「味噌汁・ご飯」授業 その1
「味噌汁・ご飯」授業の6月30日(土)公開研究会へ向けて準備が進んでいる。
神奈川の労働プラザ(横浜石川町)での開催になる。
一応、こくちーずは6月上旬に行う。
私たちの研究会は、「味噌汁・ご飯」授業・学級づくり研究会と名付けて、今まで話し合いを続けてきている。(非公開)
この研究会は2015年には解散をするので、あと3年になる。
どれだけの問題提起ができるかどうか。
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「ごちそう」授業とはまったくベクトルが違う。
「ごちそう」授業は多大な教材研究を踏まえての授業。
「味噌汁・ご飯」授業は、「ごちそう」授業と最初のステップからベクトルが違う。
だから、教材研究の仕方も違う。学習指導案も違う。授業展開も違う。
でも、授業の中身は70点で十分。
しかし、子供たちへの学力保障はきちんとしよう。
何よりも先生たちが「授業するのが楽しくなってきました!」と言えるようにしたい。 そんな願いをもっている。
★
ある国語の公開授業研究会へ参加したことがある。
研究指定校の研究大会になる。
教室中に張り巡らされた模造紙。そこにびっしりとあらすじが書かれている。
そのことだけでもすごい研究が行われていると思われる雰囲気。
2月の研究大会へ向けて、前年度の夏休みには指導案が決定され、分厚い研究紀要が作られる。
全体会で発表される内容も仰々しい。
日本中で展開されてきた公開の授業研究会は、こんなものであった。
1時間の研究授業のために、1年間をかける。
参観された先生たちからは「すごい!」「子供たちがすばらしい!」と声がかかる。
私は、ものすごい違和感を感じた。
その時以来、私はこの種の研究会に参加することを止めた。
この時の違和感がやがて「味噌汁・ご飯」授業という発想を生み出していく。
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