コメント欄が活況を呈している
いま、私のブログのコメント欄が活況を呈している。
しょうやさんや、佐藤玄輝さんや、長山ゆうきさんなどがさかんにコメントをされている。そこに池田さんもからんでにぎやかである。
まことにありがたいものだ。
コメントに一々お礼を書けないことをお詫びします。
とくに、インプットとアウトプットという視点に関して、しょうやさんが次のような算数の自分の授業を書いておられる。
改めてここに取り上げてみる。
△ △ △
野中先生の「インプット」「アウトプット」、たいへん大事だと思います。
私は、算数の授業構成を、以下の様によくしています。
1.予習(1分)
教科書を1分間黙読する。
その後、理解度チェック(◎、○、△の3段階)をし、ノートに書く。
2.説明(10分)
教師が児童に教え込む時間。
簡単な挙手発問も入る。
3.理解確認(10分)
児童が教師に教えてもらったことを自分で生かす時間。
個人学習の後、ペア学習をする。
全体発表もする。
4.理解深化(15分)
教師の発展問題を解く。
基本的に1人ではなく、グループ学習をする。
全体発表もする。
5.ふりかえり(4分)
最終の理解度チェック(◎、○、△の3段階)をし、ノートに書く。
今日の授業でわかったことをノートに書く。
その際、教師がキーワードを複数提示する。
その複数のキーワードを最低1つ使いながら、ノートにまとめを書く。
書いた児童から次々と書いた内容を発表する。
この指導方法は、東京大学教育学部大学院教授の市川伸一氏の提唱する「教えて考えさせる授業」に則っています。
この指導方法の特長は、教師が授業で話す時間が10分しかないことです。
ともすると、我々教師は「しゃべりすぎる」傾向になりがちです。
もちろん、そういう時間も必要ですが、毎回そうだと児童は疲れます。
児童が授業に集中しているかどうかは、目・手・足・姿勢の4つを見ればよいと本で読んだことがあります。
説明が長すぎて、児童の目がトローン・手悪さ・足ブラブラ(立ち歩き)・姿勢が前のめりになっている経験は誰もがあるかと思います。
やはり、授業は児童を児童だけで、あるいは、児童同士で活動させるか、だと私は考えています。
ちなみに、上で述べた授業形態では、
1.予習は、「見る」「読む」というインプット。
2.説明は、「聞く」「おぼえる」「読む」「見る」というインプットと、「話す」というアウトプット。
3.理解確認は、「書く」「話し合う」「話す」というアウトプット。
4.理解深化は、「話し合う」「動く」というアウトプットが、それぞれ児童に保証されています。
この形式でしばらく算数の授業を進めるようになってから、児童主体の授業ということもあり、たいへん伸び伸びと子どもは学習するようになりました。
子どもは、自分たちでいろいろ活動したいのだということがよくわかりました。
教えられるだけでは、つまらないのでしょう。
自分たちも、いっぱい活動したいのでしょう。
そういう機会を、教師は1時間の授業の中で保証していかなければいけないと、私は強く考えています。
△ △ △
おもしろい。
ここには「おしゃべり」授業を越える何かがある。
市川先生の「教えて考えさせる」授業からのものだという。
もう少し詳細に知りたいものである。
こういうさまざまな授業が出てこなければいけないのである。
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