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北海道を訪れました~もう雪が降っていました~

   18日。午後3時の飛行機で釧路へ行く。
 釧路空港へ降り立つと、もうすっかり暗くなっていた。
 15℃の横浜から3℃の釧路。
 表現しようもないほどの寒さ。
 T小学校の教頭先生が迎えに見えていて、30分ほどでホテルへ着く。
 その後、T小の校長先生と夕食を共にする。
 ★
 19日。朝7:30からT小学校へ向かう。
 北海道教育委員会で、今年から始まった学校力向上の取り組み。
 指定された7校のうちの1校が、このT小学校。
 アドバイザーとしての訪問。
 校長先生の講話朝会ということで、体育館へ行くと300名ぐらいの子供たちが静かに座っている。
 先生たちのかけ声や号令はない。
 これにはびっくり。
 すぐに校長先生の講話が始まっていく。
 ずっと昔横浜でも、こういう子供たちを見たことがあるなあと思いつつ、感心することばかり。
 すれ違う子供たちは、必ず挨拶をしていく。
 「取り組みました!」と校長先生。
 ★ 
 1時間目は、私の授業。
 3年2組へ入り込んでの飛び込み授業。
 すばらしい子供たち。手応え十分。
 帰りには、そのクラスの子供たち全員からお手紙をもらう。
     
 ★ ★ ★
 今日は、わざわざ横浜からきてくれてありがとうございました。わたしは、ピアノをならっていて来年の3月に発表会があって、それに今がんばっています。それで今日野中先生の話を聞いて私は練習をがんばろうと思いました。ピアノの先生に注意されることがあると思います。
 今日は楽しいべんきょうありがとうございました。
 ★ ★ ★
 
 ★
 その日一日中いて、若い先生たちの授業を見せてもらった。
 子供たちの基盤はすべて整っている。
 先生たちのこれからのがんばりにかかっているのである。
 放課後1時間だけ学級づくりの講演をして、16:17の特急に飛び乗る。
 釧路から新札幌まで、4時間弱の電車旅になる。
 ★
 20日。8時にホテルへ橫藤雅人先生が迎えに見える。
 今日は橫藤先生のO小学校の一日である。
 これもアドバイザーとしての仕事。
 O小学校も、学校力向上の指定校の1つになっている。
 札幌は雪になる。
 午前中、全部のクラスを回って子供たちの様子を見る。
 そして、初任者2人の授業をじっくりと参観する。
 2人とも37名、38名という子供の人数にかかわらず、がんばって学級づくりをしてきている。
 11月のこの時点で、この状態を作り上げているということ自体、1年目を乗り切れるということになる。よくがんばったものである。
 ★
 5時間目は、3年生の初任のクラス。6時間目は、4年生の初任のクラス。
 私が授業をする。
 近隣校から先生たちが見える。全部で70名ぐらい。
 そのために3階に特設の教室を設けられている。
 そこでの授業になる。
 3年生は、谷川俊太郎さんの詩「なくぞ」の授業。4年生は、「プラス思考」の道徳の授業。
 それから放課後、「学力を保障する日常授業~『味噌汁・ご飯』授業を作る~」で講演。 

 ★
 3年生の授業も、4年生の授業も、手応え十分。
 2つの授業で、ねらったことは3つ。
 1つは、全員参加をどのように図っていくかということ。
 「味噌汁・ご飯」授業は、このねらいが大元にある。
 2つ目は、そのためにどのように「活動」を組み立てていくかということ。
 3つ目は、その「活動」のフォローを、子供たち一人一人へどのようにするかということ。
  この3つが全てであると言っていいのである。
 ★
 「日常授業は70点でいい」と言っている。
 終わったあとに、橫藤先生からは、
 「野中先生の今日の授業は、70点以上でしたね」と言われた。
 それは授業の中に、私の教育技術が加わっているからそのようになると思っている。
 たとえば、今日の2つの授業を初任の先生が追試してみたら、同じような手応えは難しいかもしれない。
 でも、70点の授業はできるはずである。
 そのように授業の組み立てを作っているからである。
 ★
 O小学校は、さまざまなところで目を見張ることがあった。
 こざっぱりと整えられた環境。
 聞くと、ずいぶんと職員や先生方でビフォーアフターをされたということ。
 気持ちがいい学校である。
 そして、特に注目したのは、事務職の先生の働きである。
 さまざまなところに配慮がなされていて、校長と同じように経営の全面に携わっておられるのだという印象を受けた。
 私は教師生活の37年間の中で、事務だけに特化している事務職(それだけでもずいぶん忙しかったはずである)しか見たことがなかったので、実に新鮮であった。
 新しい事務職のあり方がここに示されようとしていると、ずいぶん興味をもたされた。 

