« 教育委員5人辞任意向~大阪府維新の会 条例可決なら~ | トップページ | 池田先生の学級担任論に触発されて »

数字にしてみれば、素人でも大変な事態であることが分かる!

   経済にはまったくの素人なんだが、そうは言っておられない状況がある。
 基本的なことを確認する。
 ★
 日本は震災がなかったとしても、先進国最悪の財政赤字を抱えていた。
 ここ数年、92兆円規模の国家予算のうち、税収できちんと賄えているのは40兆円かそのくらい。
 残りの50兆円の調達はどうしているのか。
 いわゆる「霞ヶ関埋蔵金」の発掘か財政赤字(国債)を増やすしか手はなかった。
 埋蔵金も限界があり、年間10兆円も出れば万々歳で、そこで賄えない分はすべて財政赤字で穴埋めしていくことになっていた。
 つまり、日本は震災を抜きにして年間40兆~50兆円の赤字を出していたわけだ。
 ★
 そこに震災が起きた。
 日本はさらに10兆円単位での復興支援資金を捻出しなければいけなくなった。
 第1次補正予算では4兆円。それだけでは到底足りない。
 おそらく、15兆円~20兆円の財源が必要になる。
 さらに、今回は震災に加え、原発関係の問題を絡んでいる。
 こちらも東京電力だけで到底補償ができない。
 そこでも政府はお金を必要とするはずだ。
 これも国債の発行ということになろう。
 そのほかにも、エネルギー問題、防衛問題、少子高齢化問題や失業率など、日本が震災前から潜在的に抱えてきたものの、それでも「まだもう少し大丈夫じゃないか」と楽観視してきた問題が、今回の震災をきっかけに全部前倒しの形で顕在化するであろう。
 ★
 たとえば、少子高齢化の問題がある。
 もう数年前から団塊の世代が続々と退職している。(私もその一人だが)
 団塊の世代は、一学年につき250万人ほどいる。
 毎年250万人が年金をもらう側に回り、その状態が3,4年続く。
 つまり、一気に1000万人単位で年金受給者が増える。
 一方、2011年に新成人になった人数は、124万人。
 1学年250万人の団塊の世代に比べれば、約半数の人数しか働く側、つまり社会保障を支える側にいない。
 ちなみに2年前の成人式で新成人になったのは133万人、昨年が127万人で、今年が124万人。
 どんどん子供の数が減っている。
 さらに、2010年に生まれた子供の数は、わずか107万人。
 つまり、どんどん年金をもらう側は増加し、それを支える側は減っていく。
 これからどうなるのであろうか。
 ★
 医療費の問題がある。
 75歳以上の人が1年間に使う医療費は、一人平均85万円。
 65歳以下が一人19万円だということから考えると、今後医療費総額が跳ね上がっていく。
 一人85万円の医療費が,1000万人増えることになったらどうなるのか。
 8兆5000万円の増加になる。
 つまり、10年後には今より10兆円単位で医療費が増えていく社会に、日本はなる。
 少子高齢化の問題は、こういうことになる。
 ★
 これだけでもちょっと大変なことになるのが分かる。
 多くの人が「いずれなんとかなるだろう」と思ってしまっているが、何ともならない。
 数字にしてみれば、素人でも大変な事態になることが分かる。
 これが現実であることを私たちは認識をして、さまざまな事態を判断しなければいけないことになる。
  
 
 

|
|

« 教育委員5人辞任意向~大阪府維新の会 条例可決なら~ | トップページ | 池田先生の学級担任論に触発されて »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/520860/52900003

この記事へのトラックバック一覧です: 数字にしてみれば、素人でも大変な事態であることが分かる!:

« 教育委員5人辞任意向~大阪府維新の会 条例可決なら~ | トップページ | 池田先生の学級担任論に触発されて »