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2012年8月

初任者指導ということ。

   8月29日の新聞に「中教審 教員養成で修士課程履修を答申」という記事が出る。
 読んでみるが、どうなるのかよく分からない。
 北海道である先生から聞いた情報はなかなかいいものであったが、この新聞記事とはどうも一緒ではない。
 ★
 私が初任者指導を3年間行ってきた経験から言えば、問題は次のことになる。

 ①初任者がすぐに担任を持つと、7,8割の先生たちのクラスが荒れる。
  
 ②荒れる原因は、さしずめ3つ。
     
    A 「教師」として生徒達(子供たち)との関係づくり
    の仕方が分かっていない。

  B  学級をまとめられない。

  C 教室を離れての研修体制の多さ。

   AもBも教えられていない。学んでいないのである。
   そして、C。
  教室を離れての研修が多くて、子供たちと一緒にいられない。
 それがどれくらいハンディーになるのか、分かっていない。
 ★
 北海道教育委員会が今回始めた指定校7校の「初任者研修の自校実施」は、画期的なことである。
 今まで問題になっていた「教室を離れての研修体制の多さ」を直視し、それを自校で行おうとする施策である。
 参加した協議会では、指定校と近隣校が集まって4校合同で初任者研修を行うなどの実践が提案されていた。
 要するに、すぐにでも必要になる具体的な課題を即座に教えていく体制整備を行おうとするのである。
 ★
 学級を持つとき、最初の1ヶ月が1年間の8割ぐらいの比重を占めること。
 このことを知っている初任はほとんどいない。
 そして、この1ヶ月の間に何をやらなければいけないかを知っている初任はまったくいない。
 もちろん、初任のせいではない。
 大学はまったくそのことについて教えない。
 だれからも、どこからも学んでいないのである。
 これを自校実施にした場合、前もって教えることができる。
(初任者指導を担当する先生がこのことを知っておかなくてはならないが。)
 ★
 私は初任者指導の実際で、このことを確かめている。
 勝負は、始業式前の時間になる。
 この時間に教えることはいくつもあるが、絞れば3つ。

 ア、子供たちとどのように関係づくりをしていくか。
   私は、縦糸を張ること、横糸を張ることを教えた。
 イ、学級の仕組みづくりをどうするか。
   とりあえず1週間の仕組みづくりを教える。
   給食当番システム、掃除当番システム、日直システムについては一緒に作る。
 ウ、教室づくり
   ・机を並べ、出席簿順に並べるように名前を貼り付ける。
     ・ロッカー、廊下のフックなどに名前をつける。
   ・指名カードを作る。   など
 ★
 初任者も、ベテランが行うようにきちんと学級づくりをしなければならない。
 昔は、周りの様子を見ながら、子供たちに教えてもらいながら、作っていけば十分だった。
 今は、学級づくり(学級経営)だけは手を抜けない。
 学級づくりで土台づくりをしなければ、学級が動いていかない。
 ここが分からないで、最初から初任にがんがん授業の指導案作りをさせて、初任をつぶしていく初任者指導、管理職がいる。困ったものである。   

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北海道へ行く

   27日から北海道へ行った。
 道教委が進める「学校力向上に関する総合実践事業推進協議会」への参加である。
 アドバイザーになっていて、28日は80分の講演を行った。
 初任者指導を中心にした話。
 「若い先生たちを育てるポイント」というテーマ。
 参加されている先生方は、実践指定校7校や近隣校の校長先生や推進の先生方。
 まだ始まったばかり。
 ぜひ無理をしないで進めてほしいという願いを講演に託す。
 11月や1月には、実践指定校に訪ねていくことになる。
 初任者の先生たちのクラスで授業を見たり、授業をしたりしたいと思っている。
 ★
 北海道も涼しくはなかった。
 横浜で最高気温34℃に慣れている体は、湿度がないからりとした暑さは快適である。「このくらいはたいしたことないですよ」と言いながら横断歩道を歩いていると、後ろにいるおばさんから「えっ~~~、暑いよ」と叫ばれた。
 30℃を超すと、やはり北海道は大変なのだろう。
 ★
 もう8月も終わりだというのに、異常な天候だ。
 真っ盛りの夏の時期よりも、残暑の方が厳しい暑さというのも珍しいことである。
 横浜は27日から学校が始まっているが、しばらくは教室の中は大変であろう。    

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神奈川県三浦市へ行く!

