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子供を見抜く方法教えます!

 横浜市のN区PTA連絡協議会で講演を行った。
 PTAの役員の方々である。
 
 

 N区公会堂の大ホール。
 こんなところで講演をするのは、3回目ぐらいであろうか。
 
 

 話を聞いてくれる方がそばにおられないというのは、とても不安になるものである。 ほとんど壇上の先端で話をする。
 
 

 テーマが「今、学校で起こっていること~教師の立場から保護者の方へ伝えたいメッセージ」。
 このテーマはなかなかのもので、今時のテーマとしては最適。
 いつもより多くの保護者の方が見えたと聞いた。
 ★
 最初話したこと。
 

 「このテーマで講演を引き受けるとき主催者の方と打ち合わせを行いました。
  教師の立場から保護者の方へ伝えたいこととなると、どうしても過激な話に
  なってしまいますので、少し柔らかめに話しますと話したところが、主催者の
  方から当日見えられる保護者の方は、役員のお母さん方ですのでもう学校や
  先生方については理解されている方が多いのですから、少々過激な話にな 

  ってもかまいませんと言われました。今日は意を強くして来ました。それでも
  過激な話は半分ぐらいにしておきます。(笑)」
 こんな話から入った。
 
 話したことは次のようなこと。
 
 

 ○大津いじめ事件のこと
 ○学級崩壊のこと
 ○最近起こった子供に関する2つの事例
 ○我が子を見抜く方法
 ○担任と保護者が連携して子供を育てていく
 ○発達障害の子供をどのようにしてクラスに包み込んでいったか
 ○子供を悪くする3つの方法 
 ★
 「我が子を見抜く方法」というのは、我が子をどのように理解していくのかということについてである。
 
 

 最近起こった2つの事例で、教師に苦情をつけつけられる保護者の方には、
「絶対に自分が正しいのだ!」という思い込みがあることを指摘した。
 子供の嘘を真に受けてしまったり、自分の都合ばかりを考えてしまっている保護者の事例。
 
 

 ここには、我が子を全体像としてつかんでいない間違いがある。
 「我が子目線」だけで我が子を理解して、そして間違った追求を担任にしてしまう事例があまりにも多すぎるのである。
 
 

 結局、間違った子育てをしてしまうので、あとでそのつけが自分にやってくることになる。
 

 「我が子目線」だけで我が子を見つめてはダメで、「比較目線」でも我が子をとらえておかなくては我が子の全体像はつかめないことを強調したのである。
 ★
 「我が子目線」「比較目線」というのは、いつもながらのネーミングで私の造語になる。(笑)
 

 子供は、「家庭で見せる顔」と「学校で見せる顔」がある。
 
 両方とも、その子供の顔になる。
 

 ここが私の伝えたい要点。
 
 「家庭で見せる顔」がその子供の素顔であり、「学校で見せる顔」は見せかけの顔と一般に捉えられている。
 私はそう思っていない。
 
 

 「家庭で見せる顔」は、家族との関係で見せる顔。
 「学校で見せる顔」は、集団(社会)との関係で見せる顔。
 
 

 「家庭で見せる顔」は、甘えん坊で、優しさがあるが、「学校で見せる顔」ははきはき発言して、リーダーシップがある(時には、人には厳しくて人の悪口を言う)というような子供はざらにいるが、両方ともその子供の顔である。
 ★
 保護者は、我が子を「我が子目線」で「家庭で見せる顔」だけをとらえないで、「比較目線」で「学校で見せる顔」もよくつかんでおかなくてはならない。
 
 

 今、保護者はビデオで運動会や学習発表会などを撮影するのに一生懸命になっておられるが、これだけでは「学校で見せる顔」はとらえられない。
 保護者が来るそのような時には子供も身構えている。
 

 チラッとしか「学校で見せる顔」は見せない。
 それを見るためには、我が子が他の子とどのような関係を保っているのかを見なくはならない。
 
 

 

 我が子ばかりを見ていては絶対にそれはつかめない。
 

 

 私は、ビデオが大流行になって、保護者たちは子供が「学校で見せる顔」を正確につかめなくなったのではないかと推測している。
 ★
 担任は、「比較目線」でいつも子供を見ている。
 40人の中の1人としての目線。
 
 

 

 この目線で、その子供の「学校で見せる顔」をある程度正確につかんでいる(はずである)。
 

 

 初任者でも2,3ヶ月過ぎるとつかんでくる。
 
 少なくとも保護者よりもつかんでいることは当たり前である。
 ★
 保護者の一部の人は「我が子目線」でとらえた我が子の姿が全部であると誤解している。
 そこで何か事が起こると、大変な苦情を学校へ突きつけてくる。
 これには困ったことである。
 
 

 

 もちろん、担任の方も「比較目線」でしかほとんどその子供をとらえていないので、家庭で見せる、その子の顔は知らないわけである。
 
 

 

 互いに、それぞれがその子の全体像をとらえていない。
 
 

 

 私が今回の区P連で訴えたことは、「我が子目線」の保護者と「比較目線」の担任が、ともに連携をして子供を育てていくことの必要である。      
 

 

 結局、この鉄則が、子供を育てていくには一番効果的であることは当たり前のことである。

 

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