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困ったときにも<シメタ>を見つける発想法

   昔からの友人が「たのしい授業」(編集委員会/代表 板倉聖宣)を送ってくれる。
 仮説実験授業の雑誌である。
 若い頃は、この授業を行っていったこともあったのである。
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 この代表が板倉聖宣先生。
 昔、雑誌「ひと」の編集委員をされていた方でもある。
 もう80歳前後の歳ではないだろうか。
 一度だけ間近でお会いしたことがある。
 三原色のキミ子方式を習いに行った時のこと。
 松本キミコさんから実際に教えてもらう講座であった。
 その時に板倉先生が見えて、私の絵をガムテープで貼り付けるときに手伝ってもらったことがある。
 ガムテープがうまく貼り付けられなくて、板倉さんが「もう一度やり直そうか」と言われたとき「もうこれでいいです」と言ったのである。
「私ならもう一度やり直すけどね」と言われてしまった。
 私はズキッと心痛んだ。
 私のいい加減さを厳しく指摘されたように思えたのである。
 今でもこのことはよく覚えている。
 ★
 「たのしい授業」5月号に板倉先生が書かれていたことがとても印象に残った。
 今回の大震災で3月27~28日の<東日本たのしい授業フェスティバル>が中止になりそうなときのこと。
 板倉先生は書かれている。

 何か困ったことに出会ったとき、多くの人びとは、ただ嘆き悲しむことしか出来なくなります。そんなとき私には、日ごろ自分に言い聞かせている一つの<発想法>を思い起こします。「困ったときには、きっとシメタと思えることがあるものだ。その困ったことを利用して<シメタ>と思えることを見つけ出して一歩を踏み出すといい」というのです。それなら、今回の大震災という困難に当たってその発想法を応用して考えたら、どんな<シメタ>が見つかったでしょうか。

 このシメタを利用して、次のように考えられていく。

 そこで私は、フェスティバルをやるかどうかを検討する席で「<フェスティバル>の開催は断念するにしても、その会場が使用不能になったわけでもないし、その日会場に来ることのできる人びともかなりいるはずです。そこで<今回の大震災に対処する教育問題についての緊急研究会>を実施したい」と提案したのです。

 結局、150名の人たちが集まったというのである。
 とても示唆的な話である。
 板倉先生もがんばっておられるのだ。
 私もがんばらねばと思った次第である。

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