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教師は、そこに「いること」も大事な仕事なのだ!

     現に学級が崩壊している先生がいる。
    そこまでもいかないけれども、学級が荒れている先生がいる。
    確実に広がっている。
    11月だ。
    あと4月と半分。
    これだけの月日を凌がなければならない。
    どんな教師も、教師生活で何度かクラスが大変な状況になる経験をする。
    やはり、子供たちや保護者に恵まれない場合はあるのだ。
    ある先生からメールをもらった。
    「崩壊クラス立て直し記」をほしいというメール。
    そこに次のように書かれてあった。

  △ △ △ 引用はじめ
 昨年度、別の小学校に常勤講師として赴任し、5年生を担任しました。38歳にて、生まれて初めての担任でした。(常勤講師経験は、3年目となっていました)
 見事に崩壊しました…運動会後から崩れ始め、あちこちに迷惑をかけました。そして、子どもたちにはとてもかわいそうなことをたくさんしてしまいました。ちょうどその時、野中先生のブログと出会いました。「学級崩壊」という言葉で検索ばかりしていたころです。
 その当時も『崩壊立て直し記』をいただきたかったのですが、その当時いただくことができるのかどうか、わからず、ブログを読むだけでした。それでも、たくさんのヒントをいただくことができました。本当にありがとうございました。

 その後、11月後半より教頭先生に、一緒に授業に入っていただいたり、1月より学年の先生方にも入っていただいたりという日々を経て、なんとか明るく3月25日を迎えることができました。

 今は、小学校の免許取得の為(臨時免許で仕事をしていました)通信制大学に通い、非常勤講師をしております。

 あんなにダメな担任だったのに、この7月に担任だった子達から全員ではないけれど、手紙ももらいました。「先生なんかなんで担任なの?」と泣いて訴えたことのある女の子が中心になって、手紙を集めてくれたみたいです。

 もし、この先、「いい先生」だの「授業がうまい」だの言われることがあるとしたら、この子たちのおかげだと思います。
もう二度と担当する子たちに、成長の苦しみを与えることがあったとしても、不当な苦しみを与えないよう、勉強していきます。

 初めてなのに、だらだらと申し訳ありませんでした。
 △ △ △  引用終わり
  ★
 初めて受け持ったクラスで崩壊したということ。
 でも、その崩壊したクラスの子供たちから手紙をもらったこと。
 何とか凌いだのだ。ほっとする事例である。 
  どのように凌いでいくか。
  上越の赤坂真二先生は、そのブログのなかで次のように書かれている。

 △ △ △   引用はじめ
“崩壊”していた学級のリーダー格の男子が言った。

 「先生は、いい(先生だ)。いてくれるから・・・。」

 彼はそのことを卒業文集にも書いてくれた。

 そのとき、私は彼から教師の仕事の大事な部分を学んだ。

 「いること」

 教師は、そこに「いること」も大事な仕事なのだ。親以外が子どもの「安全基地」になるには、「安定して一定した存在であること」という条件がある。「いること」は、子どもに安心感を与える。そして、それが意欲を引き出す。

 もちろん、「いること」は「在り方」の問題も内包する。「いること」は、同時にどう「在るか」という課題なのである。

 とかく、「何をする」「何を言う」という、Doingに関心を寄せがちであるが、子どもたちは、Beingに注目を寄せている。

 教師として自信がないときに、「自分が役に立っていない」という思いに苛まれる人もいることだろう。しかし、そんなことはない、あなたがそこにいることがもう貢献なのである。自分は大事な存在であると自覚できる教師が、本気で子どもに言ってあげられる。

 「あなたは、まず、そこにいるだけですばらしい」と。
 △ △ △  引用終わり

 11月なのだ。
 崩壊していたり、荒れているクラスで何ができるか。
 それは赤坂先生がヒントを与えてくれている。
 教室に「いること」。
 これだけでも大変なことであるが、じっと「いること」だ。
 そして、私ならば次のように付け加える。

 ①スピードのない行為が蔓延しているはずだ。全てがだらだらしているはずだ。
  できるだけスピードをつけること。できることでいい。
 ②無駄な行為をやめていくこと。
  授業の最初に、日直に何度も何度も開始の合図をさせたり、終わりの会をだらだら  と長くしたりすること。さっと始めたり、さっと終わったりする。
 ③でも、どうしても許せないことには毅然として譲らないこと。
  2つか3つ。 

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