 神奈川県三浦へ行く。
 三浦の2年目の先生たちの研修会。
 3時間びっしりと学級づくりを中心に話をする。
 終わって帰ろうとすると、「野中先生、この本にサインいただけませんか!」と寄ってきた先生。
 学事出版から出している「学級経営力を高める3・7・30の法則」の本。
 聞くと、先輩の本だと言う。
 先輩が初任の時、クラスがうまくいかないときに同僚の先生から薦められてこの本に出会い救われたという話。
 いい話である。(笑)
 私の本がこうしてこのような先生たちの糧になっているのだと思い、うれしくなる。 ★
 こうしてこの夏の6回目の講演が終わる。
 この残暑の暑さは何ということであろうか。
 27日から学校が始まるところが多いのに、しばらく学校もこの暑さに苦しまなければいけない。
 教室によっては40℃ぐらいになるのである。
 我慢大会をしているような感じ。
 来週の月曜日から北海道へ行く。
 北海道は少し涼しくなっているのだろうか。     

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徒然なるままに~郡山、文教大学へ行く~

   20日は昼から福島の郡山へ出かけた。
 一泊して21日の午前中の講座に間に合わせるためである。
 郡山は、日が落ちると昼間の熱気がストンと落ちて涼しくなる。
 朝は、22℃まで下がる。
 さすがに東北である。
 
 ★
 21日の講座は70名ほどの参加者。
 先生たちが元気になっておられるのか、それが心配であった。
 3時間弱の講座。
 2学期にがんばってほしいとエールを送る。
 
 ★
 22日は、午前中から埼玉の北越谷に向かう。
 文教大学の会沢先生に呼ばれての学級づくりセミナーである。
 初めて文教大学へ行く。
 静かな場所に大学はあった。
 50名弱の参加者。
 午後3時間びっしりと学級づくりについて話をする。
 夕方から残られた方との懇親会。楽しかった。
 さまざまな話を聞く。
 25時間の船旅で小笠原から来られた先生もいて、島での様子もたっぷりと聞く。
 ★
 2つの講座とも、最後に「いじめにどう対処するか」という話。
 大津の今回のいじめ自殺事件。現在でのわたしなりのまとめをする。
 ★
 今回の事件でしみじみと印象づけられたことは、「学校の無力さ」というものであった。 こんなにも、学校がいじめに対処できないものかと歯ぎしりするほどであったと思う。 先生たちは決して何もやらなかったわけではない。
 二度生徒の「いじめじゃないですか?」という訴えに対して、自殺した生徒や加害者達を呼んで話を聞いている。
 そして、「ケンカだ」と結論づけている。
 浅はかな結論だった。
 鉄則を踏み外している。
 仲良しグループの諍いは、特にマークしなくてはならない。
 それは17年前の大河内清輝君のいじめ自殺事件で学校現場の人間にとって当然の鉄則であったはずである。
 しかし、その鉄則を今回踏み外している。
 ところが、学校はうすうすいじめではないかと感じていた節はあるのである。
 アンケートにあれほどの生徒がきちんといじめだと答えているのである。
 ★
 大河内君のいじめ自殺事件と、今回の大津の事件は、仲良しグループの中の諍いとしてはほとんど同じである。事件の内容もほとんど同じである。
 この事件も、日本中を揺り動かしていく事件であった。
 連鎖反応として、この後自殺が引き続いた。
  学校は対策を迫られたのである。
 あれから17年。
 学校は何も変わっていないことが分かったのである。
 大河内君のお父さんは、今回の大津の事件を踏まえて語っている。
「大津の事件を見て、学校現場がずっと変わっていないことが分かりました。アンケートでいじめの有無が分かると本当に思っている。言えない子がいるということ、死ぬほど思い詰めている子がいるということを、なぜまだ分からないのか。」
 ★
 早稲田大学教授の原田泰氏は「イジメではない、犯罪である」ということで、「教育にはできないことがある」と認めるべきだと問題提起している。(朝日新聞、WEBRONZAから)
 原田氏は、学校側が今回のいじめを犯罪として認められないのは、「犯罪として処理することが嫌だった」のではないかと指摘している。
 その背景には、「責任逃れ」のほか、「教育とは人間を陶冶し正しい人間をつくるものであり」、それができないのは教育、教師の敗北だという思想があるからだという。
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 生徒を犯罪者として警察へ売り渡していくことは、教育の敗北であるという思想は、やはり学校や教師達の思想としてまだ生きながらえている、と私も思う。
 それはすべて否定することではない。
 だが、問題はその思想がきちんと行動として具体化されているのかというと、そうではない。
 空回りしている。
 実態がほとんどない。
 ただ、握りしめているだけである。
 だから、こうした犯罪が大手を振って学校で生きながらえているのである。
 ★
 新しい動きが出ている。
 イジメ被害を警察に訴える動き。すでに12件のいじめが警察に訴えられ、警察も積極的に受け入れている。
 大津の時は、お父さんの3回の被害届が受け入れられなかったときと様変わりしている。
 警察の方の方針転換であろう。
 私はこの動きは評価したい。
 もちろん、マイナスに出てくる場合もあるが、いじめは犯罪であり、きちんと犯罪として処理していくことは当たり前である。
 ★
 23日は、1日ぐたぐたしながら過ごす。
 24日は、朝早くから三浦へ出かける。三浦の2年目の先生たちの研修会である。     

