子供の困ったことを丸抱えにしてすべて解決してやる!
近くにある帷子川(かたびらがわ)の遊歩道を買い物帰りに歩いていた。
ふと川を眺めると、カルガモの親子が泳いでいた。
母親のカルガモと5匹の子供カルガモ。
2週間前には、母親が先頭でそのあとに5匹を従えて泳いでいた。
でも、今日は少し大きくなった5匹のカルガモが先に泳ぎ、母親は後から従っている。
雨で水かさが増した川の流れをうまい具合に5匹は連なって泳いでいるのである。
こんな協力体制を母カルガモが教えているのである。
感心をしながらしばらく眺めていた。
★
ふと国際理解教育でみえていた台湾の先生の言葉が甦ってきた。
給食の時間に、その先生と「日本の親たち」のことについて話になった。
その先生は、台湾の親と日本の親の違いをうまいたとえ話で語ってくれた。
子供が棚の上にある荷物を取りたいと親に訴えてくる。
台湾の親は、踏み台を貸してあげる。
荷物は自分で取らせる。
ところが、日本の親は自分で踏み台に乗って荷物を取ってあげる。
そこが大きな違いだ。
このたとえ話だけで、決定的な違いに感じ入った次第であった。
日本の親たちは(全部ではないが…)子供たちの困ったことを丸抱えにしてすべて解決してあげる。
それは今も続いている。
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