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私はずっとあなたたちの先生です!

 朝のNHK連ドラ「おひさま」を見ている。
 陽子先生が、教師を辞める。
 その場面を今日はやっていた。
 6年の担任で、卒業式を終えて、教師を辞めていく場面である。
 じ~~~~んとくる場面。
 「私はずっとあなたたちの先生です」
 陽子先生は、教室にいて、子供たちとのさまざまな場面を思い出し、そしてそこを後にする。
 今日の「おひさま」はその場面。
 ★
 「24の瞳」の大石先生と重なっている。
 いつも子供たちのために奮闘する。
 いつも子供たちを想い、泣いている。
 子供たちも、陽子先生のところへ駆け寄り、ぐるりと輪になって泣いている。
 良き時代の、良き先生像と良き子供像が描かれている。
 私もあんな子供たち相手に教師ができるならば、もう一度老骨に鞭を打っても教師をやってもいいなと思わせてくれる。
 ★
 私たち日本人は、このような先生にずっと憧れてきた。
 「24の瞳」の大石先生が、ずっと日本人の憧れの先生だったことと同一である。
 泣きべそで、リーダーシップがなく、子供たちのためにおろおろしていて、今の学校へ来るなら、間違いなく5月頃には学級崩壊になるのは目に見えている。
 そんな先生なのに、今でもどこかで「憧れの先生」のイメージがある。
 初任の先生たちも、どこかでそんな先生像を引きずっている。
 このように言うと、身も蓋もない言い方になるが、ほんとうのことを言っているのである。
 ★
 陽子先生の言葉で一番注目したのは、「私はずっとあなたたちの先生です」という言い方だ。
 卒業しても、ずっと先生と生徒でいるという関係。
 おそらく、大石先生は、ずっとそういう思いで憧れられてきたのであろう。
 しかし、私はそのこととは反対の立場で遇してきた。
 担任の時には、精一杯教師と生徒の関係を保っていくが、担任が終わったらもう関係は終わり。
 私との関係をいつまでもひきづらないで、自分の力で生きていくのだよという思いであった。
 現実的にも、ずっと先生でいられることはできない。
 ★
 卒業生が不登校になった。
 卒業生が不幸にあえいでいる。
 さまざまな情報が私の元にも確かに伝わってくる。
 私にはもう何もできない。あえて、してはならないという気持ちもあった。
 (その原則を踏み外したことは何度かあったが…)
 先生と生徒の関係が終われば、私と○○さんの関係でしかない。
 そのように思ってきた。
 いつも卒業生を送るとき、泣き崩れる先生たちのそばでニコニコと笑っている私がいることに子供たちは違和感を感じてきた。
「先生は、泣かないの?私たちとの別れが悲しくないの?」
「そりゃあ悲しいよ。寂しいよ。でも、そんな気持ちよりみんなが卒業して、新しい道へ踏み出していくお祝いなのに泣いてどうするの?」
と言う。
 子供たちは泣いてほしいのだ。
 おろおろと泣き崩れてほしいのだ。
 でも、私の表情に拍子抜けしてしまう。
 「私は今日であなたたちの先生は終わりです。今度は別の人たちがあなたたちの先生になります。その先生とうまくやりなさい。自分が学んでいく先生はいつも変わります。
そして、自分で生きていく力を発揮するのですよ」
 私なら、このような言葉かけになるのであろう。
 
 
 
  

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