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文教大学の学級づくりセミナーが近づきました!

   いよいよ文教大学の学級づくりセミナーが近づいてきた。
 私の講座は午後からである。
 講座は3つに分けて提案したいと思っている。
 1 学級づくりを成功に導くポイント
 2 1年間の学級づくりの戦略を考える
 3 「いじめ」にどう対処していくか
  どうぞご参加下さい。

 文教大学学級づくりセミナー

 日時 平成24年8月22日(水) 9:30~16:30

会場 文教大学越谷校舎 13号館2階 13201教室

講座概要 9:30~11:00

 学級づくりに活かす援助的コミュニケーション

 文教大学教育学部教授 会沢 信彦

11:15~12:45

 特別活動と学級づくり

 文教大学教育学部教授 米津 光治

13:30~16:30

 学級づくりを成功させる大切なポイント

 横浜市初任者指導教員 野中 信行

【ゲスト講師プロフィール】

野中 信行(のなか のぶゆき)

1947年佐賀県生まれ。

1971年佐賀大学教育学部卒業後、横浜市で、教師生活 37年間をおくる。

2008年定年退職。

退職後、横浜市で3年間初任者指導教諭として初任者の指導にあたる。

(元横浜市立小学校教諭)

 著書に、

 「困難な現場を生き抜く教師の仕事術」(学事出版)

 「学級経営力を高める3・7・30の法則」(学事出版)

 「野中信行のブログ教師塾~『現場』を生き抜くということ」(学事出版)

 「新卒教師時代を生き抜く心得術60」(明治図書)

 「新卒教師時代を生き抜く学級づくり三原則」(明治図書)

 「野中信行が答える若手教師のよくある悩み24」(黎明書房)

 「必ずクラスがまとまる教師の成功術~学級を安定させる縦糸・横糸の関  係づくり」(学陽書房・横藤雅人、野中信行著)

 「スクールプランニングノート」(学事出版 開発委員)

 「明日の教室全5巻」(ぎょうせい 共著)

 DVDに、「明日の教室シリーズ」として

 「学級経営に関する縦糸・横糸論」 「『味噌汁・ご飯』授業の提案」

 「1学期のまとめと立て直し」

        (有限会社 カヤ企画 明日の教室)

 ブログ 「風にふかれて」

対象 小・中・高等学校教員

定員 60名

受講料 3000円

申込方法 申込用紙をFAXまたは郵送にてご提出ください。

折り返し受講料振込用紙をお送りいたします。

申込期間 平成24年6月1日(金)より、定員に達するまで

備考 駐車スペースがございませんので、お車での来校はご遠慮ください。

お問合せ・申込先 文教大学生涯学習センター

〒343-8511

埼玉県越谷市南荻島3337

TEL: 048-974-8811

FAX: 048-974-8878

e-Mail: kshougai★stf.bunkyo.ac.jp(★を@に変えてお送りください)
 

