徒然なるままに
女房と一緒に鎌倉へ紫陽花を見に行った。
まずは、北鎌倉の明月院。
月曜日なのに、人でびっしり。
この人たちにびっくり。
これでは、どこも人の多さに覚悟しなくてはならない。
次に、鎌倉の長谷寺へ行く。
江ノ電で長谷駅に降り立つと、そこからずっと長谷寺まで人の列。 長谷寺へ着き、紫陽花の散策路へ行こうとすると、1時間待ち。
すぐに諦める。
紫陽花を楽しむどころではない。
それでも、初めてさまざまな紫陽花を見る。
長谷寺では34種類の紫陽花がある。
「エーゲ海」(紫陽花の名前)が良い。
★
佐伯泰英ファンである。
「密命 覇者」25巻が出た。
すぐに買う。
そして、ほぼ2日間で読み上げる。
1ヶ月に2冊は、シリーズ本が出ている。
熱海に住む佐伯さんは、毎日毎日私たちにこのシリーズ本を届けるために書き続けている。
想像するだけでもゾッとする。
私は、昨年の11月の1ヶ月をかけて、「新卒教師時代を生き抜く学級づくり3原則」(明治図書)を書き上げたが、これは大変なことであった。
この経験があるので、佐伯さんの大変さがよく分かる。
★
久しぶりに小説を読んでいる。まだ途中。
長編なのだ。
「なずな」(堀江敏幸著 集英社)。
地方紙に街ダネの記事を書く40代半ばの「私」が、弟夫婦が事故と病気で入院したために、生後間もない姪の「なずな」を育てることになる物語である。
「なずなが来てから私の身に起こった大きな変化のひとつは、周りがそれまでとちがった顔を見せるようになったことだ。こんなに狭い範囲でしか動いていないのに、じつにたくさんの、それも知らない人に声をかけられる」と「私」は述懐する。
「生活とは、平穏のようでいて、毎日が別れの連続であり、二度と戻って来ない。一日一日が厳しくて、いとおしく、かけがえない。何かを始めるとしたら、こういうところから始めないといけないと思った」。
★
親しい友人のK先生の胸を借りて、国語の授業づくりをしている。 今回は、東書の5年「だいじょうぶ だいじょうぶ」「世界でいちばんやかましい音」光村3年「本は友だち」の授業づくり。
これは、「味噌汁・ご飯」授業づくりの一環である。
国語教育には素人の私が授業案を作っていって、国語の専門家のK先生にさまざまなコメントをつけてもらう。
そして、1つの授業案に仕上げていく。
これはとてもおもしろい試みだ。
どうしてこんなことをやっているかというと、私たちが作った教材研究の方法でどのように授業づくりができるかどうかの実験である。
どこにつまづきがあるか、どこに困難なところがあるか、自ら作りながら確かめているわけだ。
コミュニティハウスの談話室を借りて3時間ほどこの時間に充てる。
1時間百円。この安さがいい。
朝の9時からだったり、昼の1時からだったりする。
この談話室の表示は、「授業改善研究会」。
誰がこんな昼間から、こんなことをやっているのかと、通りがかりのおばさんたちがさかんにドアの窓から私たちをのぞく。
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