「味噌汁・ご飯」授業~その3 活動を多様化すること~
「味噌汁・ご飯」授業を考えていくとき、まず多くの先生たちが展開している日常の授業を検討していくという試みをした。
前回のブログにもあげたが、「おしゃべり授業」というのが私たちが最初に問題視した授業であった。
①ずっと説明をしながら授業を進める。
②ときどき、発問をする。
③3,4人のいつものメンバーが答える。
④先に進む。
簡単に言うと、こんな授業である。
教師はこれに疲れると、ワークシートを書かせている。1時間中だ。
いわゆる一斉授業の問題として、このような授業はターゲットにあげられてきた。
この克服としてワークショップ授業などが提起されてきたはずである。
私たちはもう少しこの授業に拘ってみた。
この授業の何が問題なのか。
ア、ずっと教師がしゃべり続けること。
イ、ほとんどの子供たちが傍観者になっていること。
ウ、活動がほとんどないこと。
授業というのは、子供たちにいかにエネルギーを使わせるかどうかである。
それなのに、このおしゃべり授業はほとんどの子供たちを「聞く」という活動だけを強いて、傍観者にしてしまっていることである。何のエネルギーを使うことなく、ただ耐えているだけのものである。
★
まず、このおしゃべり授業を克服しないと、日常授業を切り開いていく方向は出てこない。
そこでどう克服していくか。
私たちは、ウの「活動がほとんどないこと」に注目した。
この「活動」を多様に組み合わせていけばきっと授業は活性化していくはずだと…。 活動とは、繰り返しになるがもう一度書く。
聞く、見る、読む、おぼえる
書く、話す、話し合う、動く
この「活動」を多様に組み合わせていけばいいのではないかということである。
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