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教師が指示したことにはきちんと従わせること

 石巻の佐々木先生から、再びブログへのコメントが付いた。
 

 野中先生がおっしゃっていることが、もっと基本的なことであることが分かりました。私なりにまとめてみると、つまり、それぞれのキャラクターのやり方の共通している部分、原理・原則をまとめていこうということでしょうか。一見違っているようだけれど、共通している部分。表現はいろいろだけれど、野中先生の言うところの「縦糸・横糸」に集約されるようなそれ。
確かに、私も皆さんの実践を読んで、聴いて、「あ、根っこは同じだな。」と感じたことが多くあります。そこを整理する、ということでしょうか。
 
  ★
 私の言わんとすることを適切にまとめていただいている。
 「学級づくり」にどうしても必要なものとは何か。
 「原教育実践」とか「原教育技術」という言葉を使っている。
 佐々木先生も言うように「原理・原則」と言えば済むものをこのような言い方をしている。
 でも、そこにこだわっているのは、今までの実践家たちが提起してきた「学級経営論」の共通している部分に注目していたからであろう。
 ★
 最近は、まず学級を成立させていくことを、次のように言い切っている。

 
 学級の「空気」と「時間」を統率すること

 1ヶ月の仕事になる。
 これを統率できれば、1年間の見通しができる。
 とくに、「空気」がむずかしい。
 学級の「空気」をやんちゃたちにリードされるようになるか、担任がリードするようになるか、決定的な決め手になる。
 ★
 「空気」をリードしていくには、どうしたらいいか。
 中堅やベテランの教師たちは、「厳しく」することで担任の姿勢を見せる。
 昔は、これだけで良かった。
 でも、現在は「厳しく」するだけでは成り立たない。
 ベテランの教師たちの学級崩壊が数多くなっているのは、ただ「厳しく」していることからの結果である。
 これでは通じなくなっている。
 私は、「関係づくり」が必要だと考える。
 橫藤先生が提唱された「縦糸・横糸」の織物モデルに引きつけられたのは、この「空気」への統率のため。
 ★
 「空気」をリードしていくための1つのシンプルな条件は、とりあえず次のこと。

 

 教師が指示したことにはきちんと従わせること。
 

   これは「厳しさ」に通じる。
 
  ★
 でも、教師が指示したことに従いたいという気持ちにさせるための教師の条件とは何だろうか。
 これは簡単ではない。
 教師に従いたいという魅力や権威や雰囲気がなければいけない。
 これはどうして作っていくのだろうか。
 私は、これが大学での大きな課題の1つだと思っている。
 このことを親しい知り合いと考えたことがある。
 知り合いは、役者としての「演技力」だと言った。
 偽善だと思われてしまうかもしれないが、それぞれの教室の場面で演技していく役者としての能力が必要だと言った。
 なるほど、なるほど。
 まだ他にもありそうだが、これは大きな条件の1つになる。
 この「演技力」を駆使して、教室の「空気」をリードする。
 子供を笑わせ、時には強く叱り、そしてフォローする。
 中村健一先生の「安心感のある学級づくり」(黎明書房)は、その実践が満載だ。
 ★
 教員養成の大学は、このようなことをほとんど意識していない。
 大学では、教室の「空気」をリードする「演技力」をどうして身につけさせるかをもっと真剣に考えなければいけない、と思っている。
 教員になろうとする人は、ただ真面目で、大学の単位を優秀な成績で習得するだけでは現実的には通用しない。
 まったく通用しない。
 ★
 教室の「空気」は、子供との「関係づくり」になる。
 教室の「時間」は 、教室の「仕組みづくり」になる。
 この2つが1ヶ月の課題。
 そして、この2つを踏まえて「集団づくり」に挑戦していく。
 私が絞って絞ってまとめたことは、この3つ。
 「学級づくり3原則」と提唱する。

 

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コメント

 野中さん、こんにちは。
 山口県の中村健一です。

 私も「教師が指示したことにはきちんと従わせること」が大切だと思っています。
 教師はリーダーですからね。絶対に負ける訳にはいかない。
 そのためには作戦が必要です。

 そのためにも、絶対に必要なのが教室の空気づくりです。
 子どもたちが何に従うのか?
 ムード、雰囲気です。私はその空気づくり、雰囲気づくりに全力を注いでいます。

 900人相手の運動会の全校練習もそうですね。私は全校の誰よりも先に校庭に出て、朝礼台の上に上がります。
 そして、早く出てきた子から褒め叱り、ピシッとした空気を作っていきます。

 後は野中さんの言われる通り、時間管理ですね。教師の設定した時間通りに子どもたちが動こうとしないようでは、学級は成り立ちません。
 また、子どもたちが心地よく動ける時間設定を教師は演出するべきです。

 「学級の『空気』と『時間』を統率すること」
 これは、至言だと思いますね。

 ブログへのコメントだけでは、うまく伝わりません。
 野中さんと、いろいろ話したくなっています。
 2月の福山(広島?)での再会を心待ちにしています。

               中村 健一

投稿: 中村ケニチ | 2011年9月18日 (日) 20時08分

中村先生、コメントありがとうございます。
 励まされます。
 至言だと言ってもらったこと、これを考え出したとき、初任者指導の方向に光が射す思いになりました。
 2月はとても楽しみにしておりますよ。

投稿: 野中信行 | 2011年9月19日 (月) 13時33分

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