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小手先ではもうどうにもなる事態ではない!

   北海道の堀裕嗣先生が、ブログの中で次のように書いている。

  ★ ★ ★
 5.学級制度を廃止するとか、4・4・4制にするとか、小学校高学年を教科担任制にするとか、習熟度別学級編制を基軸にするとか、すべての公立小中学校及び高校を独立行政法人化するとか、学校に制服警官を常駐させるとか、もっと国民的議論が巻き起こるような提言をしようよ。もう小手先の改革でなんとかなるレベルは10年以上前に終わってるんだよ。
 ★ ★ ★
 
 安倍政権になって、教育再生会議が復活している。
 これからさまざまな提言が出されて来るであろう。

 集まっている委員の先生方がどれほど学校現場の実態を理解しているのか、そこが一番の問題であると私は思っている。

 実際には表面的な実態だけを知っているだけで、具体的な内容については理解していないであろう。そのように予測できる。

 堀さんが言うように小手先ではもはやどうにもなるレベルではない。

 ★
 あるN県のある学校のこと。
 荒れまくっている学校。
 

 先生たちの間では、「○年○組バージョン」「○年○組バージョン」…が組まれていて、○年○組が暴発したら、即座に全校で「あのバージョンだ!」という取り組みがなされる。
 決められている教師たちが、その教室めがけて駆けつけていくのである。
 

 1970年代のアメリカ並みだ。
 
 

 この頃、アメリカは、運動場に監視小屋があって警備員が常時望遠鏡で監視している。窓ガラスが割れたら、「あそこだ!」と警備員たちがその教室目指して突入していく。
 こんな事態になっていた。

 この事態を重視して、大統領ビル・クリントンが全米で「ゼロ・トレランス」として法律化した。
 
 教室で、授業を妨害する生徒はその教室から離されて別施設で教育されるという法律である。

 アメリカは、この法律で一気に学校が落ち着いたと、私は聞いたことがある。
 ★
 ドイツは、授業を妨害する生徒にはまず口頭注意がなされる。
  3回の注意で、今度は家庭に書面で連絡をされる。

 3枚、書面がたまったら、その生徒は退学になる。
        
 ★
 おそらく、日本でもこのような状況が近づいている。
 ただ、アメリカやドイツのようにはいかないというのが、日本なのである。

 ★
 今、日本の中で、最先端の学級崩壊は昨年の夏に聞いた事例である。

 ある学校へ異動してきたベテランの先生が、6年の担任になる。

 始業式から2日目のこと。

 クラスのやんちゃのボスが「あいつ辞めさせようぜ」と周りのやんちゃたちに相談し、ある企てを始める。

 クラスは一気にばらばらになり、荒れていく。

 いろいろ調べていくと、驚いたことに何人かの保護者が裏で、その子供たちにけしかけていることが判明する。

 恐ろしいことである。
 このような「生徒しない」子供たちがいたら、もはや教師たちはお手上げである。

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 今、「体罰だ、体罰だ」と騒いでいるが、このような状況をどうするかというのがまず真っ先に考えなければならない事態である。

 再生会議の先生たちは、このような事態が現場で進んでいる状況を把握しているのであろうか。

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コメント

 私がTOSSの講座で聞いた、新型学級崩壊の例。
 親がメールで担任の悪い噂を流し、(結果的に)学級崩壊を誘発させる、というものです。
 よく似た事例で驚きました。でも、知っている人は知っているのですね。
 
 教室内でのほんの一言で、(前後を聞けば何も問題ないのに)いきなり市教委や児童センターに匿名の告発をされ、校長室で事情を聞かれました。(やられたのは私です。だいたいどの親かはさっしがついています。今年度と昨年度、1回ずつありました)


 私は、「そんなバカなことで教師をやめさせる勢力がのさばるのは絶対許せん」と思い、TOSS保険に入りました。
 やめさせようとする変な勢力を察知したら、すぐに弁護士に相談し、撃退してもらうつもりです。(裁判を起こされる前から相談できる保険です。年間6300円くらいで、安いものです)
 
 しかし、私みたいなTOSS関係教師ばかりではないので、学校にも弁護士、警察官(警備官?)をどんどん常駐させてもらえればと思います。
 変な「やつら」は、法の裁きをちらつかせる(場合によっては行使をちらつかせる、展開により行使する)ことで、ぶったたくのも大いにありでしょう。超過激な発言は百も承知です。
 親がわけのわからん変化をしている以上、こちらも「ありえない」変化をしないとだめでしょう!!!
こんな世間はこまったものですが、仕方ないと思います。

投稿: TOSS末端教師、でも個人的意見です。 | 2013年2月19日 (火) 23時01分

事件は現場で起きている。。。。

現場をご存じないと思います,みなさん。

小学校教師。

担任は,まず,休息なしで退勤時刻まで働きづめです。

トイレに行く暇もないと,よく言います。

こういう,現実を取材し放映するテレビはないのかなあ,と最近思います。

まるで「保育園」のような小学校である。目が離せない。

先生のお話を,堀さんのお話を読んで,もろもろ考えてしまいました。

投稿: 駒井康弘 | 2013年2月20日 (水) 03時02分

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