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2012年11月

徒然なるままに~新潟へ行きました~

   24日(土)に新潟長岡へ行った。
 フェイスブックで知り合った青柳三郎先生の個展を見に行くためである。
 個展会場へ行くと、奥様も一緒におられて、一つ一つの絵について説明して頂いた。 ここ4,5年で描いてきた絵だと言われた。
 印象的な絵が多く、とても感動した。
 とくに、「ジベルニーの秋」は実際に印象派モネが描いた湖へ行かれて描き上げられた一点であり、とくに印象的であった。
 長岡では最後の個展だと言われる。
 もっともっと多くの絵を見てみたいものだとつくづく思った。
 ★
 25日(日)午前中バスに乗って延々と長岡から十日町へ向かう。
 終点には、庭野三省先生が待っておられて、「絵本と木の実の美術館」へ連れて行ってもらった。
 この時期には珍しいほどの、晴れ渡った日。
 遠く苗場山や八海山、駒ヶ岳などが雪をかぶって輝いて見えた。     
  小学校の廃校後を利用して、絵本作家の田島征三さんなどが中心になって作られた美術館。
  おもしろかった。
 私は、NHKの放映ですでに知っていたが、実際にこうして体験できるとは思わなかった。
 誰がこのような発想をしたのだろうか。
 その発想の素晴らしさに感動する。
 ★
 25日(日)の午後、新潟十日町のときわ会の妻有研修総会での講演。
 赤坂真二先生と私との二人。
 赤坂先生のいつもながらのテンポ良い話と、私の暗い話を聞いていただく。
 その後、すごい懇親会に参加する。
 私は2回目の参加なので驚くことはないが、とにかくすごい懇親会である。
 熱心な先生たちに、一日熱い思いになる。
  ★
 横浜に帰ったら、学陽書房から連絡がある。
 「必ずクラスがまとまる教師の成功術」が5版になったという連絡。
 今でもアマゾンで売れ続けている。
 ありがたいことである。
 最近では、縦糸、横糸という言葉だけで十分通じるようになっている。
 また、「必ずクラスを立て直す教師の回復術」も2版になったという連絡。
 これもうれしい連絡。
 ★
 12月1日には、読売新聞「教育ルネサンスフォーラム」教師力シンポジウム(新宿明治安田生命ホール)へ出演することになっているために、「教職生活の全体を通じた教員の資質能力の総合的な向上方策について」(平成24年8月28日中央教育審議会答申)を読む。
  何とも読みにくい文章。
 教員の免許制度を変えようという試み。
 要するに、今の学校現場に教員が対応できなくなっている現状をどうにかしなくてはならないという試みである。
 しかしまあ、分かりにくい答申である。
 シンポジウムは、私だけが現場の教師だったもので、あとは全部大学の先生である。
 こころあたりの人選も偏っている。
  私は、今初任者がどこで躓き、どこでクラスを荒らしていくのか話し、今回の免許制度への考えを述べることになる。
 だが、今回の選挙で自民党が政権を取ったならば、今回の答申も実現できるのかどうか分からなくなるのだと思う。
 
  

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北海道を訪れました~もう雪が降っていました~

   18日。午後3時の飛行機で釧路へ行く。
 釧路空港へ降り立つと、もうすっかり暗くなっていた。
 15℃の横浜から3℃の釧路。
 表現しようもないほどの寒さ。
 T小学校の教頭先生が迎えに見えていて、30分ほどでホテルへ着く。
 その後、T小の校長先生と夕食を共にする。
 ★
 19日。朝7:30からT小学校へ向かう。
 北海道教育委員会で、今年から始まった学校力向上の取り組み。
 指定された7校のうちの1校が、このT小学校。
 アドバイザーとしての訪問。
 校長先生の講話朝会ということで、体育館へ行くと300名ぐらいの子供たちが静かに座っている。
 先生たちのかけ声や号令はない。
 これにはびっくり。
 すぐに校長先生の講話が始まっていく。
 ずっと昔横浜でも、こういう子供たちを見たことがあるなあと思いつつ、感心することばかり。
 すれ違う子供たちは、必ず挨拶をしていく。
 「取り組みました!」と校長先生。
 ★ 
 1時間目は、私の授業。
 3年2組へ入り込んでの飛び込み授業。
 すばらしい子供たち。手応え十分。
 帰りには、そのクラスの子供たち全員からお手紙をもらう。
     
