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石川晋さんの単著2冊を読む!

 最近教育書を読むのが億劫になっている。
 現場から離れて5年目。
 そういうことだと自分なりに納得する。
 それでも自分では教育書を書いているのだから、何とも矛盾している。
 ★
 石川晋先生の「国語授業 言語活動のアイデア42」(明治図書)と「学級通信を出し続けるための10のコツと50のネタ」(学事出版)をやっと読み終える。
 晋さんと私は呼んでいる。
 9年前になるだろうか、帯広の授業づくりネットワーク大会に初めてメイン講師として私を呼んでもらってからの付き合いになる。
 これが初めて出す単著2冊ということだから、驚くことである。
 ★
 国語授業の本。
 ここには<新しさ>があるなと思った。
 「対話」という視点から追求される活動である。
 今この閉塞した教育現場を少しでも克服していくためには、こういう<新しさ>がさまざまに生み出されてこなければいけない。
 今までの教育論や授業研究では、この閉塞感はとても克服できない。
 そのように強く思っている。
 私の地点とは大きく違っている。
 でも、そんな違いなど何ほどでもない。
 学級通信の本。
 私も晋さんから製本した学校通信をもらったことがある。
 ほぼ毎日発信する学級通信だった。それだけでもすごいものだった。
 こんな学級通信をもらったのは、長瀬拓也さんと晋さんだけだ。
 なぜこんなに続けられるのか。
 その秘密がここに明らかにされている。
 私も学級通信は発行していた。きまぐれに出すものだった。
 それでも学級に置いている自前の製本機で必ず製本して子供に渡したものだ。
 この学級通信は、保護者との連携には大きな力を与えてくれることは間違いない。  

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