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鳥取に行ってきました!

   24日(日)鳥取空港を出ると、Nさんが待っていてくれた。
 鳥取には、親しい友人が2人いる。
 NさんとHさん。
 

 今回は、Nさんとの縁でH小学校に呼ばれて、学級づくりについて講演することになっていた。25日である。
 

 その日Nさんに連れられて、鳥取砂丘へ行く。
 初めての訪れ。
 その雄大さに驚く。
 

 テレビでは何度もこの光景は見ていたはずだが、実際に目にしてそのスケールの大きさにびっくり。
 「これが鳥取砂丘なんだ!冥土へのいいみやげができたよ」(笑)
 

 さらに驚くことに、この鳥取砂丘はH小学校の学区になるという。
 おいおい、それはすごいことではないか。
 ★
 その夜、NさんとHさんと3人で、しばししばし語り合う。
 さまざまな話をする。
 

 ここではとても書けないことばかり。
 

 今回鳥取に来た、もう一つのわけはHさんとぜひとも「味噌汁・ご飯」授業の根幹的なことについて詰めたいという思いであった。    
  Hさんはかつての法則化運動を担ってきた一人。TOSSになるときに出られている。 

 私はHさんに聞く。
「法則化運動では、大切な必修の授業技術が提起され、それを勉強してきた先生たちにとっては常識として受け取られていたはずなのに、その技術がまったく現場の先生たちに伝わらなかった(現在の30代、40代の先生方にも伝わっていない)。それはなぜですか?」

「一斉授業が否定され、個性化・個別化の教育が推進された結果だと思われます」
 答えは明快だった。
 

 なるほど、なるほど。
 ★
 これには説明が必要。
 

 1980年代の中頃であろうか、文科省は「新しい学力観」という新しい学力観を提起して授業の有り様を大きく変えようとした時があった。
 いわゆる「ゆとり教育」の始まりである。
 

 総合が始まり、それと共に授業を変えようとした。
 今までの一斉授業による教え込み,詰め込み教育を否定して、子供主体の個性化、個別教育を推進しようとしたのである。
 

 ただ、正確に言うと、個性化、個別教育を推進したのは「研究授業」中心であり、普通の日常授業はお粗末な「おしゃべり授業」。
 いわゆる「二枚舌の授業」の授業だったわけである。
 

 現在、その試みは完全に失敗した。
 その結果、ほとんどの教師は「一斉授業」に戻っていったのである。
 

 ところが、個性化、個別化教育を推進してきた30代、40代の教師たちにとって、一斉授業における授業技術をほとんど身につけないままにきているために初任者同様の授業をするということになる。
 

 その教師たちの学級が荒れていったり、崩壊の憂き目にあっていたりするのが現状である。
 

 授業の指導言(この言葉さえ知らないであろう)が、発問なのか、指示なのか、説明なのか曖昧なままにのっぺらぼうにお粗末な「おしゃべり授業」をしている。
 

 そんな授業に子供たちが付き合うはずはないのである。
 どんどん荒れていっている。
 ★
 だから、私は「味噌汁・ご飯」授業を提起している。
 そんな「日常授業」を改革しなければ、これからとても持ちこたえることはできない。
 

 Hさんと詰める中で、今必修の授業技術とは何か。

 ①指導言(発問、指示、説明)の区別を授業の中で明確にする。
  Hさんは、初任者には実際に授業でやってみせなければ分からないのではな 
いかということであった。
 

 ②「活動」を入れる。
  Hさんは、教科書活用とノート指導を強調されている。
  私は、アウトプットの「活動」(書く、話す、話し合うなど)を入れることを強調し  たい。
 

 ③フォローを多用する。
  Hさんは、「個別評定を入れる」と言われた。(これは向山洋一さんの「授業の腕をあげる法則」の10ヶ条のうちの1つ。フォローの技術とほとんど重なってくる。)
 
 

 この3つが大きな根幹。
 

 それにもうひとつ付け加えるならば、④が加わる。

 ④指示と確認の原則
  「一時に一事の原則」をぜひとも使えなければいけない。
  そして、指示をしたあとにそれが子供たちの中できちんとなされているか「確認」する手立てが必要。
 
 

 この4つのことが変わるだけで「日常授業」は変わってくる。
 
  ★
 「味噌汁・ご飯」授業のキーワードは、「日常的」「全員参加」「基礎的な学力保障」の3つ。
 

 今までの授業とがらりと変わってくるところがある。
 

 でも、授業自体は今までの「日常授業」の核的な部分をちょっと変えていく試みになる。
 今まで「習慣的に続けてきた試み」をちょっとずつ変えていく試みだ。
  挑戦してみよう。

 

 6/29(土)に横浜で公開の研究会を開催する(横浜野口塾3/30の開催場所と同じ)。そこで模擬授業とともに提案していきたいと考えている。

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