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Nくんを授業に組み入れていく!

 K小学校へ行く。
 以前の学校で同僚だったI先生(今は、この学校の校長)に呼ばれてのこと。
 4時間目は、4年のM先生の授業(理科の「とじこめた空気や水をおしてみよう」)を見る。
 落ち着いた学級。
 その中で、1人の子供が気になる。
 ほとんど学習をしないで、ふらふらしている。
 いつもこんな状態らしい。
 名前を確認する。Nくん。
 5時間目は、私が授業することになっている。
 このNくんを私の授業に繰り込んでいくことを考える。
 早速、給食をそのクラスで食べさせてもらうことをお願いする。
 ★
 配膳が終わって食べ始めると、早速自己紹介をさせてもらう。
 「私は怖い話に、汚い話、おもしろい話が得意です。」と話し出すと、とたんに「怖い話して!」と子供たちは目を輝かす。
 子供たちは、怖い話が大好きなのだ。
 給食中、Nくんがいるグループで食事をする。
 私はさかんに周りの子供に話しかけてNくんとの接触を試みる。
 Nくんは、怖い話に反応している。
 給食を食べ終えて、私のところへ来る。
 「怖い話をいつもテレビで見ているよ。その怖い話してあげようか?」
 「おねがい。それほんとうにあった話なの?」
 Nくん、私の耳に口をつけて、内緒話のように話し出す。
 「こわいね~~~~~」と反応してあげる。
 ★
 5時間目は道徳の授業。「プラス思考で考えよう」という授業。
 TOSSの高山佳巳先生の「足太いね」の授業を私なりに修正した授業である。
 
 「2週間前に相鉄線に乗りました。鶴ヶ峰で乗って、本を読んでいたら、次の西谷の駅から3人の女子高校生が乗ってきて、私の隣に座りました。さかんにAKBの話をしています。」と話し出した。
 その様子をくわしく話す。
 そして、突然端に座っていた女の子が真ん中の女の子に言う。
 「足太いね」
 ★
 それに対して、みんなだったらどう答えるかと問いかける。
 答えを書いたらもってこさせて、板書させていく。
 Nくんは、「あ、うるせこのやろう」と書いていた。
 ちゃんと乗ってきている。
 ここで4人グループを作り、グループ討議をすることを設定。
 話し合いで、この板書のなかで一番良い答え方を選ぶ。
 ★
 一度だけNくんは、机を離れて、ふらふらしようとする。
 私は厳然と「席に着きなさい」と言う。
 Nくんは、素直にすぐ席に着く。
 給食中の関係づくりが効をそうしている。
 ★
 その女の子はどう答えたのだろうか。
 じらして教えてあげる。
 「うん、太くてかわいいでしょう」
 このような答え方を「プラス思考」と教える。
 そして、「プラス思考」の練習をしようということで、「チビだね」と問題を出す。
 Nくんは書いている。
 「チビのほうがかくれんぼのときみつかりにくいんだよ」
 私は、「すごい、すばらしい。これがプラス思考だね」と褒め称える。
 ★
 Nくんは、授業の感想に「たのしかたです」と書いていた。
 1時間中、席について授業に集中することは珍しかったことらしい。
 まずは、成功である。
 ★
 放課後、先生たちに「学級づくり」についての話を1時間ほどする。
 

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