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授業の中に「交流活動」を設けよう

   新潟の研修会で、一番目に着いたことがある。
 2日に、赤坂先生と堀先生の授業を見た。
 3日に、北海道の先生方3人(この3人ともよく知っている先生方)と新潟の先生方3人の授業を見た。
 とても印象的な授業ばかりであった。
 この8人の先生方の授業で、8人とも共通していたことがある。
 それは、授業の中に「交流活動」を設けていたこと。
 4人グループが多かった。
 堀先生の授業のとき、5人グループがあった。
 堀先生が私にささやく。
 「やはり、5人になるとああやって一人傍観者が生まれてくるのですよ」
 ★ 
 子供たちの中からコミュニケーションしていく力がなくなっていっている。
 それは、端的に子供たち同士のコミュニケーションがなくなっているから。
 好きな子供同士でしか会話がなされていない。
 その現状を嘆いても始まらない。
 私たち教師ができることは、こうして授業のなかに「交流活動」を設けていくことしかない。
 でも、思いつき程度ではだめだ。
 「続けること」が新潟では話題になった。
 毎日の授業のなかに組み込んでいくことを考えなければいけない。
 私も提案している「味噌汁・ご飯」授業のなかに、「交流活動」を組み込んでいけないものかと考える。
 ★
 先日のK小学校の「プラス思考で考えよう」という授業では、急きょ授業内容を変えて「交流活動」を設けることにした。
 3人グループ、4人グループにした。
 「黒板に書かれていることで、『この意見はいいね』『この意見は良くない』などと話し合って、黒板に書かれていることで一番賛成の意見を選んでほしい」と言って、話し合いのルールを提起。
 先日、赤坂先生が提起していたルールである。

  ①全員が話そう。いつも誰かが話している。
    ②思いついたことはどんどん話そう。
    ③「いいね、いいね」と認めよう。
    ④全員が自分の意見を言えるように助け合おう。
      
 実際には、2分ぐらいしか続かなかった。
 でも、こうしたところから始めることが大切だ。
 そんなことを放課後の講座のなかで、先生たちに話した。

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