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重要な本が出版された!~「学級担任に絶対必要な『フォロー』の技術」(黎明書房)~

   年末に重要な本が出版された。
 山口の中村健一先生編集の「学級担任に絶対必要な『フォロー』の技術」(黎明書房)という本である。
 「フォローの技術」をこのように真正面から取り上げたのは、中村健一先生の功績である。
 9月2日に、上越の赤坂真二先生の道徳の授業を見た。
 すばらしい授業だった。
 とくに目に付いたのは「フォロー」のうまさ。
 ちょっとまねができないほどの、特別なものだという印象があった。
 このフォローを何とかしないといけないなと、その時は思ったものである。
 それが、このような本になって出てきたのである。
 ★
 「フォロー」とは、子供のがんばりに対する教師の対応や評価。
 そういうことになる。
 中村先生が、ある若手の社会科の研究授業を参観したときのことを書いている。

 △ △ △
 若手教師は一枚のポスターを提示し、
「このポスターを見て気づいたことをできるだけたくさん箇条書きにしなさい。時間は5分」
と言った。
 子どもたちは「できるだけたくさん」書こうと、がんばって鉛筆を走らせた。
 5分後、若手教師は次のように指示を続けた。
「一番自信がある気づきに〇をしなさい、それを発表してもらうからね」
 私の頭の中は「?(ハテナ)」でいっぱいになった。

 教師の「できるだけたくさん箇条書きにしなさい」という言葉を受け、一生懸命取り組んだ子どもたちである。
 それなのに、数を聞かない。たくさん書けた子をほめない。
 つまり「たくさん箇条書きにしなさい」というフリをしていながら、それをきちんと評価する「フォロー」が抜けている。
 これでは一生懸命がんばった子は報われない。これで子どもたちがやる気になるものか。
 △ △ △
 
 よくある事例ではないだろうか。
 ほとんどの教師たちは、日常的にこのようなことをやっているはずだ。
 
  ★
 向山洋一先生が「授業の腕をあげる法則」(明治図書新書)で10ヶ条の教育技術をあげられている。
 どれも重要な技術である。
 しかし、私は若い先生たち(初任者は特に)が第一番に身につけなくてはならない技術は、この「フォローの技術」だと思うようになった。
 なぜか?
 いま、子供たち全員に向けてフォローをしても、なかなか思うように伝わらなくなっている。
 私は「個別対応の時代」になっていると主張している。
 個別対応するときの一番の方法は、この「フォロー」になる。
 ぜひとも身につけてほしい技術になる。

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