に連れて行くことも考えなければいけない。
3つ目は、給食の時間と掃除の時間のこと。
この2つの時間は、学級づくりにおいては最大の課題になる。
この2つがうまくいくと学級はスムーズに進行していくことになる。
えてして教師も子供も手を抜く時間になる。
この時間に、丸付けをする教師がいるが、絶対にそんなことをしてはならない。
給食の時間は、すべてに目を配ってスムーズに進んでいるかチェックしなければいけない。
片付けの時には、担任はいつも配膳台の所へいて(これは1年中)片付けの指導をしなければいけない。荒れてくると、この片付けがいい加減になる。
掃除の時間は、掃除をしている各所をまわったり、一緒に掃除をしたりしなければいけない。ポイントは、15分の時間でピタリと終わるように指導すべきである。
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