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教室の「空気」と「時間」を統率すること

   1学期の間に学級が荒れている。
 夏休みになったが、このことに悩んでいる先生たちは多いに違いない。
 私のところへも何人もの先生たちが、その悩みを持ってこられている。
 この「学級の荒れ」をもう一度整理しておきたい。
 ★
 「学級が落ち着く」ということはどうすることであろうか。
 「落ち着いた学級」ができるというのは、何をどうしたらいいのだろうか。
 ここが大変な課題になっている。
 今までは「『授業』をちゃんとやればいい」と言われてきた。
 そのように初任者指導もなされている。
 学校のほとんどの時間は授業によって成り立っているのであるから、誰でもがそのように考える。
 でも、私は「違う。落ち着いた学級を作り上げるための課題は授業ではない」と主張してきた。
 ★
 それでは、それはどんな課題なのだということになる。
 シンプルに、ずばり言うと次のような言い方になる。

 
 教師が、教室の「空気」と「時間」を統率すること。

 1ヶ月の間に、担任教師が教室の「空気」を統率できるか。
 それがまず問われる。
 「荒れてくる」というのは、この「空気」を担任ではなく、やんちゃたちに押さえられてくることなのである。
 1ヶ月の間に、担任教師が教室の「時間」を統率できるか。
 それが次に問われる。
 「荒れてくる」というのは、この「時間」がぎくしゃくしたり、空白ができたりの積み重ねの結果である。
 ★
 担任が教室の「空気」を押さえることはとても大切な課題になる。
 「空気」を押さえるとは、教室の中を教師―生徒の関係にしていくことになる。
 この「空気」を押さえるためには、担任に2つの条件が必要になる。
 
 

 ①担任がリーダー性を発揮しているか。
 ②担任が子供たちとの「関係づくり」をうまく行っているか。

 

 

 この2つのの条件を身につけるために、私は、「縦糸を張る」「横糸を張る」という主張をしている。
 1学期の間に、この条件がうまくいっているかどうかを判定するには次の4つの項目をチェックしてみればいい。
 
 

 ア、子供たちは、担任の指示にすばやく反応しているか。
 イ、子供たちは、担任の指示にきちんと従っているか。
 ウ、子供たちは、担任に反発したりしていないか。
 エ、子供たちは、勝手におしゃべりや立ち歩きをしていないか。

 

 ★
 担任が教室の「時間」を押さえるためには、次の2つの条件が必要になる。

 

 ①集団がすばやくスムーズに動いていける段取りができているか。
 ②子供たちが自分たちで動いていける学級システムになっているか。

 

 この2つの条件を身につけるために、私は、「仕組みづくり」が必要だという主張をしている。
 この教室の「時間」は、とりあえず教室の一日を「学級システム」として機能させていけばいいことになる。
 つまり、まず次の時間をスムーズに子供たちで動いていけるようにすることである。
 ア、朝自習
 イ、朝の会
 ウ、授業の最初と最後
 エ、給食
 オ、清掃
 カ、終わりの会 

 

 1学期の間に、これがうまくいっているかどうかをチェックするには、次の6つの項目をチェックしてみればいい。

 

 A 子供たちは、朝会できちんと並んで校長先生の話を静かに聞いているか。
 B 朝自習は自分たちで静かに行っているか。
 C 朝の会が1時間目の授業に食い込まないでスムーズに進んでいるか。
 D 給食の時間は決められた時間でスムーズに進んでいるか。
 E 清掃の時間は決められた時間でスムーズに終えているか。
 F 終わりの会は、短い時間でスムーズに終えているか。

 

 ★
 教室の「空気」と「時間」が統率できたら、次の課題が待っている。
 
 教室集団に方向性を与えることである。

 

 私は、「集団づくり」が必要だと主張してきている。
 「群れ」の状態を「集団」へかさ上げしていくためにどうしても必要な課題になる。 
   
 

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