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子供はなおもひとつの希望

   11日は、郡山での講座。
 新幹線で郡山へ向かう。
 昨年の6/7にも講座を設けていて、今年も5/9に行く予定であった。
 ところが、今回の大震災で4,5月の研修会が中止となり、改めて8月に再設定されたものであった。
 100名もの参加者だという。
 夏の官制研修会でこんなに希望の応募があるというのは、一体何なのだろうか。
 ★
 福島県教委は、大震災と原発の影響で凍結していた今年度の教員人事異動を8/1付けで発令した。
 3289人の大異動。
 郡山も多くの先生たちが異動されていた。
 福島県内で公立小中学校に通う約1万4千人の児童生徒が、すでに県内外に転校している。
 全児童生徒の1割近くにあたる。
 これからもその数は増えていくに違いない。
 おそらく先生方にとっては、福島はこれからどうなるのだろうかという思いがあるのであろう。
 他の学校へ異動し、夏休み明けから新しいクラスの担任をする先生たちもいる。
 転校が多く、クラスも落ち着かない。
 きっと多くの不安を抱えながら私の講座へ足を運ばれたのであろう。
 ★
 2時間20分の学級づくり講座。
 今、どこに力点をおいて指導していかなくてはいけないかを熱く語る。
 最後に、次のような話をした。
 
~今回の大震災の1ヶ月後だっただろうか、石巻の佐々木潤先生とメールを交換しました。
 佐々木先生も、11日学校で被災し、子供たちを守って学校へ立てこもりました。
 親や兄弟、親戚をなくした子供たちを前に何ができるか、戸惑いや無力感の日々が続いたのだというのです。
 私は、佐々木先生へメールで書きました。
 

 今まで、日本の多くの子供たちは、全てに満たされてしまっていて、生きていく目標を見失っていた。自分の欲求を満たすだけの、そのような存在の子供たちだった。
 でも、あの3月11日以来、少なくとも東北の子供たちには目標ができた。
 この東北を復興させなくてはならない。
 亡くなった人たちの分まで生きなくてはならない。
 きっとそのような目標を持って生きていく子供たちが、この東北から育っていくに違いない。この子供たちが日本の明日を背負っていくはずだ。
 それが悲惨な状況の中での唯一の希望だ。
 先生たちには、その子供たちに、生きる道筋をつけてもらいたい。
 

  このメールを出しながら、メッセージが言葉になって浮かび上がった。
 谷川俊太郎さんの「子供は…」という詩の一節である。
  私は、その一節をもじりながら次のような詩句を郡山の先生たちに伝えた。

    子供は希望
    子供はなおもひとつの希望    このような悲惨な時代にあっても
    子供はなおもひとつの喜び    あらゆる苦しさのただなかにさえ
    子供はなおも一つの幸せ     いかなる苦労がおそってこようとも
    子供はなおも私たちの理由    育て上げる理由見守る理由
    子供はなおもひとつの希望    どんなに絶望のなかでさえ


 「先生たち がんばってください」と精一杯のかけ声。 ~~~~

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