 その日、読売新聞が事務職のその様子を取材で訪れていた。
 やはり、マスコミも注目しているのである。
  学校力向上が、このようなところにも目を向けているとしたら、これはたいした取り組みになるのだと、…。
 アドバイザーの仕事を引き受けて良かったと、しみじみと思ったものである。

 ★

 駆け足での訪問。

 それでも充実した2校の実践を見せてもらった。

 これからどこまで向上していくか。

 楽しみなことである。

 

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コメント

 北海道でのお仕事,充実していたようで,心からお喜び申し上げます。
 2点,書きます。
 まずT小学校での3年2組の飛び込み授業です。このクラスの担任の先生のセンスに脱帽です。先生が帰られるまでに,手紙を書かせ,持たせています。私が学級担任の頃,外部の先生に指導を受けたときも,手紙を書かせたことがありました。しかしその日のうちには,渡すことができませんでした。だからこの先生のセンスが素晴らしい! 子供たちが素晴らしいわけです。
 この先生は予定を変更して,2時間以降に書かせたのでしょう。まさに善は急げでしょうか。こういうことができるから,ブログに紹介されているような手紙が生れるのです。
 二つ目は,O小学校の事務職の働きです。先生の文章では,具体的なことが分かりません。ここまで書いたのであれば,「校長と同じように経営の全面に携わって~」の中身を知りたくなります。
 いずれにしろ,このような事務の方がいるというのは,学校にとって幸せです。名前しかしらないのですが,横藤校長先生の学校づくりの素晴らしさが想像できます。
 25日,十日町で再会できることを楽しみにしております。

投稿: 庭野三省 | 2012年11月22日 (木) 20時22分

野中先生、横藤です。
火曜日は、本校にお越しくださり、本当にありがとうございました。
本校の職員にとって、どんなに刺激になったことか計りしれません。
(また、私の学校経営に対し、どんなに援護射撃をしていただいたかも計りしれません。)
翌日、自分の学級で「プラス思考」の追試をしていた担任もいたほどです。

一つだけ訂正させてください。
私は、先生の2本の授業に「70点以上でしたね」と申したのではありません。
「70点なんてものじゃなかったね!」と、申したのです。
初対面の子供たちとの、見事な切り結びは、授業の骨格のシンプルさとは対照的に、名人授業のそれでした。

残念ながら、本校の授業は午後からでしたので、子供たちの感想はその日にお届けできませんでしたが、もう少しお待ち下さいね。

投稿: 横藤雅人 | 2012年11月23日 (金) 15時43分

野中先生、石狩市立双葉小学校 山本和彦です。

横藤先生の学校、自分も行きたかったのですが、
その週の終わりに勤務校の研究発表会があり、
そちらの準備でお伺いすることができませんでした。
とても残念でした。

でも、野中先生、また冬休みに北海道へいらっしゃいますよね。
それも、石狩に!
こちらは地元なのでぜひ参加させてもらいます。
授業が見られないのは少々残念ですが、久しぶりにお話をお聞きできるだけでも楽しみです!

投稿: 山本和彦 | 2012年12月 8日 (土) 07時06分

山本先生、野中です。コメント有難うございます。
 1月11日に石狩市立花山小学校へ行きます。まだ冬休みだということをうっかりしていて、
授業をして研究会ということにはなりません。講演だけになります。
 また、お会いできること、うれしく思います。

投稿: 野中信行 | 2012年12月 9日 (日) 13時52分

山本和彦です。

講演だからなのか、自分の学校に届いた案内では、
花川北コミュニティセンターが会場になっていました。
きっと市内の学校全体に呼びかけられていると思います。
野口先生が花川小へいらしたときも、市内の学校全体へ案内が回っていたようです。

楽しみにしています!

投稿: 山本和彦 | 2012年12月10日 (月) 06時13分

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