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徒然なるままに~残暑お見舞い申し上げます~

   郷里(九州の佐賀)へ帰っていた。
 12日から17日まで。
 数日は雨模様の天候だったので涼しかったが、すぐに暑くなった。
 暑くなると普通に35℃や36℃になる。
 こちらとはひと味違った暑さ。
 久しぶりに多くの親戚の人たちに会う。楽しかった。
 ★
  義理の妹の息子たちと久しぶりに会った。
 2人は医者になっている。
 1人は、一旦医者になって、また大学院へ戻って勉強を続けている。
 大学院の授業が、夜9時頃に終わり、それから研究で、家へ帰り着くのは夜中の1時から3時頃になるという。3,4時間の睡眠でまた朝の7時頃に出かける。こんな生活をしている。
 もう1人は、産業医の研修期間で、ある病院に勤めている。
 家に帰ってきても、急患でいつ病院へ呼び出されるかもしれない。
 私が訪ねていった日でも、今朝は午前1時に呼び出されて駆けつけていったと言う。
 疲れ切って帰ってきた。
 ほとんど睡眠がとれないままに、また明日当直で徹夜だという。
 「慣れますよ」と笑っていたが、大変な生活である。
 睡眠と食事はめちゃくちゃで、お昼はあめ玉一つで生活することが多い。
 医者の不養生とはよく言ったものだが、それ以上の生活をしていた。
 医者たちの生活も過酷である。
 人々の命の現場は、このような医者たちによって守られている。
 ★
 17日に帰ってきて、すぐに講演の準備にかかる。
 まだ、31日までにあと7回。
 がんばらなければならない。
 ★
 学陽書房から出した「必ずクラスを立て直す教師の回復術」が好調だという連絡が学陽からある。

 Photo

 うれしいことである。
 ありがとうございます。
 方々のブログやフェイスブックでも紹介いただいている。
 これもありがたいことである。
 クラスがうまくいかなかった先生たちへのエールを込めている。
 夏休み明け。
 そこで勝負をかけることである。
 ★
 とっくに過ぎ去ったように思われるロンドンオリンピック。
 日本選手の活躍は、うれしいことであった。
 水泳、レスリング、ボクシング、サッカーなど目立った活躍。
 とくに、サッカー男女の活躍は私たちを夢中にしてくれるものがあった。
 だが、残念だったのは、なでしこジャパンの授賞式での態度。
 銀メダルをもらうときの態度で残念だった選手が何人もいた。
 カナダやアメリカの選手たちの立派な態度と対照的であった。
 一人一人にメダルを手渡しされているときに、きちんと目を見て「ありがとうございます」と挨拶をしなければならないのに、そんなことはお構いなしにカメラ目線ではしゃいでいる様子はとても不快感をもたらした。
 渋谷の街ではしゃいでいるミーハーなお姉ちゃんと同じ。
 銀メダルをもらうという品格がない。
 そんな印象を残してくれた。
 試合をすることだけが大切なことではない。
「神は細部に宿る」のだ。
 
  
 
      

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徒然なるままに~市川伸一先生のセミナーに参加する~

   9日は、神奈川県の3地区合同の初任者研修会。
 三浦にあるマホロバマインズへ行く。
 ここはマンションをホテルにしたところであり、私は何度も来たことがある。
 9階の会議室で、30名の初任者を集めて2時間の講座。
 この9階から三浦海岸が一望できる。すばらしい眺め。
 「学級づくりを成功させるポイント~2学期に向けて~」というテーマ。
 みなさん、しっかりと聞いてもらえる。
 多分、この初任者の方々は、ほとんど初めて聞く内容であろう。  
  2学期からどのように対処していくのかをくわしく話をする。
 8月の3回目の講座が終わる。
 ★
 10日は、朝早く起きて東大へ行く。
 初めて校内へ入るが、とてつもなく広いところである。
 市川伸一先生の「教えて考えるさせる授業」セミナーへの参加である。
 9日から始まっているのだが、2日目に参加する。
 ちょうどこの日、北海道から橫藤雅人先生がこのセミナーに参加されているので、ちょうどいいということで、ネット研のオフ会を設けることになっている。
 横須賀の小川義一先生もかけつけてこられている。
 始まる前に市川先生にお会いして挨拶をする。
 実は、市川先生も私も、今年度から北海道で始まった「学校力向上に関する総合実践事業」へのアドバイザーなのである。
 ★
 「教えて考えさせる授業」については前から興味を持っていた。
 「味噌汁・ご飯」授業と関わり合うところがあるのではないかと思っていたからである。
 この授業は、4段階で追求をしていく。

