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大学の教員育成ー教員採用システムの問題は明らかだ!

   上越教育大学の西川純先生がフェイスブックで次のように書かれてあった。引用したい。
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 教職大学院
.2011年7月2日 16:52 西川 純さん作成.
 教職大学院で1年間まなんだ学生が、「教職大学院で学ばずに教員になるのは犯罪だ」とつぶやきました。私も教職大学院で学ばずに教員になった一人です。彼の言葉が分かります。

 教員になった方だったらおわかりだと思います。教員は、4月1日の辞令を受け取った瞬間から「先生」と呼ばれます。そして、その瞬間から10年の経験を持った先生と同様の仕事をすることを同僚から求められます。子どもや保護者からも、当然のようにそのように期待されます。

 一方、なって仕事をし始めると、直ぐに大学で学んだことは役に立たないし、大事なことは教えてもらっていないことに気づきます。特に教員養成系大学以外で免許を取った場合(私もです)、教科内容に関しては教えてもらえますが、どのように教えるかということが殆どかけています。また、クラス経営も教えてもらいません。教科のことがいっぱい知っていれば、教えられるという教育です。

 確かに、クラスに問題が無く、子どもたちが「学ぼう」とする構えがあるクラスだったら大丈夫でしょう。でも、そんなクラス、日本に1%もあるでしょうか?

 今の教員免許状は、9割が座学で、5時間程度の教習所内の運転だけで、路上無しで免許を与えるようなものです。現状の教育実習はガチガチに実習担当教諭の保護の基でやっている実習です。それは教習所内の運転のようです。だから、私もそうでしたが採用されて4月から5月の連休までは地獄になり、とにもかくにも1年間はジェットコースターのような日々で新規採用者は過ごします。

 よく事故を起こさなかった・・・と思います。いや、対物事故はいっぱいあったと思います。人身事故は接触程度はあったでしょう。でも、十分に死亡事故を起こす危険性はあったと思います。

 日本の免許制度は、戦前の師範教育の反省に基づき、開放制度を基本としています。そのため、どんな大学でも出来る座学中心の免許制度となっています。現在、それを見直す時期に来ていると思います。なぜなら、明らかにかつてに比べ現場学校の教育力が低下し、一方、保護者からの要求は高くなっているからです。

 現状の教員採用試験は、大学入試レベルの教科内容と、最低限の人物を見る面接で行われています。でも、これでは大学入試直後の高校3年生が一番通りやすい試験です。だから、高校3年までにちゃんとした勉強をした人ならば受かります。が、受かった後にやめていく人が現在、非常に増加しています。また、やめずとも、安直な路線に陥る人も増えています。

 しっかりした実地経験を長期に受けてから教師になるべきだと思うのです。それが若い人の幸せに繋がる。
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 私が強く主張していることと、ほとんど変わらない。
 私は、とりあえず副担任として1年間経験して担任を持たせていくなどの措置をすべきだろうと思っている。
 だが、現場では本当はそうしたいが、教師の人数が足りないのである。
 西川先生は、的確に次のように言われている。

 「今の教員免許状は、9割が座学で、5時間程度の教習所内の運転だけで、路上無しで免許を与えるようなものです。現状の教育実習はガチガチに実習担当教諭の保護の基でやっている実習です。それは教習所内の運転のようです。だから、私もそうでしたが採用されて4月から5月の連休までは地獄になり、とにもかくにも1年間はジェットコースターのような日々で新規採用者は過ごします。」

 だから、初任者の7、8割はクラスを荒らしていくのである。
 その一部は、教師を辞めていく。
 これは初任者の問題というより、大学での教員育成ー教員採用の
システムがまったく現実に合わなくなっている問題である。
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 私は、現在では、初任者を荒れ果てた荒野に素手で解き放つような感覚になっている。(たとえが悪いが実際にこのような感覚だ。)
 だから、せめて「棒っ切れ」でも持たせたいという気持ちに突き動かされている。
 危機感をもつ教育委員会は、私を呼んでもらえる。
 明日の教室は、東京と京都で、今年度初任者研修会を開いてもらえた。
 なんとか、なんとか、初任者が1年目を乗り切ってもらいたいという一念である。
 

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