徒然なるままに
テレビで、若手指揮者のホープ垣内悠希のことが放映されていた。
小澤征爾に言われたという。
「技術は極端に言うといらない」
「でもいざというとき、とても助かるんだよ」
指揮での技術ということさえ分からないが、この指摘はずっと胸に残った。
★
評判の「天地明察」(冲方 丁著 角川書店)をやっと読み終えた。
揺さぶられた。
人は役割をもって生まれてきている。つくづくそう思った。
中村天風の言葉を思い出す。
「新しき計画の成就は只不屈不撓の一心にあり。
さらばひたむきに、只想え、気高く、強く、一筋に。」
★
ゴールデンウィークの始まり。
先生方はほっとしているだろうなあ。
私は、家の改築のために休みなしの状態。
屋根瓦を変えた方がいいと大工さんに勧められて、屋根瓦の取り替えもする。
耐震を考えての改築になる。
昨年の10月末に気仙沼へ行くために大船渡線に乗ったとき、きちんと屋根瓦をつけている家が一軒もなかったことに気づいた。
震度7に襲われて、ほとんどが壊れてしまったらしい。
関東もいずれ首都直下に襲われる。
そのための備えである。
★
フェイスブックで、奥村幸治さんの「致知随想」(2010年6月号)が紹介されていた。
イチローのこと。
オリックスで打撃投手を務めていた頃の思い出が書かれてある。
△ △ △
ある時、イチロー選手に
こんな質問をしたことがあった。
「いままでに、これだけはやったな、
と言える練習はある?」
彼の答えはこうだった。
「僕は高校生活の3年間、1日にたった10分ですが、
寝る前に必ず素振りをしました。
その10分間の素振りを1年365日、3年間続けました。
これが誰よりもやった練習です」
△ △ △
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