 説明をするー理解確認ー理解深化ー自己評価

 盛岡市の中学校の実践発表があったが、なかなかいい提案であった。
 ★
 「授業づくり」をしようというコーナー。
 私と橫藤先生と小川先生の3人で「大造じいさんとがん」の2時間目を作る。
 40分の所要時間。
 橫藤先生から「野中先生の提唱されている『味噌汁・ご飯』授業で作られたらどうですか?」と言われて、「はい、はい」という感じになる。
 2時間目の本時目標は、「大造じいさんの残雪に対する気持ちの変化を読み取る」というものである。
 即座に作っていく。
 この授業づくりでのねらいは2つ。
 どんな先生でも(初任の先生でも)作れる授業。
 子供たちが全員参加できる授業。
 他のグループでは、さまざまな意見が出て、結局作れませんでしたと話されていた。 私はすぐにでも模擬授業ができた。(そんな時間はなかったが…)
 「味噌汁・ご飯」授業は、70点の授業でいいからである。
 ★
 12時30分すぎにセミナーは終了する。
 東京駅の八重洲地下街に場所を移して、ネット研のオフ会。
 橫藤先生、小川先生と私。そこに遅れてG出版のUさんが来られる。
 さまざまな提案を橫藤先生と私が行う。
 Uさんもこれからの出版企画を提案される。
 いつもながらおもしろい話である。
 広島の酔心の蔵元から直接取り寄せているという酔心を飲みながら、話は延々と続く。 

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徒然なるままに~夏の講演巡業の始まり~

   3日(金)東京江東区教育センターへ行く。
 全国・東京都小学校学級経営研究会に呼ばれての講演である。
 120名の先生方へ「学級づくりの時代が来ています。しっかり学級を作って下さい」と話をする。
 8月の講演巡業の始まり。まず1回目が終わる。
 ★
 4日(土)朝4時30分に起きて、準備をする。
 7時過ぎの新幹線だ。岡山へ行く。
 「燃える!スマイル講座 2012夏 9月からのスタートダッシュ講座」(浅口教師塾、お笑い教師同盟主催)
 講師は、土作彰先生、中村健一先生、松森靖行先生と私である。
 私の最新刊の「必ずクラスを立て直す教師の回復術」(学陽書房)を20冊準備する。
私の講座の前にあっという間に売り切れてしまう。
 ここでも多くの先生たちと出会う。
 45分の講座を2本。しっかり伝えられたのだろうか。
 懇親会の中華料理店。土作さんと中村さんがいるので盛り上がる。料理もおいしい。
 その会場で、サッカー男子が3対0で勝っているという情報が入る。さらに盛り上がる。
 2次会にも参加し、そして3次会は部屋でやろうということで、コンビニで買い物をする。
 土作さんや中村さんと同じホテルなのだ。
 1時30分頃まで島根から来た先生たちとも一緒に話し込む。
 中村さんは、昨日の夜11時頃に北海道から岡山へ着いたという。
 私は今月65歳になろうというのである。   
  いやはや元気なものである。
 第2回目の講演が終わる。
 あと8回の講座が控えている。
 ★
 この会で、奈良の中條先生と会う。
 お会いしたいと思っていた先生である。
 懇親会の席で、ちょっと話し込む。
 現在の教育界の現状の閉塞感は大変なものであり、まさに視界ゼロの時代になっている。
 心ある先生たちがどこへ向かって歩いていっていいのか分からなくなっている。
 今までのやり方ではもうだめになっている。
 この閉塞感を打ち破るには、新しい何かが必要だ。
 ……
 そんな悶々とする思いを語る。
  ★
 佐伯泰英の「酔いどれ小籐次留書 正宗遺訓」が出た。
 佐伯のシリーズ本の中では、このシリーズが一番好きである。
 早速買って読む。
 しばし全てのことを忘れて、佐伯の世界に浸る。
 
  

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「必ずクラスを立て直す教師の回復術」(学陽書房)が出版された!