 ★ ★ ★
 今日は、わざわざ横浜からきてくれてありがとうございました。わたしは、ピアノをならっていて来年の3月に発表会があって、それに今がんばっています。それで今日野中先生の話を聞いて私は練習をがんばろうと思いました。ピアノの先生に注意されることがあると思います。
 今日は楽しいべんきょうありがとうございました。
 ★ ★ ★
 
 ★
 その日一日中いて、若い先生たちの授業を見せてもらった。
 子供たちの基盤はすべて整っている。
 先生たちのこれからのがんばりにかかっているのである。
 放課後1時間だけ学級づくりの講演をして、16:17の特急に飛び乗る。
 釧路から新札幌まで、4時間弱の電車旅になる。
 ★
 20日。8時にホテルへ橫藤雅人先生が迎えに見える。
 今日は橫藤先生のO小学校の一日である。
 これもアドバイザーとしての仕事。
 O小学校も、学校力向上の指定校の1つになっている。
 札幌は雪になる。
 午前中、全部のクラスを回って子供たちの様子を見る。
 そして、初任者2人の授業をじっくりと参観する。
 2人とも37名、38名という子供の人数にかかわらず、がんばって学級づくりをしてきている。
 11月のこの時点で、この状態を作り上げているということ自体、1年目を乗り切れるということになる。よくがんばったものである。
 ★
 5時間目は、3年生の初任のクラス。6時間目は、4年生の初任のクラス。
 私が授業をする。
 近隣校から先生たちが見える。全部で70名ぐらい。
 そのために3階に特設の教室を設けられている。
 そこでの授業になる。
 3年生は、谷川俊太郎さんの詩「なくぞ」の授業。4年生は、「プラス思考」の道徳の授業。
 それから放課後、「学力を保障する日常授業~『味噌汁・ご飯』授業を作る~」で講演。 

 ★
 3年生の授業も、4年生の授業も、手応え十分。
 2つの授業で、ねらったことは3つ。
 1つは、全員参加をどのように図っていくかということ。
 「味噌汁・ご飯」授業は、このねらいが大元にある。
 2つ目は、そのためにどのように「活動」を組み立てていくかということ。
 3つ目は、その「活動」のフォローを、子供たち一人一人へどのようにするかということ。
  この3つが全てであると言っていいのである。
 ★
 「日常授業は70点でいい」と言っている。
 終わったあとに、橫藤先生からは、
 「野中先生の今日の授業は、70点以上でしたね」と言われた。
 それは授業の中に、私の教育技術が加わっているからそのようになると思っている。
 たとえば、今日の2つの授業を初任の先生が追試してみたら、同じような手応えは難しいかもしれない。
 でも、70点の授業はできるはずである。
 そのように授業の組み立てを作っているからである。
 ★
 O小学校は、さまざまなところで目を見張ることがあった。
 こざっぱりと整えられた環境。
 聞くと、ずいぶんと職員や先生方でビフォーアフターをされたということ。
 気持ちがいい学校である。
 そして、特に注目したのは、事務職の先生の働きである。
 さまざまなところに配慮がなされていて、校長と同じように経営の全面に携わっておられるのだという印象を受けた。
 私は教師生活の37年間の中で、事務だけに特化している事務職(それだけでもずいぶん忙しかったはずである)しか見たことがなかったので、実に新鮮であった。
 新しい事務職のあり方がここに示されようとしていると、ずいぶん興味をもたされた。 

 その日、読売新聞が事務職のその様子を取材で訪れていた。
 やはり、マスコミも注目しているのである。
  学校力向上が、このようなところにも目を向けているとしたら、これはたいした取り組みになるのだと、…。
 アドバイザーの仕事を引き受けて良かったと、しみじみと思ったものである。

 ★

 駆け足での訪問。

 それでも充実した2校の実践を見せてもらった。

 これからどこまで向上していくか。

 楽しみなことである。

 

