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新しく先生になるあなたへ

   雪が降った。
 関東地方の南部に雪が降るというのは珍しいことで、久しぶりの「積もる雪」になった。5㎝ぐらい積もっただろうか。
 お茶をずるずると啜りながら、学校で子供たちは喜んでいるだろうなあと想像する。
 雪がやんだ夕方には、方々から子供のはしゃいだ声が響いて、聞いていてもわくわくする気持ちになる。
  ★
 3月1日、一転朝から晴れわたる。
 3月になったのだ。
 もう少しで3月11日がやってくる。
 あれからもう1年も経ってしまったのである。
 この1年何をしたのだろうか、と振り返る。
 春の日差しが膨らんだ桜の芽に照りつけ、枝が風に揺れている。
 季節がめぐってくるたびに何十年も見慣れた光景だが
 その光景が私にもたらす感情はいつも新鮮だ。
 ★
 黎明書房のホームページに「初任の先生、若い先生への応援メッセージ」が載る。
  http://www.reimei-shobo.com/

私も書いている。

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初任の先生・若い先生への応援メッセージ

新しく先生になるあなたへ
                                                 野中信行
              (『野中信行が答える若手教師のよくある悩み24』他)

 私は、37年間担任をして教師生活を過ごすことができた。

 一度として教師を辞めたいと思ったことがなかった。幸運なことである。もちろん、苦労をしたクラスも二度三度あったが、それも今では思い出になっている。

 どうしてこんなに元気に37年間を過ごすことができたのか。

 思い起こしてみると、一つの秘訣があることに気づく。

 新しく先生になるあなたへ伝えておこう。

 それは、上機嫌で子供たちに接したこと。

 自分が元気がないときも、クラスへ行き、授業をしているといつのまにか元気を取り戻している自分がいることに気づいた。<森林浴>ではなく<子供浴>だと思ったものだ。

子供と付き合うことはほんとにおもしろかった。「怖い話」をして子供たちを震わせ、「汚い話」をして顔をしかめさせ、「おもしろい話」をして爆笑の渦にまきこむ。一人一人の子供が大好きであった。

 子供たちも、私が元気で、上機嫌でいることが大好きだったのである。

 たった一つの、大切な秘訣は、「いつも上機嫌でいること」。

 このことに勝る秘訣はありえないと、今では思う。

「それは野中先生だからできたこと。こんなに大変で、忙しい状況でそんなに上機嫌でいられるはずはない!」と思われる事態が起こるかもしれない。

 問題はここからになる。ここの事態をどのように乗り切って、それでも上機嫌でいられるのか。それが試される。

 私は、確かに上機嫌でいるためにさまざまな工夫をしたのである。

 それは子供たちとの「関係づくり」(縦糸・横糸張り)、学級の「仕組みづくり」(3・7・30の法則)、「集団づくり」(「群れ」を「集団」へ)などとして結実している。ピンチはいつもチャンスだったのである。

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