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「味噌汁・ご飯」授業~その4 インプットとアウトプット~

 日常授業としての「おしゃべり授業」の問題を書いた。
 もうひとつ日常授業を検討している。
 今度は、「授業の原点」から私たちが行ってきた日常授業を洗い直してみようという試みである。
 ★
 「授業の原点」といっても、さまざまな原点が考えられる。
 「教え」と「学び」。「学び」。
 宮崎のセミナーで質問したら、このような答えが返ってきた。
 その通りである。
 人さまざまに原点は設定できる。
 私たちは、「インプット」(入力)と「アウトプット」(出力)を授業の原点として考えてみようと試みてみた。
 そこから私たちの日常授業を洗い直して見るのである。  
  ★
 授業で「インプット」とは何だろうか?
 これも子供たちの「活動」として考えたらどうなるのだろうか。
 授業で「アウトプット」とは何だろうか?
 子供たちの「活動」として考えたらどうなるのだろうか。
 そのように考えたとき、とりあえず次のように考えることができた。

 インプット→聞く、見る、読む、おぼえる

 

 アウトプット→書く、話す、話し合う、動く

 もちろん、おおまかな区別である。ある面ではインプットであり、ある面ではアウトプットになる場合もある。
 ★
 このように考えたとき、分かったことがいくつかあった。

 私たちの日常授業は、次のような問題点があったのではないかということ。

 (1)多くの教師たちが日常的に行っている「活動」は「インプット」中心
    だということ。
 (2)しかも「聞く」というインプットを多用している。
   (これはおしゃべり授業の問題としてあげておいた)
 (3)「アウトプット」を使うことが少ない。多くの教師たちは「アウトプット」
    に対してあまり意識していない。

 ★
 北海道の山の手南小学校で全クラスの授業を見せてもらったとき、全クラスで意識して取り組んでいたのが、ノートづくりであった。子供たちは進んで取り組んでいた。
 この学校は、学力向上を図るために「日常授業」にスポットを当てて重点研究をしている学校であった。
 いうなれば、アウトプットの「書く」を意識して取り入れているのである。
 大阪の寝屋川の小学校で、2年目の先生のクラスを参観させてもらったことがあった。 その先生が理科の授業を1時間。私が道徳の授業を1時間行った。
 すばらしいクラスだった。
 そのクラスも「書く」ということに力を入れた取り組みをしていた。
 学校全体の取り組みであった。
 「書く」というアウトプットは、子供たちを変える。
 かつてのかつて、新潟の大森修先生の4年生のクラスで「ごんぎつね」の授業を2日間にわたって参観した。
 大森先生の発問に対して,子供たちは瞬く間に自分の考えをびっしりとノートに書くことができた。それだけでもびっくりしたことであったが、その後に子供たち同士の討論が行われた。これもびっくりすることであった。
 「書く」「話す」「話し合う」というアウトプットが存分に機能しているのである。
 ★
 ポイントは、「アウトプット」が握っている。
 そのように考える。
 しかし、その「アウトプット」が良好に機能していくためには、良好な「インプット」がなされているはずである。
 そこにも目を向けておかなくてはならない。
 「インプット」と「アウトプット」という視点から眺めていくと、このようなことが見えてきたのである。
 

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コメント

野中先生、はじめておたよりをします。山形県の小学校に勤務しています。本校でも毎年初任者を迎えるようになりました。初任者の指導、特に学級経営についての書物を探していたとき、先生の著書に巡り会い感銘を受け、まさにこれだと思い、初任者に読ませました。リアルな現場の状況に立たれた説得力のある理論にひとつひとつ納得いたしました。職員会議で先生の「3・7・30の法則」を紹介させていただいたりもしました。そして、先生のご指導を直接お聞きしたいと思うようになりました。適切な連絡方法をご教示いただければありがたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

投稿: たかはし | 2012年6月 5日 (火) 13時57分

高橋先生、野中です。わざわざ連絡有難うございました。
 本を読んでいただき、感謝します。
 私への連絡は、次のメールにしていただければありがたいです。

 kazenifukarete@hkg.odn.ne.jp

投稿: 野中信行 | 2012年6月 5日 (火) 14時49分

さっそくご返事をいただきありがとうございました。それではご連絡をのちほどさせていただきます。

投稿: たかはし | 2012年6月 6日 (水) 15時14分

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