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徒然なるままに~走り回っている~

   走り回っている。
 明治図書の原稿を何とか書き終えて、読み直しをしている。
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 17日(土)は、「味噌汁・ご飯」授業・学級づくり研究会。
 これから3年間の方向を確認する。
 あと3年間で解散になる。
 18日(日)は、北海道の釧路へ行く。
 19日に、道教委の学校力向上の一環での学校訪問である。
 アドバイザーとしての仕事になる。
 釧路のT小学校を訪れ、一日授業をしたり、授業を参観したりする。
 1時間だけ学級づくりについての講座。
 終わったら、すぐに札幌の方へ向かう。
 20日に北広島市のO小学校の学校訪問。
 橫藤雅人校長の学校である。
 初任者の2クラスで、それぞれ授業をし、そのあと「味噌汁・ご飯」授業についての提案をする。
 近隣の学校から先生たちが集まってこられるようである。 
 橫藤校長がどんな学校づくりをされているのか楽しみである。
 ★
 蜂窩織炎(ほうかしきえん)が再発した。
 膝のところに細菌が入り炎症を起こすもので、1ヶ月前にかかり、今回もまた膝が痛くなる。
 どうやって細菌が入るのかが原因不明。困ったものである。
 抗生物質を飲めばすぐに痛みは取れる。
 症状は軽いのだが、これから再々発になったらやっかいなことになる。
 お酒が飲めないのが辛い。(笑)
 
      

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思い込みを捨ててみる~旭川で考える~

   6日の2時30分頃に旭川へ着く。
 曇っている。
 やはり、ずいぶん寒い。
 遠く旭岳に雪が積もっていて、晴れていたらきれいだろうなあと見つめる。
 迎えにきていただいた指導主事の先生に案内されて、教育課程改善協議会に参加する。
 6日の会議のまとめが行われていて、少しだけ話を聞く。
 ★
 7日の私の講演は、9時から80分ほど。
 「今 学習指導で大切にすることは何か?」というテーマである。
 そこで「日常授業」(「味噌汁・ご飯」授業)の大切さを訴える。
 指導主事の先生たちを含めて150名ほど。
 上川教育局の中核の先生たちが集まっておられる。
 ★
 その後、各教科部会を順次回っていく。
 さまざまな質問が具体的に出されて、そこでも私の持論を展開する。
 4時までびっしり。
 でも、充実した時間。
 現場の先生たちは、具体的にさまざまな問題を抱えておられるのである。
 私が国語の部会で「音読のさせ方は20ぐらいの方法を持っていなければいけないですよ」と言うと、「それはどんな方法でしょうか。教えて下さい」と言われる。
 その場で、いくらかの方法をやってみる。
 ★
 雨がずっと降り続く。
 「この雨がこれから雪に変わっていくのですよ」
 そのように説明される。
 長い冬へ至るつかの間の時間だったのかもしれない。
 旭川は、旭山動物園で有名になったところである。
 小さな動物園。
 珍しい動物たちがいるわけでもない。
 でも、ここで画期的な試みがなされた。     
  日本全国の動物園は、ほとんどそのマネをしている。
 ペンギンを歩かせるだけで、彼等をスターにしていく。
 木で作った橋げたをレッサーパンダに歩かせるだけで、彼をスターにする。
 ただそれだけのアイデア。
 考えてみれば何のことはない。
 でも、そういうアイデアが今までの動物園にはなかったのである。
 パンダなど大スターを連れてこなければ動物園は活気づかないと思い込んでいたのである。
 ★
 思い込みを捨ててみる。
 教育の現場も、そうしたらどうだろう。
 旭山動物園方式を教育の世界にも持ち込んでみたらどうだろう。
 そんなことを考えた一日であった。

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6日旭川へ向かう

   ヤマモト先生からコメントが入っていた。有難うございます。
 6日に旭川へ向かう。
 北海道小学校教育課程改善協議会への参加。
 

 7日の午前中に、80分の講演である。朝9時からである。
 講演のあとも、一日協議会へ参加したいと思っている。
 テーマは、「今、学習指導に必要なこととは何か?」。
 

 旭川へ行くのは、二度目になる。
 一度目は、家族で北海道を回ったとき訪れたのである。
 

 寒いだろうなあと思い、ネットで調べたら最高気温が12℃くらい。
 関東の朝の気温と同じぐらい。
 さすがにまだまだ雪は降っていないであろう。
 ★
 10日は、横浜で土作先生たちと横浜学級づくりセミナー。
 この講座に参加頂けるという先生からお手紙をもらう。
 娘さんもまた先生をしておられて、今回一緒に参加される。
 ありがたいことだ。
 

 この夏、文教大学で講座を持っていたときにも参加されていた。      
 

 現在通級指導教室の担当をされている。
 通級児の学級などとの関わりで、授業そのものが成り立たなくなっている担任の先生がたくさんいることに気づかれていく。
 その様子を手紙に書かれていた。

 自分が体験されたことが私の話にそのまま出てきているという内容である。
 
 地方でも私が指摘する状況が広がっているのである。
 なんとも……。
 
 
 

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