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早くしないと手遅れになる。ばたばたと教師たちが倒れていくことになる!

   私のブログに次のようなコメントが付いた。
 小学校の学校司書の方である。
 こういう立場から学校や子供たちを見られて、コメントをいただけるとはうれしいことである。
 
  

 

 △ △ △
 初めてコメント書かせて頂きます。小学校の学校司書をしています。
私もこれについては学校に置き換えて関心をもって番組をみていました。
まさに今日、崩壊状態の6年が学校図書館に来館し、その様子に気持ちが暗くなりました。クラスの中の数名ですが、立ち歩くことはもちろん、断りなく廊下へでる。言葉をかけると暴言を返して、注意しようものなら捨て台詞を吐いてにらみつけるといったことの繰り返しで、対応していてこちらも気持ちが荒んでくるのがわかりました。
 この日は担任が早退したため、補強の先生がついたのですが実はこの先生は彼らが4年の時の担任で、その頃からクラスがあれだしたこともあり、子どもたちは完全に見下した状態なのです。そのことがわかっていたのでお手伝いという形でその場にいたのですが、あまりにも勝手な振る舞いに昨夜はそのことばかり考えてしまっていました。
 無謀な行動をとる子どもたちの親はたいてい責任を学校に押し付けるタイプの人ばかりなのです。仕事が忙しいと子どものをことを後回しにする、家ではいい子だからと学校での様子について認めようとしない、自分の価値観を押し付けるという、自己中心的な態度なので学校が何かをいったところで聞く耳を持っていません。
親がそういう態度でいるのに、子どもが先生の指示を聞くわけもなく、また受験を控えた今の時期というものストレスを大きくしているのだと思います。
 もちろんすべての子どもがそういう状態ではないのですが確実に影響を受けている子もおり、こうなってしまうと荒療治が必要だと傍から見ていても思いますが学校というところはそれができにくい場所でもあります。結局担任一人が犠牲になるのかとやりきれなくなります。
   △ △ △
 

 

  ★
 最後の言葉が重い。
 「結局担任一人が犠牲になるのかとやりきれなくなります」
 今、このような勝手な振る舞いをしている子供たちが、ごまんといる。
 高学年に多い。
 担任は、休職になるか、鬱病になるか、退職になるかの選択肢になる。
 特に、50代の教師たちの学級崩壊は多くなり、今の子供たちに対応できなくなっている。普通の先生たちである。
 これらの問題は、全部学校任せになっている。
 確かに、担任の「教師力」がないという問題はある。
 しかし、そんなことよりも何よりも、自分が気にくわなければ学級を壊してやると振る舞う子供も実際にはいるのである。
 この子供たちには、「教師力」云々なんか通じない。
 早くなんとかしないと、教育界は有為な人材をどんどん失っていく恐れがある。
 ★
 方法は次のようなことになる。
 教育委員会で、対策チームを作り(弁護士が入っている方がいい)、そういう訴えが学校からあったらクラスを訪問し、実際にどうなのかを判断する。
 この子供をこのクラスに入れていたら、他の子供の学習に支障をきたすと判断したら、その対策チームが親を呼びだし伝える。
「このままの状態であなたのお子さんがクラスにいたら、他の子供たちの学習が恐ろしく阻害されます。他の教室で学習を受けさせます。本人が、きちんと学習するという気持ちになったならば戻します」
 このときに弁護士などがいた方が対策チームの本気度が伝わる。
 教育委員会の権限で措置をする。
 もちろん、親たちは担任の問題を追及したり、ごねたりするであろう。
 しかし、きちんと対処しなくてはならない。
 もちろん、学校に補充人員を増やしたりしなくてはならない。
 暴れている子供たちは確信犯だから、実際にこのような対策が示されたらびびるはずである。
 こういうことは絶対に学校ではできない。特別なチームが権限をもって当たらなくてはできないことである。
  ★
 とりあえず、こういう方法で担任を保護しなければならない。
 もう都市圏は、ここまできている。
 早くしなければいけない。
 ばたばたと教師たちを病気や退職に追いやっていく。
  私のブログを見られている議員の方や教育委員会の方、指導主事の方、校長先生たちが数多くいる。
 こういう声を上げてもらえないだろうか。
 ぜひお願いしたい。ぜひとも教師たちを守ってもらえないだろうか。

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コメント

もはや、はっきりとマネジメント(学級経営)の問題では無く、ガバナンス(学校統治)の問題なのだと感じます。しかし、「予算の無いことはしない」という役所の論理の中で、どこまで実現できるか、と考えると悲観的になってしまいます。

投稿: 村岡明 | 2011年11月24日 (木) 20時09分

村岡さん、コメントありがとうございます。
 言われるとおり、もはやマネジメントの問題ではなく、ガバナンスの問題なんですね。今までずっとこの問題に、文科省も、教育委員会も、学校も、真正面から取り組んできませんでした。そのつけが、今噴き出しているように思います。
 アメリカも、70年代に学級崩壊の問題に苦しみ、クリントン大統領が全米で「ゼロ・トレランス」を立法化して取り組みました。今アメリカは、蘇っていると聞いています。ゼロ・トレランスは日本にはできませんが、せめて私が提案したぐらいをやってくれれば、ずいぶん教師たちは助かりますがね。
 やはり、悲観的ですかね。訴えないよりも、絶対に訴えていった方がいいという気持ちでブログには書きました。

投稿: 野中信行 | 2011年11月24日 (木) 21時41分

 私の知っている「市役所が予算化していなくて、学校が教育後援会費などでお金を賄い、次の年度から市が予算化した」事例を紹介します。
 外国人児童が増え、言葉の壁や文化の違いでいろいろ困った問題が起こったそうです。(市としても増加傾向にありました)問題を解決するために、後援会費でボランティアに募り、問題の解決にあたったそうです。その結果市が動き、次の年、外国人対応の教師がつくことができました。ちなみに、今の私の赴任校です。
 役所に金がない・・・と嘆く前に、動いて実績を作ってしまえば、市としても動かざるを得なくなると思います。
 私も、野中先生の提起した問題もさることながら、今私たちが直面している問題(発達障害児に対応する諸問題など)にもこの手法で管理職に呼びかけていきたいと思います。
 要は、管理職にやる気があるかどうかです。実績を作ってしまえば(強引かもしれませんが)行政も動かざるをえなくなりますから。

投稿: TOSS末端教師 | 2011年11月30日 (水) 21時54分

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