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夏休み明け1週間は、「銀の時間」なのである

  教職ネットマガジンの村岡さんより取材を受けた。
  https://kyo-shoku.net/
 カメラを回しながらの取材。
 今日は、「銀の時間」に何をやるのかというテーマ。
 「銀の時間」というのは、夏休み明け1週間のこと。
 「金の時間」(4月の1ヶ月)をうまくこなせなくて、うまく回っていないクラス。
 最後のチャンスがやってくる。
 それが、銀の時間。
 この1週間に、猛烈にしかも徹底して課題を追求しなくてならない。
 その話をした。
 ★
 ところが、この時間はどこの学校でも会議や研究会が詰まる。
 放課後にまとまった時間が取れない。
 だから、夏休みの作品や宿題などに対して、先生のコメントをどのようにつけていくかが後回しになっていく。
 私も若い頃、これに苦労した。
 2,3週間引っ張ってやっと作品などを返却していくことなどざらにあった。
 ★
 あるとき、子供の日記にはんこだけを押して返したことがあった。
 ほんとうなら一々コメントしたかったが、時間がなくてざっと読んで返却してしまった。
 次の日、保護者から連絡帳が来た。
「子供が先生へ向けて一生懸命書いた日記です。せめてささやかなコメントでもつけてほしかった」と書かれてあった。
 頭をが~~~~んと殴られたような衝撃を受けた。
 分かっていたのである。
 分かっていて、時間ない理由をつけてそのまま返却していた。
 保護者は、私のことを信頼していたのである。
 その信頼を裏切るようなことをしてしまったのである。
 したたかに打ちのめされて、もう二度とこんなことができないと方法を考えたことがある。
 ★
 その方法も話した。
 夏休み明け2日目の方法である。
 4時間の授業を全部夏休みの作品、宿題などに当てる。
 一部の日記や一部の自由研究を除いてすべてこの時間に夏休みの処理をしてしまう。
 夏休みの作品は、2時間をかけて作品発表会をし、その間に全部作品に私のコメントを書いてしまうのである。
 体育館などに作品が並ぶときには、全部の作品に私のコメントがついているわけである。
 宿題は、それまでは全部私が丸つけをしていたが、それを全部子供たちにやらせる。
 その内容をくわしく話した。
 ★
 夏休み明けの職員室で、せっせと丸付けをしている先生がいる。
 この大切な時間は、丸付けなどの作業をなくしていかなくてはならない。
 夏休み明け1週間は、銀の時間である。
 やらなくてはならない課題はきちんとあるのである。

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コメント

野中先生、昨日は長時間の取材対応をくださいましてありがとうございました。おかげさまでよい取材ができました。
また、ブログでのご紹介もありがとうございます。いただいたお話は、8月中旬に公開予定です。よろしくお願いいたします。

投稿: 村岡明 | 2011年7月26日 (火) 11時21分

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