まず「国誉め」から始めよう!
6日、兵庫県M市の教育委員会の「学級づくり講座」に呼ばれて行く。
新神戸まで新幹線で行き、そして車で30分。
かなりの遠距離。
ここにはもう4回目になるのだろうか。
会議室は50名の先生たちでぎっしり。
新規採用や臨時教員の先生たちが中心である。
3時から5時まで、2時間びっしりと話をする。
9日が始業式。
がんばってほしいというメッセージ。
終わってまたすぐに新幹線でとんぼ返り。。
★
新しく学校が始まる。
このブログを読んでもらっている先生たちの中で、新しい学校へ赴任されている方も多くおられるであろう。
この時期、学校は新しい先生たちで華やぐ。
ところが、しばらくすると赴任してきた先生たちは、更衣室などでこそこそ話を始める。
「ねえねえ、この学校ちょっとおかしいと思わない?」
「よくあんなことをやるよね、信じられない!」
「私、すぐに出て行くんだ。この学校に合わない!」
私も昔を思い出すと、こんな話をした憶えがある。
よくあることだ。
だが、これは自分の勘違いだということを認識しておかねばならない。
他校へ行くと、まず目に付くのが欠点。
(子供たちでも、最初に目に付くのが欠点。)
誰でもが普通はそうなる。
でもそれは今までの自分の習慣と違っているということに過ぎない。
自分の今までの習慣を上位において、上から目線で見ているだけである。
そのように思っていた方がいい。
★
神事に「国誉め」というのがある。
古代、ある国に任命された役人が最初にやった仕事である。
役人は、その国がどんなに素晴らしいか褒め称えることを、最初の仕事として行ったのである。
うさんくさいと思われるだろうが、私はこの「国誉め」は今でも大切なことだと思っている。
おべっかを使えということではない。
まず、自分の今までの「習慣」をしまい込んで、その学校の良さを見つめることから始めることである。
小さなことでいい。
それを発見したら、今までいる先生たちに口に出して伝えてあげることである。
そうすることから、その学校の仲間になっていくことだ。
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