« 業務連絡です | トップページ | 徒然なるままに »

武器を手渡したい!

   池田修先生のお薦めの瀧本哲史著「僕は君たちに武器を配りたい」(講談社)を読んだ。
 (ついでに瀧本さんの「武器としての決断思考」(星海社)も読んだ。)
 私が知らない現実をさまざまに知ることができた。
 この瀧本さんは、京都大学客員准教授、エンジェル投資家という肩書き。
 京都大学の人気講師ということ。
 この本の意図は次の通り。

 △ △ △
 日本は、いったいどうしてこのような事態になってしまったのだろうか?こういう事態を引き起こした犯人は、いったい誰なのだろうか?
 そう憤る人も多いことだろう。しかし怒ったところで、状況が好転するわけではない。
 私が本書を執筆することにしたのは、こうした厳しくなる状況の中で、一人でも多くの学生や若い人々に、この社会を生き抜くための「武器」を手渡したいと考えたからである。日本がこのような経済的に厳しい状況に陥り、若者の未来に希望が感じられない世の中になったことをいつまでも嘆いていても仕方がない。それよりもなすべきことは、このような厳しい世の中でもしたたかに生き残り、自ら新しい「希望」を作り出すことである。
 △ △ △
  ★
 この本を読みながら、初めてブラック企業というのがあるのを知った。
 私の弟の息子がこれに引っかかった。私の知り合いにも何人もいる。
 テレビで良く登場した不動産会社。
 そこに就職し、2年ぐらいで辞めた。
 そこは人間の生きる場ではなく、使い捨てになる職場だ。
 まともな人間ならばとても続けていけないところ。
 この「ブラック企業」に学校もなっていかないのだろうか?
 そのように想像してみた。
 しかし、危ういなあと思う。
 すでにそのような事態になっているところもある。
 このまま進んでいったならば、大変なことになるなあと思う。
 ★
 「武器を手渡したい」ということ。
 この言葉に惹かれた。
 瀧本さんは、「武器」についてつぎのように書く。

 △ △ △
 これからの日本を支えていく若い世代に「武器」を配ること。それが、いまの私の使命だと考えています。
 武器とは、この時代に必要な教養であり、実学のことです。
 みなさんは、ある意味、ゲリラのような存在です。
 中央政府が崩壊して、正規軍がいなくなってしまった。正規軍と自称している人たちも自分たちを守ってくれる保証はない。
 だから、自由と解放を求めて自ら戦場に立たなければならない。
 でも、戦った経験がないから、いきなり最前線に立ったらあっという間に全滅させられてしまう。
 戦場では、こういうときにしかるべき武器を供給して、その使い方をトレーニングする「軍事顧問」という職業が存在します。
 ………(略)
 なんらかの理由で自分の身を守らなければならない人間に、ボディーガードをするのではなく、適切な武器を選び、その使い方を徹底的にトレーニングする。
 つまり、いま私が行いたいのは、無力なゲリラである若者たちが、自分たちが弱者だえる日本社会というフィールドで戦えるように、「武器としての教養」を配ることなのです。(「武器としての決断思考」)
 △ △ △
 ★
 「武器」とか「戦場」とか「ゲリラ」とかの言葉は、教育の場には適さない。
 拒否される言葉でもある。
 それでも「武器を手渡したい」という言葉には惹かれる。
 このような考えればいいのだ、と思う。
 ★
 私も、新しく教師になっていく人たち、戸惑い悩んでいる若い先生たち…に学校というフィールドを生き抜いていく「武器」を手渡したい。
 そのように願っている。
 

|
|

« 業務連絡です | トップページ | 徒然なるままに »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/520860/53071701

この記事へのトラックバック一覧です: 武器を手渡したい!:

« 業務連絡です | トップページ | 徒然なるままに »