« 佐伯泰英にはまっている! | トップページ | 私はずっとあなたたちの先生です! »

仕事術チェックリスト

   2年目ぐらいの若い先生から相談を受けたことがある。
「4クラスの学年なんですが、私のクラスはきちんとしているのですが、他のクラスがいい加減で学年で決まった時間に集まろうとなっても、守るのは私のクラスだけで他のクラスはいい加減です。もう少しきちんとした学年にしなくてはならないと思っているのですが、どうしたらいいんでしょうか?」
 他のクラスがあまりにもいい加減なので苛立っているのである。
 私は答えた。
「あなたは何もしないほうがいい。自分のクラスの子供たちを褒めて、自分のクラスのためにこれからもがんばればいい。」
 学年のためにがんばろう、学校のためにがんばろうという善意の気持ちは、確かに貴重である。
 しかし、学年主任の仕事を2年目の先生が代わりに行うことはない。
 もししようとするなら、なまいきだ、勘違いしているなどと非難されるに違いない。
 若い先生たちは、そのようなリスクを今背負う必要はない。
 ★
 若い先生たちが、いま何をしなければいけないか。
 はっきりしている。
 教師としての力量をつけることである。
 このことを最優先しなければいけない。
 ここがあいまいになる。
 教師生活が3,4年も経過すると、学校の仕事がどっと回ってくる。
 パソコンなどが使えると学校の仕事にかかりっきりになる。
 ほとんど学校の仕事優先になり、学級の仕事が後回しになる。
 これを毎日毎日こなしていると、自分は教師としての力量がついているように錯覚する。
 錯覚なのだ。
 教師としての力量をつけるとは、学級経営の力量であり、授業力の力量である。
 学校の仕事をてきぱきこなす力量ではない。(これもやらなければいけないが…)
 ここを勘違いするべきではない。
 ★
 教師としての「往路」と「帰路」があると、私は言ってきた。
 往路とは、自分の教師としての力量をつける時間である。
 帰路とは、その力量で自分の現場の改革をする時間である。
 往路の時は、学校の仕事などは二の次にして(すばやく終えて)自分の力量をつけることを最優先にしなくてはならない。
 帰路は、身につけた力量で、自分の周りの課題を克服していかなくてはならない。
 ほとんどの先生は、管理職になり、その仕事にあたっていく。
 若い先生には、自分の学級経営や授業を見せて、方向を示してあげなくてはならない。
 若い先生たちの悩みには対応する力量を持っていなくてならない。
 学校の仕事もまたできるだけ対応して、現場の課題を解決していく方向を持たなくてはならない。
 私がその力量を持っていたとは言えないが、そのような方向を考えていた。
 往路と帰路の境目は何歳ぐらいか?
 私は、40歳から45歳ぐらいまでが往路だろうと思ってきた。
 ★
 若い先生で勘違いをする人がいる。
 自分の時間を確保したいために、さっさと5時頃で帰って行く。
 余裕があればこれでいい。
 私は、40代からこうしていた。
 校長たちの中には、遅くまで残っていれば「熱心だ!」と推奨するのがいる。
 この校長たちも勘違い。
 単に仕事が遅いだけなのである。
 それを推奨してどうするのだ!
 仕事が遅いためにもたもたしている。
 教師の仕事はやろうとしたら限りがないが、自分の守備範囲をきちんと終わろうとしたら、そんなに遅くまでかかるはずはない。
 しかし、早く帰るためには条件がいる。
 自分の仕事がきちんとできるようになっているかどうかだ。
 仕事をいい加減にしておいて、早く帰るなんてとんでもないことだ。
 自分の仕事で自己実現ができるようにしていくためには、一人前に仕事できるしていく事が必要である。
 3年ぐらいはかかるであろう。
 このくらいの時間はめちゃくちゃに仕事を覚えなくてはならない。
 それでも学校に9時や10時までいつもいるなんて、ちょっと遅すぎる。
 私は、仕事でそんなに遅くまでいたことなんて一度もない。
 6,7時頃までには仕事を終えていく習慣はつけなくてはならない。
 ★
 試みに、私は「仕事術チェックリスト」を作ったことがある。

 1 その日にどんな仕事をするか事前にきちんと立てられているか。
 2 出席簿(公簿)、出勤簿は毎日きちんとつけているか。
 3 テストの採点は、その日に済ますようにしているか。
 4 提出物は、遅れないで提出できているか。
 5 週案は、空き時間にさっさと書いてしまえるようになっているか。
 6 通信票は、余裕をもって仕上げているか。
 7 教室の教師机、職員室の自分の机は、きちんと整頓されているか。
 8 必要な資料がさっと出せるようにきちんとファイリングされているか。
 9 毎日の仕事は、勤務時間内で終わるようにしているか。
 10  土日は、校務を離れて自分の時間として使えるようになっているか。

 ○できている △まあまあ ×できていない
 ○10点   △5点   ×0点
 もちろん、3年以上の中堅、ベテランの先生たち向けのものである。
 講座で使ったことがある。
 70点以上ならばきちんとした仕事術が確立されているということになる。
 ちょっと試してみてください。(笑)
 
  

|
|

« 佐伯泰英にはまっている! | トップページ | 私はずっとあなたたちの先生です! »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/520860/52403884

この記事へのトラックバック一覧です: 仕事術チェックリスト:

« 佐伯泰英にはまっている! | トップページ | 私はずっとあなたたちの先生です! »