   新しい本を出版した。
 『必ずクラスを立て直す教師の回復術』(学陽書房」
 8月10日頃には書店にも並ぶ。

商品の詳細

 ★ ★ ★
 「おわりに」で次のように記した。

 おわりに
 

 8年ぐらい前のことであろうか。
 知り合いの先生が学級崩壊の憂き目にあった。ベテランで力量のある先生だった。前任の学校では教務主任。転任して5年生担任を受け持ち、その事態は起きた。荒れた学校で、立て直そうと躍起になったところでやんちゃたちから反発を受けての崩壊であった。
  その事態がきっかけで、その先生は教師を辞めていく。
 その頃私は、「困難な現場を生き抜く教師の仕事術」(学事出版)を出版していた。
 その先生から言われた。
「野中先生が本に書かれている道筋の通りに私のクラスは崩壊してしまいました。でも、その崩壊を回復していくということが書かれていないので、ぜひともこれから回復の手立てを書いてください」
 その先生との約束はずっと私に残り続けた。
 多くの実践書には、学級をうまく活性化させていったり、子供たちを元気にしていったりすることが書かれている。
 しかし、すでに荒れてしまっているクラス、崩壊しているクラスを回復していく手立てについてはほとんど書かれていない。それは大きな課題であった。
  ★
 今、現場は学校崩壊の事態も進行しているが、それよりも何よりも「学級崩壊予備軍」と呼んでいるクラスが数多く生まれている。中堅、ベテランの先生たちのクラス。学級崩壊にまでいかないが、クラスがうまく回らなくなっている。
 その先生たちは今まではうまく学級経営をしてきた先生たちなのだ。「今まではうまくいっていたのに、どうしてだろう?うまく回らなくなってしまった!」と呟いている。
 これからこのような先生たちが数多く増加していく。
 事態はこのように進行していく。
  この事態を回復していく手立てをこの本で提起している。
  ぜひともがんばってほしいとエールを送りたい。
  ★
 37年間の教師生活の中で、最も忙しい時期があった。
 40代の後半の頃、学校では教務主任。高学年の担任。しかも、初任者指導の担当。
 その頃、趣味でフルマラソンを走っていて、土日は60キロを走り込むような練習をしていた。
 また女房の仕事の関係で、夕食づくりは私の担当。具材を買い物して帰るために5時30分頃には学校をあとにしなくてはならなかった。
 どうしても仕事を早く済ませていく仕事術を身につけなくては毎日を過ごしていくことはできなかった。
「困ったな!」「時間がかかるな!」と思うことは「うまく工夫できないものか!」と考え続けたものである。
 その頃に身につけた仕事術をこの本ではさまざまなところで生かしている。
  ピンチはいつもチャンスをもたらしてくれる。
 ★
 この本の第4章クラス回復術 その4の「『授業』のスタイルを変える」は「味噌汁・ご飯」授業・学級づくり研究会の研究成果をまとめている。研究会の先生方に感謝したい。
 今回の編集も、企画段階でずいぶん後藤優幸さんにお世話になった。ありがとうございます。
 
 2012年 夏            野中 信行                     
 

 ★ ★ ★
 今、教育現場の閉塞感はものすごい。
 忙しさに追いまくられて、きちんと考えていくことができないほどである。
 私は、もはやその現場に身を置いていないが、日本各地を回り、その大変さを身に沁みて感じる。
 これから現場の先生たちの多くが、普通の教室を成立させていくことが困難になる事態を迎える。
 その事態へ向けて、私は現場の先生たちへ精一杯のエールを、このような形でなした。
 私なりの「地上戦」である。
  ぜひ読んでいただきたいと願っている。
 アマゾンでも予約注文を開始している。

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