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この40年の間に、大切であると分からないでうち捨ててきた!

   学級づくりパワーアップセミナーイン東京の講座に参加した。
 私の講座もあったのだが、9:30~17:30までの丸1日参加した。
 <教師みらいプロジェクト>は、日本の各地で開催されている。
 今回は、初めて東京で開催されたということ。
 さまざまな先生との出会いも収穫であったが、何よりも野口晃男先生との出会いが素晴らしかった。
 校長を退職後、各地で講演をされ、また盛岡大学の非常勤講師もされている。
 野口先生の講座は、こんな提案の仕方もあったのかと思わせるもの。
 「校長室の窓から」という校長通信を読み上げられるという形式でほとんどは過ぎていくのだが、その通信の内容が心に染みいる。
 ★
 たとえば、「校長室の窓から 62号」にはこんなことが書かれている。

  入学式で入学のお祝いを述べたあとで、保護者の皆様方に子供を悪くする3つの
 方法を話しました。
  ◇ ◇
  一つ目の方法は、子供の前で近所の人にあいさつをしないという方法です。
  近所の人だけでなく、知っている人にもあいさつをしないようにするのです。そ
 うすれば子供は間違いなく陰気で礼儀知らずの人間に近づいていきます。
  二つ目の方法は、家の中で手伝いをさせないという方法です。
  家のみんなが働いているのに、遊んでいても平気でいられるような子にするので
 す。そうすれば、子供は学校でもそうしますから、そのうちに多くの友達からの信
 用を失い、最後はひとりぼっちになってしまいます。
  特に掃除をさせないのがこの場合の一般的な方法です。
  三つ目の方法。それは子供の頭を悪くする方法です。
  それは子供の前で友達の悪口や近所の人の悪口や先生の悪口を言うことです。
  この方法が効果的である理由は、とてもはっきりしています。お父さんやお母
 さんが悪く言っている人の話は、どんなに素晴らしい話でも、その子の心に響か
 ないのです。
  いま、皆さんに、子供を悪くする3つの方法を話しました。
  反対に、子供を良くする方法はたくさんあります。これから一つ一つ実践し、
 子供を良くする方法を工夫し、ご家庭の皆様とともに協力して育てていきたいと
 考えています。

 ★
 これを聞いた保護者たちは、どきっとしたにちがいない。
 当たり前のことが書かれている。
 この当たり前のことが、いま当たり前に行われていない。
 子供の前で教師の悪口を言うことなど、こちらの方が当たり前に行われている。
 中には、メールで教師の悪口を伝え合っている保護者もいるとのこと。
 こんなことが教師と子供たちとの関係をどれほど歪めているのか、保護者はまったく予測さえもしていないのであろう。
 ★
 37年間担任として、3年間初任者指導として、子供の変容、親の変容、家庭の変容を見てきた。
 この40年間の間に、ものすごい変わり方をしている。
 とても大切で、なくしてはいけないものを、われわれは大切だと分からないままにうち捨ててきた。 
  そして、40年経って多くの心ある人たちが頭を抱えている。
 ★
 野口晃男先生の講話は、当たり前の、とても大切なことをしっかりと伝えられている。 ともすれば私たちが忘れてしまっていることを思い起こさせてくれる。

 ★
 これらの校長通信がまとめてあるのを買おうと思っていたら、他の方と話しているうちにあっという間に売り切れてしまった。
 野口先生に「どうしたら手に入るのですか?」と聞いたら、「私の住所に葉書をください。そしたら送ります」と言われた。

 校長室の窓から     1冊1000円
 続・校長室の窓から      1冊1000円
 校長室の窓から(別冊) 1冊1000円

 送料 1冊の場合 350円  2冊、3冊の場合 500円

 もし読んでみたいと思われる方、ここに野口先生の住所を書くことはできないので、
私のところへメールをください。お知らせします。

 kazenifukarete●hkg.odn.ne.jp(●のところに@を入れて下さい)

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