「7」の時間が終わり、「30」の時間が始まる!
「7」の時間が終わり始めている。
教室の「仕組みづくり」の時間。
きちんとした「学級システム」が成立したのであろうか。
ここで先生たちは一息ついてしまう。
「ああっ、終わった~~」という感じになる。
しかし、「3・7・30の法則」の大切なところはこれからになる。
「30」の時間が最も大事な時間。
これからなのだ。
「3」も「7」も大切な時間だが、「30」が最も大事な時間になる。
★
「30」は、「7」で作った仕組みを定着させる時間になる。
繰り返し繰り返し定着させていく。
担任は張り付いて、指示を出し、きちんとフォローをし、そして注意をし、何度も何度も繰り返していく。
ここで手を抜いてはいけない。
うるさく注意するだけではいけない。
必ずフォローを入れて、子供たちを認め、ほめていく。
担任の立ち位置が重要だ。
★
例えば、私のクラスの給食当番の出発を次のように行っていた。
・タイム当番は授業が終わったら「今からタイムを計ります!」と声かける。
・給食当番は、すばやく白衣に着替えて教室の後ろに2列に並ぶ。
・先頭の2人が「出発します」と合図をして出発。
・最後の2人が教室を出た段階で、タイム係がストップウォッチを押す。
・タイム係は、貼り出した紙に今日のタイムを書く。
・3分以内が目標。
・担任は、ティッシュ当番と一緒に後ろからついていく。
2列に並んでいない子供、列を乱している子供などに即座に注意をする。
…………
担任は、張り付いて、ここでも一々注意をし、フォローをする。
繰り返し繰り返し粘り強く行う。定着させるためである。
★
こうして「30」の時間をおくる。
一々張り付くわけであるから、疲れる。
手を抜きたくなる。休みたくなる。
だが、ここでのがんばりが1年間を決定していくのである。
「覚悟」してがんばる。
連休までの時間に、どれだけ「学級システム」が機能していくのか。
そこが勝負だ。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 「自己流」で身に付けた力量で対応できなくなっている!(2019.03.16)
- 『教師1年目の教科書』が重版になる!(2019.03.13)
- 再び横浜野口塾のお知らせです(2019.03.10)
- つれづれなるままに~飛行機ができてきた~(2019.03.09)
- 『教師1年目の教科書』(学陽書房)が発売される(2019.03.05)
コメント