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そんなわけで、1年を終えようとしている!

 今年もこのように暮れようとしている。
 NHK9:00からの「旋律よ゛殿堂 ゛に響けピアニスト・辻井伸行 夢のカーネギーホール作曲の現場に完全密着」を見る。
 辻井が、このカーネギーホールを作曲家としての世界に出て行く足がかりにしたいと臨む場なのだ。
 その作曲の指導を日本を代表する作曲家加古隆に依頼する。
 加古の指導に釘付けになった。
 「あなたのピアノは素晴らしい。それは左手の和音が奏でる素晴らしさ。
  しかし、その左手にいつまでも頼っていると、可能性が限界になる。
  これからは右手のメロディーに振り向ける必要がある」
 このような指導であった。
 辻井の右手での挑戦が始まる。
 しかし、それは苦難の連続。
 1つの音も出せなくなる。
 曲作りでは大きな危機であった。
 ★
 その時、映画音楽の作曲も依頼されていて、苦難の末に右手のメロディー弾きで乗り越える。
 その経験をもとに、自作の「ジェニーへのオマージュ 作品1」を作り上げる。
 そして、カーネギーホールで初披露。
 弾き終えて辻井は泣いていた。
 感動の涙。
 「もう満足!新しい、今までなかった新しい世界が見えてきた!」と。
 ★
 私は、加古隆の指導に惹きつけられていた。
 「左手に頼っていないで、右手のメロディーに振り向ける」という指導。
 ★
 そうだなあとつくづく思う。
 私も今まで「左手を使った和音」に頼ってきた生き方をしてきた。
 これからは「右手のメロディー」を奏でられる生き方。
 ★
 私は来年65歳になる。
 もうとっくに現場を去り、隠居生活をしなくてはならない歳になっている。
 だが、現実はこのままで引き下がれなくなっている。
 私が抱え込んだ課題はまだまだなのだ。
 私自身はもうとっくに限界がきているはずなのに、まだまだ先へ進まなければいけない。
 そんなときに、加古隆の指導を目にする。
 そう、そう。まだ、右手があった。
 右手のメロディーならひょっとしたら奏でられるかもしれない。
 ★
 そんなわけで(笑)、1年を終えようとしている。
 ブログに付き合ってもらったみなさん。
 ほんとに有り難い。ありがとうございます。
 20代の頃、「無名通信」を出していた。
 数人の友人たちに配布してきた通信だ。
 それが私の精一杯のアウトプットだった。
 今、私のブログに付き合ってもらっている方は常時400人程度の方。
 コメントも、kiki さんやTOSS末端教師さんなどに常時付き合ってもらっている。
 ほんとにありがたい。
 私は、20代の頃数人の友人たちに配布していた通信の志はまったく変わらない。
 思ったことを偏りをもって(笑)書く。
 ずいぶん顰蹙を買うこともあるであろう。勘弁してもらいたい。
 ★
 そんなわけで、1年を終えようとしている。
 今、「元気に教師生活をおくる原理原則」(仮)というような本の原稿を書いている。
 来年の7月頃の発刊になるであろう。
 そして、これから初任者へ向けた「1ヶ月のシナリオ」に取りかかる。
 これをもって、2月、3月、4月の講座は出かける。
 ★
 江戸の儒学者 佐藤一斎は、その「言志四録」の中で次のように語っている。

 長い人生のうちには、暗い夜道を歩くようなこともあるが、一つの提灯を
 掲げていけば、いかに暗くとも心配することはない。その一灯を信じて歩
め。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

野中先生、今年も大変お世話になりました。
私も5年目になります。今年は、今まで以上に「学級経営」に重点を置いて日々取り組んできました。
野中先生が提唱されている「縦糸・横糸理論」や「包み込み法」、「銀の時間」や「3・7・30の法則」など、4月から覚悟を決めて、1分も無駄にせず(というと言い過ぎですが)に取り組んできました。
2学期を終え、学級はとても落ち着いています。周りの先生方からも「玄輝先生のクラス落ち着いてるよね」「しっとりしてるね」とお褒めいただきました。こうしてお褒めいただくのは、教師になって初めてのことです。初任の頃を振り返ると考えられないことです。
素晴らしい子どもたちに恵まれたことが一番ですが、日々、子どもたちが自分たちだけでクラスを運営し、リズムよく過ごし、支え合いながら生活する基盤は整備できたのかな、と思います。3学期はさらに学級を高めていかねばなりません。
今、こう考えられるのも、先生がブログで発信されている教師の置かれている現状分析や、それを乗り越えるための方法論など、現状に即した問題提起や提案を日々、コンスタントにされているからです。また、先生の著者や、ご紹介いただいた関連書籍をもとに自分の実践を組み立て、振り返り、また実践し、というサイクルがうまく機能していることも大きいです。
自分もそろそろ中堅の入口にさしかかってきました。これから続々と入ってくるであろう新卒教師たちの目に耐える、充実した学級経営、そして授業を日々目指し、これからも歩んでいきます。
これからも、いろいろな面でお世話になるかと思います。どうぞよろしくお願いします。よいお年をお迎えください。

※スクールプランニングノート、さっそく注文させていただきました。

投稿: 佐藤玄輝 | 2011年12月31日 (土) 11時04分

辻井伸行さん、ブラーボ! 幸せ新しい年 !

投稿: M. L. Liu | 2011年12月31日 (土) 12時50分

 玄輝さん、コメントありがとうございます。
 充実した1年を送られたようですね。なによりなことです。
 やはり、学級づくりや学級経営がポイントですかね。
 もっともっと力をつけていってくださいよ。
 また、お会いしましょうね。

投稿: 野中信行 | 2011年12月31日 (土) 15時43分

 私が投稿し始めたのは、つい最近なのに、お名前を挙げてくださってありがとうございます。
 私は、「三楽の仕事日記」を読んでいるうちに、このブログに出会いました。
 同じく同郷の愛知県小牧市の副島前教育長のことを取り上げてくださり、小牧市の取り組みについても高く評価してくださり、とてもうれしく思っています。
 冬休みに入り、このブログを最初から読んでいます。教育に関することはそうだとうなずくばかりです。
 私も、自分の守備範囲でできることをやっていきたいと思っています。
 それでは、野中先生、みなさん、よい年を迎えてください。

投稿: TOSS末端教師 | 2011年12月31日 (土) 23時01分

TOSS末端教師さん、明けましておめでとうございます。
 いつもコメントをありがとうございます。感謝しております。
 今年もがんばってブログを書き続けたいと願っております。
 よろしくお願いします。

投稿: 野中信行 | 2012年1月 1日 (日) 14時12分

明けましておめでとうございます。
名前を挙げていただき、恐縮です。
このブログにたどりついたのは、ネットサーフでまったくの偶然でした。

職場の中心になっている年齢で、いろいろ悩むことが多かったのですが
そこに一筋の光が見えた気がしたのを覚えています。

これからもよろしくお願いします。

投稿: kiki | 2012年1月 1日 (日) 15時03分

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